THE COFFEESHOP 流|真夏のアイスアレンジコーヒー

2016.07.11
SHERE

イタリアの『カフェ・ロマーノ』とベトナムの『カフェ・ナウ・ダー』を THE COFFEESHOP 流にアレンジ。夏に美味しいスペシャルティアイスアレンジコーヒーになりました。

バリエーション豊かな世界のコーヒーの飲み方

先日紹介したこちらの記事 < ホット or アイス? 暑い国のコーヒーの飲み方いろいろ > は、お読みいただけましたでしょうか。

コーヒーの産地での飲み方を中心に調査してみたわけですが、暑い国でもアイスコーヒーにして飲むという習慣が少ないことに驚きました。

そして、基本的に似通っている点として、「濃いめ」に淹れて「少量」を楽しむというというレシピがほとんどでした。

今回の企画は、前回調べた世界のレシピを、THE COFFEESHOP 流にスペシャルティコーヒーを使って作るならということで、いろいろと検討してみました。

その結果、美味しく出来上がったものを2つご紹介いたします。

イタリア式:カフェ・ロマーノをアレンジ

まず、一つ目のレシピは、イタリア式のアレンジコーヒー『カフェ・ロマーノ』です。

カフェ・ロマーノは、エスプレッソで抽出したコーヒーに、レモン果汁数滴とレモンスライス、シュガーを入れて楽しむアレンジコーヒーです。

レモンの酸味と苦みがエスプレッソにマッチして、濃厚ながら爽やかな印象のコーヒーになります。

まずは再現してみました

まずは再現してみないことには。ということで、ROAST WORKS スタッフの私物であるエスプレッソメーカー(ROK製)を使用。手で押すタイプのレトロ風エスプレッソマシンです。

そして再現したのがこちら。味は、ドリンクとして楽しむというよりも、大人のデザート感覚といった感じです。

TCS流:スペシャルティ・カフェ・ロマーノ

続いてスペシャルティコーヒーを用いて、日本の夏に合うコーヒーとしてアレンジ。

使用したビーンズは『コスタリカ(シン・リミテス)』。柑橘系の酸味と、はちみつのような風味が特徴なので、レモンとの相性はバッチリです。

酸味について知りたい方はこちらの記事をどうぞ

レシピですが、まずレモンシロップを作ります。ガムシロップにレモンを絞るだけでOKです。

抽出したアイスコーヒーに、先ほどのレモンシロップを適量入れます。

抽出方法ですが、クリアな飲み心地でゴクゴク飲みたい場合は、ペーパーフィルターを使った抽出がおすすめです。柔らかい舌触りのある飲み心地でゆっくり味わいたい場合は、フレンチプレスまたはメタルフィルターの使用がおすすめです。

アイスコーヒーの抽出方法を知りたい方はこちらの記事をご覧ください

レモンスライスを添えて出来上がりです。

『コスタリカ(シン・リミテス)』の爽やかで甘い風味が、レモンによってさらに引き立てられ、真夏にぴったりな爽やかなドリンクに仕上がりました。

え!?ほんとにコーヒー!?と思わせる爽やかさです。ぜひ作ってみてください。

ベトナム式:カフェ・ナウ・ダーをアレンジ

2つめにご紹介するのは、ベトナム式のミルクコーヒー『カフェ・ナウ・ダー』です。ミルクと言っても、牛乳ではなく、コンデンスミルク(練乳)を使うのがポイントです。

ベトナムのコーヒーは、フランス式のカフェフィンと呼ばれる金属製のフィルター一体型ドリッパーを使用し、少量の濃いコーヒーを、たっぷりのコンデンスミルクで甘くアレンジして楽しみます。

TCS流:スペシャルティ・コンデンス・オレ

THE COFFEESHOP 流のアレンジは、『エチオピア(シャキソ・ナチュラル)』を使用しました。

アイスコーヒー用に抽出したコーヒー(豆25g:湯200g)に、コンデンスミルクを混ぜ合わせます。それを、氷4〜5個と牛乳100gを入れたグラスに注げば出来上がりです。

ゆっくり一点向けてに注ぐと、マーブル模様がキレイにできて、見る目も楽しませてくれます。

『エチオピア(シャキソ・ナチュラル)』の持つベリー系の風味とチョコレートの風味が、コンデンスミルクによって引き立てられ、風味豊かなアイス・オレが出来上がりました。

まとめ

スペシャルティコーヒーでのアレンジを楽しむ場合、より一層スペシャルティの特徴が活きるように組み合わせを選ぶと、美味しいアレンジコーヒーが出来上がります。

これから暑い夏に、ちょっとしたアレンジでいつものコーヒータイムに彩りを加えてみてはいかがでしょうか。

もちろんコーヒーの原産国に倣って、真夏でもホットで楽しむのも小粋で良いですね。

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