2019/2020ニュークロップ買い付け!中米ホンジュラス探訪記【vol.1 ホンジュラスまでの道のり】

2020.10.08
SHERE

新型コロナの世界的流行が起こる直前の2020年始め、ニュークロップを求めて地球の裏側、中米ホンジュラスへ買付トリップに行ってきました。

短い日程での弾丸トリップでしたが、ホンジュラスという国をより深く知り、素晴らしいクロップに出会えた、最高のツアーとなりました。

今回買い付けたニュークロップは、日本初上陸・THE COFFEESHOP限定ロット!

カッパー全員がスコア92点以上つけたプレミアムクロップ!など、ユニークですばらしいものばかり。

先日コンテナが日本に到着したとの連絡があり、順調にいけば11月からTHE COFFEESHOPで販売できると思います。

今回は、その買付トリップの様子を、数回に分けてお届けします!

ホンジュラスまでの道のり

最初に、ホンジュラスという国をよく知らない方も多いと思いますので、まずは基礎情報を。

ホンジュラスは地球の裏側。日本からのアクセスは30時間以上となかなかハードです。

HONDURAS

【国土】 112,500 km²(日本の1/3程度)

【人口】 958.8万 (2018年)(神奈川県の人口より少し多い程度)

【コーヒー生産量】 447,000トン(なんと、中米では第1位、世界では第6位の生産量)

【立地】 標高が高い山が多く、火山性の土壌と、高品質のコーヒー生産に恵まれた条件が整っており、毎年すばらしいスペシャルティコーヒーを生産しています。

見所いっぱいヒューストン

成田からヒューストン(アメリカ)経由で首都テグシガルパ(ホンジュラス)を目指すのですが、トランジットが悪くヒューストンで1泊する必要があります。ということで、まずは、見所いっぱいの経由地ヒューストンを少しご紹介します。(コーヒーの話がなくて恐縮です…)

Gerald D. Hines Waterfall Park / Williams Waterwall

市街地に突如現れる人工の滝は20mの高さ!すごい迫力。

そして、気になっていたD2Cのリアル店舗もたくさん!

  • WARBY PARKER

    アメリカ版JINS的な安価なメガネ屋さん

  • WARBY PARKER

    アメリカ版JINS的な安価なメガネ屋さん

AWAY

D2Cの老舗キャリーバッグメーカー

MUSEUM OF FINE ARTS HOUSTON

近代的な外観と展示の美術館

  • SALTGRASS STAKE HOUSE

    もちろん夜はテキサスステーキ!安くて美味しい。

  • SALTGRASS STAKE HOUSE

    もちろん夜はテキサスステーキ!安くて美味しい。

ホンジュラス到着

ヒューストンからホンジュラス首都テグシガルパまでは、約3時間のフライト。

テグシガルパにあるトンコンティン国際空港は市街地の中にあり、機体も小さく、滑走路が短いとのことで、なかなかシビれる着陸。

  • 市街地を低空で大きく旋回し滑走路へアプローチ!

  • 大きいセスナみたいな機体で無事到着

ホンジュラスの首都・テグシガルパ

ホンジュラスの首都テグシガルパへ到着。

実は世界トップレベルの治安の悪さという話もある街ですが、市街地の昼間は思ったより明るく都会で人もたくさん。

現地をガイドしてくれるエクスポーター、COEヘッドジャッジで世界的カッパーであるRONY GAMEZさんがお出迎えしてくれました。

気さくで頼れる超ナイスガイRONY。彼にはコーヒーのことはもちろん、ビジネスやスタッフに対する考えなどいろいろ刺激をもらいました。

彼が経営する”Cafe Raga”のキャップをかぶったRONY

早速、RONYのドライブで約2時間、まずはラパス(LA PAZ)という街を目指します。

ラパスは今回のトリップの拠点となる、コーヒー豆や農作物の集散地であります。

  • ロードサイドのブッフェスタイルのローカルレストランにてランチ。

  • トルティーヤが主食で、お米もあります。

  • スイカの路上販売?だんだんと牧歌的な景色が広がっていきます。

ラパス県ラパス

テグシガルパから車で約2時間、ラパス(LA PAZ)に到着。

ラパスは県であり、中心都市の名称もラパス。人口は約16万人弱。

  • エアープランツいっぱい、とてものんびりしたいい感じのラパスの街

町の中心には、コーヒーの農協的な存在・IHCAFE(イカフェ)オフィスがあります。

また、RONYの経営するCafe Ragaも。

Cafe Raga

media cuadra al norte de empresa Hondutel, La Paz 15101 Honduras

  • RONYと息子のルッセル君

  • とてもステキなカフェ

ホンジュラスコーヒーの中心地、マルカラ

ラパス市街からさらに車で2時間ほど走り、マルカラ(Marcala)に到着。マルカラはラパス県にあり、人口3万人ほどの小さな町。周辺にコーヒー農園やウェットミル・ドライミルがあり、コーヒー関連のオフィスも集まるホンジュラスコーヒーの中心地です。

これまでの土地と比べてもだいぶ田舎な印象。

マルカラにはカッピングルームや焙煎所が完備されたRONYのオフィスもあり、そこを拠点に動きました。

何軒かあるホテルの宿泊者は、コーヒー関係の方がほとんど。

ホテルで出会った、コーヒー関連の研究職の方。買い付けにきたことを話すと歓迎してくれました。

朝食に食べたホンジュラスのソウルフード、バレアーダは絶品。小麦のトルティーヤに黒豆のペーストとタマゴ、チーズ、アボガトが入っている。

たまたま地元のお祭りに遭遇。

若者から年配者までかなりの賑わいで、活気のある町でした。

屋外ではコーヒーの映画を上映。大盛況でこの混雑ぶり。

ホンジュラスの空気を感じていただけたでしょうか。

次回からは、いよいよ農園の紹介をしていきます!

WRITER

THE COFFEESHOP

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