【コーヒーファン必見】2025年コーヒー業界のトレンドをプロ視点で大胆予想!25年は〇〇が再燃!?

2025.04.11
SHERE

年々パワーアップしているスペシャルティコーヒー業界、2025年も引き続きコーヒーを楽しむ方は多いのではないでしょうか。

そんなコーヒーラバーの皆さんに向けて、THE COFFEESHOP的トレンド予想を立ててみました!

日々コーヒー業界に仕事して関わっている分、もっとここに注目してほしい!というポイントをお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!

過去のトレンドを振返り|2024年までは海外製コーヒー器具などの発売が目立つ

コロナ禍になった時から、ホームバリスタ向けの商品に人気が集まったり、YouTubeなどのSNSコンテンツでも”コーヒーの抽出”に目を向けられる機会が多かったと思います。

特に2022年〜2024年の間、海外製品のハイランクなコーヒー器具を見かける機会が増えてきました。

FELLOW・Option-O・Variaなど、高価格帯だけど、見た目がスタイリッシュな家庭用器具が人気になり、家庭用のエスプレッソマシンなども日本ではなかなか見かけなかった商品が入ってきています。

器具を見かける機会が多くなったのは、単純に日本代理店が増えたためとも言えますが、そもそもの国内の需要が高まらないと代理店も取扱いを始めません。

コーヒー業界で働く人だけではなく、消費者の皆さんがもっとマニアックな視点を持つ機会が増えたのだと考えています。

THE COFFEESHOPでも取扱い中のVaria VS3。

内蔵されている刃のカスタマイズも可能でかなりマニアックな商品です。

2025年のトレンド予想|①全国でコーヒーフェスが増える

コーヒーファンの方には嬉しい情報なのではないでしょうか!

今までコーヒーフェスと言えば、東京や大阪・仙台などの都市で、比較的大きな規模で開催されるものが主流でしたが、20205年はもう少し規模を小さくしたコーヒーフェスが各地で開催されます。

参加店舗が5〜10店舗のようなものから、20店舗程度が参加する大型のイベントもあり、お住まいの地域や一緒にいく方、どんな雰囲気でコーヒーを楽しみたいのかによって、足を運ぶイベントを選べるのは楽しいはず。

これまでTHE COFFEESHOPも様々なコーヒーフェスに参加しましたが、どの会場もお客様で賑わっていて、普段お会いできない方と直接お話しできるとても良い機会でした。

すでにいくつかお声がけいただき、参加の決定しているコーヒーフェスが複数あります。

随時告知していきますので、ぜひ楽しみにしていただけると嬉しいです!

2025年のトレンド予想|②ブレンドコーヒーブームが到来!?

スペシャルティコーヒーでは意外と思うかもしれませんが、個性を持ったコーヒー豆でブレンドを作るという新しいフェーズが来ると思います。

昨年のJBrCで、Bespoke Coffee Roastersの畠山 大輝さんがブレンド豆を大会で使用し優勝したことに驚いた方もいるのではないでしょうか。

スペシャルティコーヒーでは、シングルオリジンの個性を楽しむことが真骨頂のように思えますし、実際その部分も大きいと思いますが、ブレンドすることで思わぬ豆の個性を再発見できたり、新しい可能性を感じることができます。

実際岡山県にある陶器店では、コーヒーの器展を開催時、全国のロースターからブレンドコーヒー豆の提供をお願いしたそうです。

THE COFFEESHOPも創業以来のオリジナルブレンドとシーズナルブレンド、その他お客様のご要望に合わせたオリジナルブレンドの開発など、ブレンド作成には注力してきました。

シングルオリジンコーヒーは今後もさらなる価格高騰が見込まれます。

コーヒー専門店として、高騰分をそのまま価格へ反映するだけでなく、色々な視点で楽しんでもらうためにも、美味しいブレンドが作れるというのは1つ武器になってくると思います。

今後”ブレンド”というキーワードが、どのようにスペシャルティコーヒー業界で発展していくのか、とても楽しみです!

上記で挙げたBespoke Coffee Roastersの畠山 大輝さんへ、ブレンドに関するお話しを聞いた動画も公開しているので、ぜひチェックしてみてください!

2025年のトレンド予想|③ Next「ゲイシャ」を探せ!品種に注目

スペシャルティコーヒーを飲む方なら、1度は聞いたことがあるであろう「ゲイシャ種」。

コーヒー品種の中では最高峰とされ、根強い人気もありますが、近年コロンビアやパナマなどで、新しいルーツを持つトラディショナルな品種の生産が増えてきています。

チロソやウシュウシュ、シドラなどが代表的で、今後の栽培方法や環境によってさらに美味しいコーヒーになるだろうと予想。

注目が上がると、需要も増え生産地でも改良に注力するようになるため、新しいスター品種がここから生まれてくるのか注目です!

コーヒーを買う時に〈品種〉まで気にされる方は少ないかもしれませんが、より個性を楽しむといった点ではかなり味の違いもあり、それぞれ比較しやすいところなので、ぜひ一度目を向けていただけると良いと思います。

2025年のコーヒー業界は「より親しみやすく、よりディープに」

ここまで3つのトレンド予想をご紹介しましたがいかがでしたか?

コーヒーフェスなどの気軽に足を運べる親しみやすさと、コーヒーが農産物としてもっと認識され始めるディープな面が、2025年はより一層加速していくのでは?と考えています。

それぞれの楽しみ方で今年もコーヒーを味わっていただけると嬉しいです!

WRITER

Mayuka Jimbo

THE COFFEESHOPバリスタ・ストアサブマネージャー。

富ヶ谷のロースタリーROAST WORKSにてドリンクを提供。フードペアリング担当。レシピの改善や、抽出技術の向上に日々取り組んでいる。

毎週日曜8:45〜はInstagramとYouTubeで15分間のライブ配信中!

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