コーヒーの『甘さ』を考える|THE COFFEESHOP での表現方法

2016.05.26
SHERE

スペシャルティコーヒーの美味しさを示す指標のひとつ『甘さ』。

THE COFFEESHOP では、ハニー、フルーツ、シュガー、チョコレート、キャラメルの5つの食品に例えて表現しています。

今回は、それぞれの甘さ特性に当てはまるコーヒー豆をご紹介していきたいと思います。

スペシャルティコーヒーは『甘い』

スペシャルティコーヒーとして評価され得るコーヒー豆は、しっかりと熟したコーヒーチェリーから採取されます。

そのため、甘さや酸味などを感じさせる風味成分が多く含まれており、焙煎、抽出した後にも、しっかりと味の濃い美味しいコーヒーとしてカップに注がれます。

No Sugar, But Sweet

スペシャルティコーヒーは、産地それぞれに異なる甘さを持っており、また酸味やフレーバーとのバランスで、とても幅広く楽しむことができます。

THE COFFEESHOP および ROAST WORKS 店内では、お砂糖のご用意がありません。コーヒー本来の甘さをお楽しみください。

SCAAのフレーバーホイールに見る『甘さ』表現

via : SCAA

ここで、以前酸味検証の時にも参照したSCAA(アメリカスペシャルティコーヒー協会)のフレーバーホイールの甘さ表現を見てみましょう。

甘さの表現は【SWEET】というところです。SCAAでは、ハニーやメイプルシロップ、キャラメルなどで甘さを分類しています。

THE COFFEESHOP での『甘さ』表現とコーヒー豆

THE COFFEESHOP では、5つの分類で甘さを表現しています。

・ハニー

・フルーツ(マスカット、青リンゴなど)

・シュガー(きび砂糖、ブラウンシュガー)

・チョコレート(ミルク、ダーク)

・キャラメル

それぞれ、今現在取り扱っているコーヒー豆と照らし合わせてご紹介します。

Costa Rica(コスタリカ) / Salaca Red Honey(サラカ・レッドハニー)

ハニーの様な甘さを感じたいならこちらがおすすめです。

後味に残るはちみつ感が特徴的です。

シトラスやグレープの様な酸味と相まって、爽やかで甘いコーヒーに仕上がっています。

Rwanda(ルワンダ) / Micof Kirambo(ミコフ・キランボ)

青リンゴやマスカットの様なフルーティな甘さならこちら。

2015年COE受賞ロットのコーヒー豆です。

フルーツ系の甘さに、複雑な酸味、混じり合う数々の風味をお楽しみください。

Ethiopia(エチオピア) / Yirgacheffe Aramo(イルガチェフ・アラモ)

シュガーの様な柔らかく丸みのある甘さを楽しみたいなら、こちらがおすすめです。

エチオピアといえば、華やかなフレーバーが特徴的。

柑橘系の酸味と、シュガー系の甘さで、紅茶やスイートレモンのような爽やかで甘いコーヒーです。

Brazil(ブラジル) / Sitio Serra(シッチオ・セラ)

チョコレートのような甘さを楽しめるのはこちら。

2015年COE受賞のブラジル産ビーンズ。

チョコレート感は、焙煎を深くすると際立ってくるのですが、他のフレーバーもしっかり残したいため、中煎りにしています。

甘さだけでなく、豊かな質感やフレーバーもお楽しみください。

Brazil(ブラジル) / Sao Judas Tadeu(サン・ジュダス・タデウ)

同じくブラジル産ですが、こちらはキャラメルのような甘さを味わっていただけます。

オレンジ、ナッツ、クルミ、チョコレートなど、様々なフレーバーを感じさせてくれるコーヒーです。

オレンジのような酸味と、キャラメルのような甘さをバランスよくお楽しみいただけます。

まとめ

スペシャルティコーヒーの甘さ、ぜひ実際にコーヒーを飲んで感じてみてください。

以前レポートした酸味表現と今回の甘さ表現。併せて知っておくと、楽しみの幅はとても広がりますね。

追記

スペシャルティコーヒーは流通量が少ないため、一年中販売できるものはほとんどありません。

今回ご紹介したコーヒー豆も、予告無く販売終了となることがございますので、予めご了承ください。

WRITER

THE COFFEESHOP

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