オリジナル抽出レシピ フレンチプレス|コーヒー淹れ方ガイド
2017.01.30
フレンチプレスでのコーヒーの作り方ガイドです。フレンチプレスは、他の器具を使用した淹れ方と比べて、非常に安定感のある抽出スタイルです。THE COFFEESHOPでも、カッピングの次にフレンチプレスで確認を行うくらい、コーヒー豆本来の味を知ることのできる抽出スタイルです。
↑ フレンチプレスを使用したコーヒーのいれ方は、動画でもご覧いただけます。
抽出時の作業手順も少ないので、初心者でも簡単に本格的なコーヒーを作ることが可能な便利アイテム。なにか別の作業をしながら、コーヒーの準備をする場合にも最適です。
目次
- フレンチプレスコーヒーに必要な器具とは
- コーヒー豆を計量して挽く
- 挽いたコーヒー粉をフレンチプレスに入れる
- 湯を注ぐ
- 蓋をして抽出
- プランジャーをゆっくり押し下げる
- カップに注ぐ
- 美味しく淹れるためには
- 豆の特性を知るならフレンチプレスで!
フレンチプレスコーヒーに必要な材料と器具(1杯分)
準備する器具
- フレンチプレス
- ケトル
- カップ
- スケール(秤)
- タイマー(スマホでOK)
- グラインダー(ミル)
材料(マグカップ1杯分)
- コーヒー豆:18g
- 挽目:粗挽き
- お湯:300g
手順1、コーヒー豆を計量して挽く
1杯分のコーヒー豆18gを軽量し、グラインダー(ミル)で挽き豆にします。挽き目の目安は、下の写真の通り。フレンチプレスで作る時は、ペーパードリップやエアロプレスで作る時よりも、粗く挽くのがポイントです。
手順2、挽いたコーヒー粉をフレンチプレスに入れる
コーヒー粉を入れたフレンチプレスを、秤の上に乗せてゼロリセットします。タイマーを4分にセットし、いよいよ抽出工程に進みます。
手順3、コーヒー粉を入れたフレンチプレスに湯を注ぐ(所要時間はここから4分)
ケトルで沸騰させたお湯をフレンチプレスに注いでいきます。タイマースタートと同時に、まずは150gくらいまで、ぐるぐる回すように注ぎ、30秒蒸らします。
ここでコーヒー粉とお湯をしっかり混ぜ合わせおくのがポイント。一点にお湯を注ぐのではなく、コーヒー全体と馴染ませるイメージで。
続いて、残りのお湯を注いでいきます。先に注いだお湯と合わせて300gになるように注ぎます。
手順4、蓋をして待つ
プランジャー(真ん中の棒)を上げた状態でフレンチプレスに蓋をし、タイマーが鳴るまで抽出します。この間、むやみに動かさないのがポイント。
手順5、プランジャーをゆっくり押し下げる
4分のタイマーが鳴ったら、プランジャーを押し下げます。その際は、優しくゆっくり押すこと。コーヒーの液中に余分な微粉が舞わず、仕上がりの舌触りがよくなります。
慌てて押すと、ざらざらとしたコーヒーになってしまいます。また、あまりにもゆっくり過ぎると、それはそれで抽出し過ぎてしまいますので、ご注意ください。何事も適度に。
手順6、コーヒーをカップに注ぐ
コーヒーカップに注ぐ時もゆっくりと。フレンチプレスの底に溜まった粉を舞い上がらせないように注ぎましょう。
美味しく淹れるためには
フレンチプレスは性質上微粉が出やすいため、微粉が舞い上がらないようそっと注ぐことが一番のポイントです!
また、豆の量、お湯の量、抽出時間の3つをしっかり測る(計る)ことが、美味しいコーヒーを淹れるためのコツです。
豆の特性を知るならフレンチプレスで!
新しいコーヒー豆を買った時は、ぜひフレンチプレスでその豆の特性を掴んでみてください。フレンチプレスではしっかり甘みがでているのにハンドドリップだと薄いなと感じれば、ハンドドリップで抽出しきれていないことがわかります。
また、4分の待ち時間を利用して、何か別の事をしながらコーヒーを淹れたい時に利用してみてください。分量を間違えなければお湯を注ぐだけで美味しいコーヒーが淹れられるので、食後の片付けの間などに適しています。
それでは、フレンチプレスで素敵なコーヒーブレイクをお過ごしください!
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