2015.12.22

保存期間別!最も風味を損なわないコーヒー豆の保存方法 2020年更新

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コーヒー豆を長期保存すると、どのように味が劣化していくのか。また、保存中のコーヒー豆の風味にマイナスダメージを与える要素はなにか?1ヶ月程度、保存してしまったコーヒー豆はもう飲めないのか?コーヒー粉の場合はどのくらい保存できるのかなどなど。コーヒー豆の保存にまつわる素朴な疑問にお答えしていきます。

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目次

【最新】1ヵ月を超える保存は「紫外線カットの高性能保存バッグpake 」 :2020年追記

上記、検証結果を踏まえ、THE COFFEESHOPではオリジナルのコーヒー豆保存バッグを発売いたしました。

コーヒー保存バッグpake

THE COFFEESHOP オリジナル保存バッグpake
→ ご購入はこちらから

市販ジップバッグのメリット(コーヒー豆の量に合わせて小さく畳めて、空気との接触を避けられる)と、保存缶・キャニスターのメリット(遮光性と耐久性)。これらを併せ持つ高性能な保存バッグです。

コーヒー豆保存における宿敵である、空気(酸素)、水分、温度(高温)、光(紫外線)。これらとの接触が少なく、なおかつ丈夫で長持ち。見た目もオシャレなので、アウトドアへ持ち運ぶ際も、気分を高めてくれる優れものです。

高性能保存バッグpakeによるコーヒー豆保存検証の気づき

常温にて、3ヵ月ほど保存してみました。焙煎時より若干フレーバーが弱くなるものの、ネガティブな要素はなく、美味しいコーヒーのまま保存されていました。

所感として、ジップ部分がしっかりしており、密閉性が高いことがよくわかりました。裏面が透明になっていて、中の豆が見える構造がオシャレでいいですね。これで紫外線を通さないというのは驚きです。

コーヒー豆は保存期間によって、最適な保存方法が違うってご存知ですか?

みなさんは、以下の疑問に対する答えをお持ちでしょうか。

Q:コーヒー豆を長期保存すると、どのように味が劣化してしまうのか?
Q:保存中のコーヒー豆の風味にマイナスダメージを与える要素はなにか?
Q:1ヶ月程度、保存してしまったコーヒー豆はもう飲めないのか?(美味しさという点で)

これは、コーヒーの保存方法の検証を始める前にWeb担当の私が抱いていた疑問です。自宅のコーヒー豆の保存方法を思い出してみると、なんとなく良さそうな保存容器を使用して、なんとなく大丈夫そうな保存場所においていませんか。

抽出技術やカッピングを勉強することはあっても、保存方法を見直すことって意外とないように思います。ですが、コーヒーの抽出においてコーヒー豆そのものの品質は思いのほか重要です。

なぜなら、100点の品質のコーヒー豆をどれだけ上手く抽出したとしても120点、140点にはならないからです。保存方法に失敗した品質60点の豆で、60点以上の味が生まれることはありません。

だからこそ、自宅でコーヒーを淹れる方には「コーヒー豆の管理」を知っていただきたいと思っています。

そこで、THE COFFEESHOPでは最適な保存方法を見つけるための検証を実際に行い、保存期間によって最適な保存容器も環境も違うということが判明しました!!

それでは、さっそく、保存期間別の最適な保存方法をご紹介していきましょう。みなさんも自分のライフスタイルに合わせて、ぜひ実践してみてくださいね。

焙煎後5日間の保存は「保存缶・キャニスター × 常温」

まずは焙煎から5日間コーヒーを保存する方法です。焙煎後5日目は、ガスの放出も落ち着き、味もしっかりと出るため、1番の飲み頃といえます。一週間以内に飲み切ってしまう場合は、一般的なコーヒーの保存缶・キャニスターのような、遮光性があり密閉できる容器で常温保存が最適です!

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合わせて読みたい
→ コーヒー豆の保存方法|素朴な疑問に焙煎人がお答えします

保存缶・キャニスターによる保存検証の気づき

5日目では、密閉ができて光を通さない容器であれば、どの容器でもコーヒーの質に差が生じませんでした。(常温保存の豆に比べて、冷蔵庫や冷凍庫のものはフレーバーが少し弱く感じました。)

あくまでも個人的な感想にはなってしまいますが、あまり差が感じられなかったので、そこまで保存に気を使わなくていいのかなというのが正直な感想です。5日程度で飲みきってしまうのであれば、急激な温度変化、特に高温になる箇所だけ避ければ、冷蔵庫や冷凍庫にいれておく必要はありません。

焙煎後2週間の保存は「密閉袋(ジップバッグ) × 冷蔵」

続いて、焙煎から2週間コーヒー豆を保存する方法です。多くの方が購入した豆を飲み切るかどうかの期間である2週間後。おそらく、コーヒー好きのみなさんが最も知りたい保存期間でしょう。

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2週間程度の少し時間をかけて飲み切るという方の場合には、完全密閉できる容器(ジップロックなどでOK)で、できるだけ空気を抜き、冷蔵庫での保存がおすすめです。

密閉袋によるコーヒー豆保存検証の気づき

2週間からは、保存方法によってコーヒーの味に少し差が生じていました。密閉性の高い容器の評価が高く、冷蔵庫に入れたものも良い状態でした。余分な空気を抜いて保存できるため、前述の保存缶よりも空気に触れる面積が少なかったことも、この結果になった理由です。

さすがに焙煎したての新しいものと比べると差はありますが、フレーバーを十分に感じられ、満足できる味だったことには驚きました。

コーヒーのフレーバーとは
→ フレーバーの表現を知ると コーヒーの世界はもっと楽しくなる

完全にフレーバーが抜けてしまったり、酸化したネガティブな味は感じられず、僅かに冷蔵庫で保存したものが美味しく感じられました。冬場などはそのまま室内でいいですが、室内が高温になる夏場などは冷蔵庫のほうが良いかと思います。

焙煎後1ヶ月の保存は「アルミバッグ × 冷凍」

続いて、焙煎から1ヶ月間コーヒー豆を保存する方法です。

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1ヶ月保存しておくというのは、あまり想像できないかもしれませんが、コーヒーを買いすぎてすぐには飲めない時の保存方法として覚えておくとよいでしょう。

1ヶ月以上の長期間コーヒー豆を保存する場合には、完全密閉できる容器でできるだけ空気を抜いて冷凍庫での保存が最適です!

アルミバッグによるコーヒー豆保存検証の気づき

1ヶ月経つと保存方法によってはしっかりと劣化がみられました。日光に当たっていたものや、針金で封をするクラフトバッグは密閉性が弱く空気に触れてしまっていたのか、嫌な酸味が感じられました。

検証で意外だったのが、1ヶ月後でも適切な保存をしていれば美味しかったということです。味の印象としては、保存期間が長くなればなるほど、フレーバーや甘さの量が減少し、物足りなさを感じるという印象でした。

*THE COFFEESHOP では、劣化防止のため『エージレス』を豆袋に同梱しています。
→ オリジナルドリップバッグコーヒーの賞味期限は?ガス吸収材検証

フレーバーや甘さの弱くなったコーヒー豆で美味しく抽出するには!

少し豆量を増やすなど調整することで美味しく飲むことができます!!また、一度に大量にコーヒー豆を購入される方は、1〜2週間で飲みきれるよう小分けにし、使わない分を冷凍庫に閉まっておくとという活用方法をおすすめします!

コーヒー粉(挽き豆)の保存期間は短い!

上記はすべてコーヒー豆の状態での検証でしたが、じゃあコーヒー粉(挽いた豆)の保存はどうなんだ?ということで、こちらも検証してみました。

豆のままと粉に状態とで、アルミバッグに保存。1日1回10秒程度開封する条件で、14日間保存し、味の変化を確認してみました。

結果は以下の通り。

コーヒー粉の保存

豆のままで14日間保存した状態を10としたときの、挽き豆の評価は、

香り:5
酸味:5
苦味:8
甘さ:6
後味:4

でした。(豆のまま保存した場合は、保存前とほぼ変化なし。)

ジップ付きのアルミ蒸着バッグとはいえ、1日1回開封する(1日1回飲む)ことを考えると、14日間の保存は難しいですね。コーヒー粉で購入する場合は、長く保存することを考えず、2~3日以内に飲み切るようにしましょう。

保存検証のまとめ

今回の検証結果をもとに、保存に関する3つの疑問に答える形でまとめてみましょう。

Q:コーヒー豆を長期保存すると、どのように味が劣化してしまうのか?

A:適切な保存をしていれば、酸化したネガティブは感じないが、フレーバーや甘みが抜けていき、もの足りない味になった。

Q:保存中のコーヒー豆の風味にマイナスダメージを与える要素はなにか?

A:水分はもちろんですが、長期にわたり太陽光に触れていたものは不快感の残る味が出てしまっていた。

Q:1ヶ月程度、保存してしまったコーヒー豆はもう飲めないのか?(美味しさという点で)

A:1ヶ月ほどの保存でも、劣化の要因である光や空気、水分に触れるような保存をしていない限り、不快感の残る嫌な味は感じられなかった。

そうはいっても、やはり美味しいうちに飲み切る量を買うというのが1番のおすすめです。

これは、あくまでも飲み切るのに長期間かかってしまうという場合に参考にしていただくものであり、冷凍庫で保存すればいいから1ヶ月分の豆を買うことをおすすめしているわけではありません。我々がオススメしている2週間以内に飲み切る量を買うことを心がけてくださいね!

また、保存方法と合わせて水分にも注意しましょう!

コーヒーは水に濡れてしまうと抽出が始まってしまうので、急速に劣化してしまいます。劣化要素である4つ(水分・空気・光・温度)を準備編でご紹介しましたが、この中で特に気をつけなければならないのがこの水分です。

冷蔵庫や冷凍庫で保存する場合は温度差で結露してしまうので、取り出している時間は最小限にすることや、小分けにして保存するなどの対策が効果的です。保存容器が濡れていたり、濡れているメジャースプーンなどを使ってしまうと抽出がはじまってしまいますので気をつけてください。

それでは美味しいコーヒーを最適な保存方法で、素敵なコーヒータイムをお過ごしください!

BEANS NAVIバナー記事下

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