東京大学駒場キャンパス内のカフェ【CAFETERIA KOMOREBI】のコーヒーを監修させていただきました!|オリジナルブレンド卸先紹介

2024.03.22


THE COFFEESHOPではカフェや飲食店のコーヒーの監修・コンサルティング・コーヒー豆卸のご依頼を承っております。今回はTHE COFFEESHOPの焙煎所・ROAST WORKSのすぐ裏手にある、東京大学駒場キャンパス内のカフェ【CAFETERIA KOMOREBI】で提供するコーヒーの監修をさせていただきました!

東京大学駒場キャンパス・CAFETERIA KOMOREBI

東京大学・駒場キャンパスは、主に教養学部、理学部数学科の生徒さんたちが通う東京大学キャンパスのひとつ。国際的なキャンパスを目指しており、留学生比率が東大のキャンパスの中で最も高いそうで、それもあってかオープンで開かれたイメージがあります。

キャンパス内を東西に抜ける通りにはイチョウ並木が並び、秋には一面の黄色い紅葉が見られます。また、グラウンド側には桜並木もあり、春にはお花見を楽しむ人たちの姿も。地域に根ざした気持ちの良いキャンパスですね。

CAFETERIA KOMOREBIは、そんな駒場キャンパス内で学生さんたちの憩いの場となっているカフェ。21KOMCEE Westという建物の地下1階に位置します。座席とテーブルは広々としたスペースに広がり、ル・コルビジェのデザインしたレプリカチェアに座ってゆっくりした時間を過ごすことができます。

カフェではパンやサンドイッチ、チョコレートと一緒にコーヒーが販売されており、今回THE COFFEESHOPではCAFETERIA KOMOREBIのオリジナルブレンドを開発。新しく導入したブリューイングマシンのレシピ設定から監修に入らせていただきました。

2種類のオリジナルブレンドを開発

今回は東京大学生協様からのご依頼でのブレンド開発でしたが、事前に学生さん向けにアンケートを実施。どういう場面・時間帯でコーヒーを飲みたいのか、具体的にどういうテイストのコーヒーが欲しいのか、などといった項目を、直接学生さんからヒアリングしました。

アンケートの結果、①酸味がありフルーティでさっぱり飲めるコーヒー、と②苦味や焙煎味の強い重ためのコーヒー、の2種類が欲しいという声が。そこで、朝や午前中に爽やかに飲める『KOMABA FRUITY』と、昼食後や勉強に集中したいときに飲みたい『KOMOREBI MILD』の2種類をご用意させていただきました!

KOMABA FRUITY

『KOMABA FRUITY』に使用したのは、ブラジルの中煎りとエチオピアの浅煎りの2種類。甘さと質感がよくテイストバランスに優れたブラジルをベースに、華やかでフルーティな香りをもつエチオピアをブレンドの顔に据えました。比較的浅煎りのバランスですが、酸味を強く出すのではなく、香りと甘さでフルーティさを表現したので、どなたでも飲みやすい味わいに仕上がっていると思います。

KOMOREBI MILD

『KOMOREBI MILD』に使用したのは、ブラジル、ホンジュラス、グアテマラの深煎り3種類。コーヒーらしい苦味としっかりした口当たりがありつつ、チョコレートやナッツのような甘さも大切にしています。また、スペシャルティコーヒーらしいほのかな果実の酸味も感じるバランスに。ブレンド名にあるとおりマイルドな味わいで、こちらのブレンドはカフェラテなどエスプレッソ系のメニューにも使用しています。

もちろん厳選したスペシャルティコーヒーを100%使用

今回の2種類のブレンドには、もちろんすべてTHE COFFEESHOPが厳選したスペシャルティコーヒーのみを使用しています。スペシャルティコーヒーと認められるためには、国際資格・Qグレーダーによるカッピング評価において80点以上という品質基準を満たし、かつコーヒーノキの栽培からチェリーの精製、物流、焙煎、抽出に至るまで徹底した品質管理と、透明性のある取引が必要です(From Seed to Cup)。

また、今回のブレンドで使用しているコーヒーの一部は、サスティナブルなコーヒー生産に取り組む生産者団体・GOOD COFFEE FARMSから買い付けた生豆を使用。資源の限られたコーヒー生産国において、水・電気・燃料使用ゼロの自転車でつくるスペシャルティコーヒー生産に取り組んでいる団体です。

産地にとって非常に貴重な水と電気を使わずにコーヒーの精製が行えるだけでなく、透明性をもった取引によって生産者へ適切な報酬が支払われます。彼らの手掛けたコーヒーを飲むことは、巡り巡ってサスティナブルなコーヒー生産の実現へ貢献することにもなるのです。

業務用フルオート本格コーヒーマシン最上位モデルで抽出

CAFETERIA KOMOREBIでのコーヒー抽出は、Melita Japanさんが取り扱う業務用フルオートコーヒーマシンの最上位モデル、『Melitta Cafina XT8』。その大きな特徴は、ACS®という自動コーヒークオリティ管理システムです。
長く使用するコーヒーマシンは、焙煎豆の状態やグラインドする刃の摩耗などによって抽出が少しずつズレていくのが当たり前ですが、このCafina XT8では抽出時間のブレを感知すると自動で微調整を行い、常に安定したクオリティの抽出を目指してくれます。

今回の導入にあたっては、マシン設置に先立ってメリタさんのショールームへ伺わせていただき、営業担当の方と綿密なレシピ調整を実施。複雑な風味をもつスペシャルティコーヒーの抽出はフルオートマシンでは難しい挑戦でしたが、納得のいく調整ができたと思います!

東京大学駒場キャンパスで美味しいスペシャルティコーヒーをお楽しみください!

THE COFFEESHOPのスペシャルティコーヒーが楽しめるCAFETERIA KOMOREBIは、大学の長期休暇中を除き、平日10:00〜17:00で営業中。また、駒場キャンパスのすぐ裏手にはROAST WORKSもありますので、もっと他の種類のコーヒーも飲んでみたい!という方は是非あわせてお越しくださいませ。

コーヒー導入の監修、コンサルティング、コーヒー豆卸のご相談は、お問合せフォームからお気軽にご連絡ください。クライアント様のご要望やご予算に合わせて、最適なプランをご提案させていただきます!


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