BDS MAGAZINE|2018年10月10日

2018.10.10


多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする THE COFFEESHOP BDS MAGAZINE。2018年10月10日出荷の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

目次

  • ごあいさつ
  • 10月10日発送のコーヒー紹介
  • コーヒーチェリーの”生産処理”とは
  • 次回BDS発送予定

ごあいさつ

こんにちは!すっかり季節が秋めいてきましたね。
気温の寒暖差が激しいので、体調管理にはくれぐれもお気をつけくださいませ。

さて、去る9月末には、何度もご紹介しておりましたSCAJ 2018が開催されました!
2日間会場にいたのですが、場内にはコーヒーの香りがそこかしこから広がり、超一級のシングルオリジンのカッピングや、最先端のコーヒー器具のブースなど、いちコーヒー好きとして堪らない2日間となりました。

そして、ロースターの萩原が参加したローストマスターズチームチャレンジでは、最高の結果も残すことができました!

詳しくは後ほど、豆紹介のあとにご報告させていただきます!

10月10日発送のコーヒー紹介

それでは本日発送のコーヒーのご紹介です!

【Brazil / Alta Gracia Washed ブラジル / アルタグラシア ウォッシュト】

アルタグラシアは、クオリティの高いファゼンダIP農園のものの中から、さらにクオリティの高いものを集めたロットです。

イエローブルボンとブルボンが栽培されており、他のエリアよりもゆっくりチェリーが熟し、それを手摘みしていきます。

アルタグラシアでは、伝統的なナチュラルと同様に、アフリカンベッドでのナチュラル、パルプドナチュラル、ウォッシュドを作っています。

ファゼンダIPは、ルイス・パウロディアス・ペレイラの父、イシドロ・ペレイラによって1967年に購入されました。

ルイスは、農業について勉強し、彼の父と協力していく事で、生産量とクオリティの向上に努めてきました。

今回ご用意させて頂いたのは、そんなブラジル/アルタグラシア農園のウオッシュトプロセス。

コーヒー通の方なら既にお気づきかもしれませんが、ブラジルでウオッシュトプロセスを行なっている農園は、数が少なく、非常に珍しいものです。

ブラジルで行われている精製処理は、そのほとんどがナチュラルかパルプトナチュラルです。

今回のロットは、ブラジルのカルモコーヒーというインポーターが、中米やアフリカで行われている精製処理のプロセスを現地へ見に行き、そこで習得したものを実験的に行ったもの。

こちらはその中でも、ケニア式のアフリカンベッドを使用したウオッシュトプロセスとなります。

所謂ブラジルのイメージを大きく変えるような、フルーティでクリーンな風味には驚きです。

パッションフルーツやグレープフルーツなどの明るい酸と、その奥にはブラジルらしいアーモンド感も感じることができます。

貴重なブラジルのウオッシュトプロセス、ぜひお楽しみくださいませ!

【Honduras / Montecillo ホンジュラス/モンテシージョ】

近年、スペシャルティコーヒーの品質が飛躍的に向上してきているホンジュラス。中でもインティブカ県のポッソネグロは、注目のマイクロオリジンで、上質なテロワールを擁し、国内・国際品評会で、毎年上位に名を連ねています。

当農園は3代続く家族経営の農園で、ウィルメル氏も家計を助ける為に幼い頃から働いてきました。

苗床から苗木を移す等簡単な作業から始め、長年経験を重ねた結果、自ら農園管理が出来るまでになりました。

0.2haの僅かな土地から始め、資金を貯めながら土地を拡張していき、今日では8haで栽培出来るまでになっています。

規模が大きくない為、木一本一本に注意を払う事が出来、その結果安定したカップクオリティを実現・提供出来ています。

今回ご紹介するロットは、オレンジのような鮮やかなフレーバーも魅力ですが、なにより、糖蜜のようなリッチな甘さが特徴的なカップです。

長く続く甘い余韻は、涼しくなってきた今の季節にぴったりです。

カップオブエクセレンスでも上位を独占する、ポソネグロ産のマイクロロット、ぜひゆっくりとお楽しみください!

ローストマスターズ チームチャレンジ 2018 関東Aチームとして優勝しました!

SCAJ 2018にて行われた、ローストマスターズ チームチャレンジ 2018。今回、関東Aチームの一員としてロースター萩原が参加し、見事優勝を果たすことができました!!

THE COFFEESHOPとしては2年連続の出場となる今大会。その主な目的は、普段なかなか顔を合わせる機会の少ない焙煎士たちが交流することで、チームワークによる焙煎にフォーカスし、個人では成し得ないほどに焙煎を深掘り、焙煎技術の向上を目指すことです。

また、焙煎士同士の新たな出会いや繋がりを産む、貴重な機会でもあります。

参加者たちは、地域ごとに北海道・北陸・東北・関東A/B・関西四国中国・九州の7チームに分けられます。

それぞれのチームに共通の課題豆が配られ、それぞれのプランで最高の焙煎を目指していくことになります。

今回の課題豆は、インドのナチュラルプロセスでした。豆自体が柔らかいため表面が焦げやすく、また煎り止めのスイートスポットがとても少ない、非常に焙煎が難しい課題豆でした。

実際の検証は1ヶ月間に渡り、様々な焙煎機、焙煎アプローチを試しながら、その都度カッピングを繰り返し、理想のカップへ近づけていきます。

今回のチームチャレンジでは、優勝という最高の結果を得られたことはもちろん、素晴らしいチームメンバーの皆さんと出会えたことが非常に大きな収穫でした。

ある種、孤独に豆と向き合う宿命にある焙煎士ですが、同じ悩みを共有できる仲間ができることで、一人で考え込むよりも、遥かに成長を感じることができました。

今後も、今回のチームメンバーの皆さんとは一緒に切磋琢磨していきたいと思っています。そして最終的にはもちろん、普段豆を購入いただく皆様に、より素晴らしいコーヒーをお届けできるよう、精進して参ります。

今後もTHE COFFEESHOPでは、さらなる品質の向上を目指して色々な競技会などに積極的に参加していく予定です!

皆様、ぜひ応援のほど宜しくお願い致します!

そして、今回のチームチャレンジで使用したインド/カラディカン ナチュラル を、少量ですが入荷することになりました!

近日発売予定となりますので、こちらもチェックしてみてください!

次回BDS発送予定

それではみなさま、良いコーヒーライフを!

次回BEANS DELIVERY SERVICEの発送は、2018年10月24日(水)を予定しています。


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