2016.02.21ニュース

コーヒーの効果|女性のみ大腸がんの予防効果アリ

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国立がん研究センターの研究により、コーヒーを飲むことでもたらされる健康への効果が、年々明らかになってきています。

大腸がんにおいても、『女性限定』で、予防効果アリとのことで、研究結果を簡単にご紹介いたします。

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目次

  • コーヒーと大腸がんの関係性
  • 大腸がんの発症率と分類
  • なぜコーヒーは女性の大腸がん予防に効果があるのか

コーヒーと大腸がんの関係性

コーヒーをよく飲む女性は、飲まない女性に比べ、大腸がんになりにくいそうです。

この研究は、国立がん研究センターの『多目的コホート研究』により調査され、発表されました。

多目的コホート研究とは、人々の生活習慣と疾病発症率の関連性を紐付けるために行われている研究で、対象者約10万人を長年に渡り追跡調査しています。

この研究方法は、長い時間を要する分、より確実な実証データとして、信頼性のあるデータをとることができます。

コーヒーの摂取量と大腸がん発症率の関連性は、約10年間の研究期間中に、実際に大腸がんを発症した 437人 の女性に対し、ライフスタイルと照合して、結果としてまとめられています。

大腸がんの発症率と分類

では、実際のデータを見てみましょう。
(グラフは国立がん研究センターより引用)

コーヒーと大腸がんの関連性

大腸がんには、部位と進行具合により、いくつか種類あるらしく、総称して大腸がんというそうです。

一番上のグラフは、コーヒーをほとんど飲まない女性の大腸がん発症率を1.0とし、コーヒー摂取が多い女性の発症率を比べています。

コーヒーを一日に3杯以上飲む人は、まったく飲まない人に比べ、発症率が7割程度まで下がっています。

中段グラフの浸潤がんというのは、粘膜を通過し広がり始めている、つまり進行している状態の大腸がんです。こちらは、コーヒーを一日に3杯以上飲む女性の発症率が6割程度まで下がっています。

下段のグラフの浸潤結腸がんについては、もっとも効果がみられ、最大4割程度にまで軽減されています。

ただし、上記はどの結果についても、女性限定で見られた結果であり、男性への調査では、コーヒーの摂取量と大腸がんの発症率には、なんの関連性も見られませんでした。

なぜコーヒーは女性の大腸がん予防に効果があるのか

コーヒーが女性の大腸がん予防に効果を発揮する理由ですが、考えられる要因は以下のとおりです。

  • 腸内の胆汁酸濃度を抑える
  • 中性ステロールの濃度を抑える
  • 腸の運動を活性化
  • 高血糖を防ぎ糖尿病を予防
  • 抗酸化物質による発がん物質の除去

コーヒーの摂取により、腸内環境がよくなるようです。

しかし、なぜ男性には同様の効果が見られなかったのでしょうか。

国立がん研究センターではハッキリとしたデータは得られなかったようですが、どうやら男性の方が大腸がんを招くライフスタイル的因子が多く、コーヒーから得られる恩恵が薄まっていることが原因のようです。

一般的に女性と比べて、喫煙量、外食回数(特に脂分の多い外食)、飲酒量などが多い男性は、実際に大腸がん発症率は高いとのことです。

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