スペシャルティコーヒーマスターへの道 vol.1スペシャルティコーヒー専門店でお好みのコーヒーを選ぶ

2017.05.09
SHERE

THE COFFEESHOP では、そのタイミングに美味しいと思えるスペシャルティグレードのコーヒー豆のみを仕入れ、自社で丁寧に焙煎し、ご提供しております。

しかしながら、コーヒー初心者の方には少し取っ付きにくいイメージになってしまっているのが、スペシャルティコーヒーというものです。

そもそも普通のコーヒーとは何が違うんだろうか?そんな疑問をお持ちの方へ、スペシャルティコーヒーデビューへの道をお届けいたします。

ウマカケバさん、いつものコーヒーライフを教えてください

今回みなさんに代わってスペシャルティコーヒーデビューに挑むのは、毎年 THE COFFEESHOP とのコラボ商品やイベントも大好評なイラストレーター・ウマカケバクミコさん。

ウマカケバさん:

コーヒーは、ほぼ毎日飲んでます。自宅で仕事しながらも飲みますし、出先でも良く飲みます。

あまりこだわりがあるわけではないので、カフェからコンビニからインスタントまで、なんでも構わずといった感じですね。たまに挽き豆で購入して、自分で淹れたりもしています。

成澤:

最近はコンビニのコーヒーもコスパいいですからね。THE COFFEESHOP みたいな専門店にもよく行かれますか?

ウマカケバさん:

よく行きます。ただ、いつもメニューが難しいなって思います(笑)。産地?農場?どれを選んだらいいか迷って、いつも結局『本日のコーヒー』みたいなのをオーダーしちゃいます。

スペシャルティコーヒー専門店でのオーダーのコツは、気軽に聞くことです

ウマカケバさんのように、スペシャルティコーヒーのメニューを見て戸惑ってしまう方は多いと思います。

それもそのはず。コーヒーの銘柄名は、私たち日本人には馴染みのない言葉なので、単純に読みにくい。そして、銘柄名から味のイメージがつきにくいというのが、戸惑ってしまう理由ではないでしょうか。

わざわざ産地名の他に農場名まで記すのにはわけがあります。

スペシャルティコーヒーは、世界各地の品評会でグレーディングされた最上級の豆なのですが、スペシャルティグレードになれる豆は、おおまかな産地よりももっと細かく区分された農地の情報が不可欠なのです。

成澤:

スペシャルティコーヒーとして世に出回る銘柄は、基本的には生産履歴が追跡可能なものしかありません。なので、今ここでお出しするコーヒーも、辿っていけば生産者までのルートがある程度わかる、という安心感もあります。

一年くらいスペシャルティコーヒーを嗜んでる方ですと、今年の〇〇さんが作ったコーヒーはどう?なんていう会話になったりもします。

ただ、最初は好みの味から入っていただいた方がわかりやすいと思いますので、お気軽に好みを言ってくだされば、一緒に選ばせていただきます。

ウマカケバさん:

それは嬉しいですね。私は苦くて濃いやつをミルクと合わせるのが好きです。でも今日は、あえて爽やかな感じのコーヒーをストレートで飲んでみようかな。

成澤:

それならパナマ・エリダハニーがおすすめです。パイナップルや赤りんご、キャラメルのような風味があって、はちみつのような甘さもあります。

ハニーというのは、はちみつのような味がするという意味ではなく、コーヒー豆を精製する際の乾燥工程の方法の名称です。甘さと透明感のバランスが取れた豆に仕上がりますが、管理が難しいという特徴があります。

ウマカケバさん:

自分で選べるようになるまでは、こうして聞いてしまうのがいいですね。聞くときに必要な好みって、苦味のほかになにがありますか?

成澤:

苦味の他には、酸味、甘さ、香り、質感、後味などがあります。コーヒーのフレーバーは食べ物で表すことが多いので、チョコレートっぽい感じとか、フルーツっぽい感じとか言っていただいても大丈夫です。

淹れ方が選べるもの専門店ならでは

THE COFFEESHOP では、淹れ方もご指定可能です。フレンチプレス、エアロプレス、ハンドドリップからお選びいただけます。

ウマカケバさん:

これもどう違いがあるのか、あまり知りませんね。ハンドドリップしかやったことないですし。

成澤:

フレンチプレスは豆をお湯に浸して抽出する方法なので、オイル分もしっかりと出て、豊かな味わいになるのが特徴です。ハンドドリップはお湯を通す抽出方法なので、フレンチプレスよりもすっきりとした味わいです。エアロプレスは短時間で抽出するので、よりスッキリとした味わいになります。

ウマカケバさん:

エアロプレス興味ありますね。注射器みたい。淹れてるところ見てみたいので、これでお願いします。

豆選びにしても、淹れ方の指定にしても、お店の方に聞いてしまうのが一番スマートなのかもしれませんね。

成澤:

そうですね。オンラインショップでも同じようにわかりやすく解説していますので、その感覚で選んでいただければいいと思います。

というわけで、無事スペシャルティコーヒーのオーダーができるようになったウマカケバさん。ここからさらにご自宅で楽しめるようになるまで、しっかりフォローさせていただきます。次回更新をお楽しみに。

WRITER

THE COFFEESHOP

THE COFFEESHOPの最新ニュース、イベント情報などをお届け。

PICK UP ITEM

関連記事