流石の実力!高級ドリッパー cores コレス ゴールドフィルター で淹れるクリアなコーヒー

2019.12.12


コーヒーツウなら知らない者はいないと言われる高級ツール『コレス ゴールドフィルター』 。展示会や売り場で見かけたものの、お財布と相談の上、これまで購入を躊躇してきた方も多いのではないでしょうか。

コレス ゴールドドリッパー

これ、素晴らしいですよ。笑

特徴、使い勝手など、お伝えしていこうと思います。

コレス ゴールドフィルター とは|特徴について

ゴールドフィルターは、コーヒーツールブランド cores のハンドドリップ用フィルターです。coresのキャチコピーは、『Coffee as it is』。見た目は同じでも、1杯1杯異なる個性を持つコーヒーの『それぞれ』を『そのまま』に楽しむことをコンセプトに、スペシャルティコーヒー関連のグッズを販売しています。

cores coffee 公式サイトはこちら
https://cores.coffee/

今回検証に用いたのは、円錐型のゴールドフィルターとサーバーのセット。一度の抽出で挽き豆40gくらいまで対応可能な中型のドリップセットです。

特徴として特に注目したいのは、このあとご紹介するしていきますね。先に商品スペック、記載しておきます。

ゴールドコーンフィルター&サーバー

型番:C750GD
サイズ:W18.5cm×D14.5cm×H19.0cm
乾燥重量:400g
フィルター材質:24金メッキSS
サーバー材質:耐熱ガラス120度
サーバー容量:500ml
抽出量:2〜4杯
定価:12,000円(税別)

ユニークポイントは『縦長メッシュ』と『フラットボトム』

では、ゴールドフィルターの特徴的なポイント2つ、ご紹介していきます。

ゴールドフィルター

メッシュ穴の形状は縦長

一つ目は、メッシュ穴の形状。目が細かく、遠目で見るとキッチン用のコランダーのように見えます。しかし、近づいてみると、、、

ゴールドフィルターのメッシュ

ご覧のように、縦長の穴が半ずらしで連続されている、なんともユニークな構造。これにより、コーヒー豆による目詰まりを起こしにくくしているとのこと。

穴は、フィルター内部から外に向かって打ち抜いており、お湯が通りやすいようにも工夫されているようです。なかなか凝った作りですね。

メタルフィルターの目

↑ ちなみにこちらがTHE COFFEESHOP店頭で使用してる able brewing社 のステンレスフィルター『KONE』の穴。ゴールドフィルターと比べると、小さくかつ少ない構造であることがわかります。

底部分はフラット

もう一点、特徴的な部分は、円錐の底(てっぺんと言うべきか?)の形状。

↑ 左がゴールドフィルター。右がKONE。形状の差、お分かりいただけますでしょうか。

ご覧のように、ゴールドフィルターは、先がフラットなつくりになっています。これによって、抽出時、底部分に濃い液が溜まらず、過抽出を防いでくれるとのこと。

円錐型の、特にペーパーフィルターに言えることですが、底部分は溜まった微粉の影響で、抽出後半に湯が抜けにくくなってしまいます。それを防ぐためには、湯のコントロールが必要不可欠です。

しかし、ゴールドフィルターのこの特徴。過抽出を防ぎ、クリアで美味しいコーヒーを淹れる『必殺技』になるのではなかろうか。

素材と構造特性から生み出されるクリアなドリップコーヒー

実際にハンドドリップにて、ゴールドフィルターの実力を確かめてみたいと思います。

コレス ゴールドフィルター ドリップ

抽出レシピは、V60ハンドドリップと同じものを使用。

V60ハンドドリップの抽出レシピはこちら
→ ハンドドリップ式コーヒー おいしい淹れ方|道具・豆量・温度・コツを徹底解説

↑ こちらがゴールドフィルターを用いてドリップしたコーヒー。メタルフィルターKONEで抽出した場合と同じような見た目。ペーパーフィルター使用時ほど、透明感はありません。

よく見ると、表面にはコーヒーのオイル分が見えます。スペシャルティコーヒーは、オイル分も美味しさの要素であり、味わいたい部分。フレンチプレスでの抽出ほどではありませんが、豆をまるごと味わうという感覚、感じていただけるかと思います。

さて、肝心な味はいかがなものか。

ロースター萩原コメント

金メッキの効果もあってか、非常にクリアなコーヒーに仕上がりました。

抽出時は、とにかくお湯の透過スピードが早い。よほどゆっくり注がない限りは、過抽出になる心配はないと思います。

早く注げば注いだだけ透過していくので、湯量のコントロールが不安定な初心者の方には、味を安定させるのがやや難しいかも。ただ、ペーパーフィルターと違ってオイル分までしっかり抽出できるので、早く落ちすぎたとしても物足りないとは感じにくいかもしれません。

また、中級者以上の方にとっては、湯量のコントロールで、いろいろなレシピを試すことができるので、非常に懐の広いアイテムだなと感じましたね。

私自身も、いろいろ試してみたいと思いました。いつものV60のレシピ通り2分半〜3分で落ちきる想定だったのですが、お湯の透過が思ったよりも早く、2分ちょっとで落ちきってしまいました。

落ちきるのが早い分、それはそれでスッキリした感じになって美味しくはなりますが、あと一息調整したいといったところ。早い透過スピードを利用した、高温・短時間抽出レシピを作ってみたいですね。

まとめ

以上、コレス ゴールドフィルターのレビュー、お届けいたしました。今回は特徴のご紹介のみとなりましたが、この後きっと萩原が最適なレシピを導き出してくれるものと思います。ご期待ください。

合わせて読みたい記事

自分にあったドリッパーを見つけたい
→ レベル別|コーヒードリッパーおすすめランキング

メタルフィルターでのハンドドリップを覚えたい
→ How to Brew ハンドドリップ|メタルフィルターでのコーヒーの淹れ方

コーヒーのオイル分について知りたい
→ コーヒーのオイル分とはなにか

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