Coffee Lifestyle Interview
2024.3.11
「遊びの提案や発信を積極的にやっていきたい」
佐久間 洋 / HIROSHI SAKUMA
色々な顔があるんですけど、冬場はバックカントリー(競技としてではなく、自然と触れ合うことを重視したスキー。整備されたスキー場でなく、自然の森や林の中を滑る)の仕事や、〈Mountain Hardwear(マウンテンハードウェア)〉と〈TJ BRAND〉というスノーボードブランドの立ち上げ、商品開発、こういったものに携わっています。
夏場は陶芸の講師をしています。実はうちの両親も横浜で陶芸教室の先生をしていまして、自然とこういう流れになったんですが、今はちょっと土と触れるのも含めて面白くて。
夏と冬の二刀流で主にやっています。
−冬に陶芸はできないんですか?
水が冷たいので、なかなか…アクセスするのに工房も雪に閉ざされちゃうので、夏季限定にさせてもらっています。
そのほかに、実は「八海山尊神社」の先達山伏という、修験道の先生をさせてもらっています。
−仕事中はコーヒーを飲みますか?
まず目覚めの1杯で必ずTHE COFFEESHOPの美味しい、中深煎りのコーヒーで目覚めるのが日課です。
1日そんなに何杯も飲まないので、朝必ず目覚めの1杯、あと午前中にもう1杯。10時の休憩中とかその時間あたりで飲むコーヒーが大好きです。
−ご自身でドリップして淹れてるんですか?
はい、そうですね。
−佐久間さんは浅煎りと深煎りどちらが好みですか?
中煎り〜深煎りが好きですね。
-雪山に行った時もコーヒーを飲まれますか?
ポットに入れて山に持って行きます。例えばゴンドラに乗っている時や、バックカントリーを案内した時。山頂について一息、あったかいコーヒーがいいですよね。大体それが午前10時くらいになるんですよね。
−いつも飲んでいただいているマンスリーミックスはいかがですか?
毎月すごく楽しみにしていまして、まず一番楽しみなのはパッケージデザイン。
どういったデザインがくるのかなって凄く楽しみだし、そこの裏に書いてあるトリセツというか、データを見ながら、うちの妻と「今回はちょっと酸味が強い」とか「今回はベリー系が強いねー」とか、感想を言い合うっていうのを楽しみながら。
あとドリップバッグは、友人とかに渡しやすい。コーヒー好きの仲間がいるので、「ちょっと飲んでみて」と渡したり。スペシャルティコーヒーは独特の酸味と香りがあるので、皆さん結構インパクトがあるみたいで、気に入っていただけて嬉しいです。
夏の間はドリップバッグの中身を水出しパックに変更できる期間もあるじゃないですか。いつもホットコーヒーに慣れちゃっているからあまりやらなかったんですけれども、陶芸の職場でね、常温の水に水出しパックをポンって入れておくだけで、300CCぐらいアイスコーヒーができていて。あれ結構深みがあるアイスコーヒーで大好きです。
−今後の活動は?
今一番力を入れていかなきゃいけないのは、私が主導で陶芸工房の教室をハンドリングしていかなきゃいけない。それで湯沢町に根付くような観光の目玉になるような仕掛けもしていかなきゃいけないこと。後継者はやっぱり作っていかなきゃいけないかなって思っています。
それと、遊び心があるような作品を地域の子供たちに伝えたい。日本の伝統工芸なので、それをちょっと違った、新たなやり方で発信したいというのはあります。
あと冬のお仕事もそうですけど、スノーボード。プロダクト、雪板、スノースケート、スノートイ、サーフスケート、みたいなそういう環境づくりとか、遊びの提案とか発信みたいのを積極的にやっていきたい。
自分が遊んでないと伝えられないと思うし、自分の子供にもそうですし。仲間を通じて、何か新たなツールというか、開発しながら常に面白いものを探る、そういうのをやってみたいですね。
−陶芸でコーヒーのカップとかも面白いですね。
今は100均とかで買える時代だけども、ちゃんと良いもので、しかも自分で作ったマグ、ちょっと意識しながら模索できればいいなと思うんですけど。
−最後に何か伝えたいことがあればどうぞ。
コーヒー好きな人いっぱいいるじゃないですか。コンビニでも気軽においしい時代なんですよ。
でもやっぱりより深堀りして、淹れ方はもちろんなんですけど、どういうところでこういう豆が育っているとか、どういう工程でこのコーヒー豆があるみたいなストーリーが、よりコーヒーを美味しくさせる。
コーヒーを使ったアレンジ的な、食べ物だったり、香りを使ったアイデアとか。何かもっともっと発想とか視点を変えればチャンネルが広がるので、面白いことを模索しながらみんなで楽しんでいきたい。
NEXTスタンダードなものがTHE COFFEESHOPから生まれるみたいなのに、何か少しでもお力添えできたらいいなと思っています。
Snowboarder
佐久間 洋 / HIROSHI SAKUMA
1970.6.19 生まれ、53歳。横浜市出身。現在は新潟越後湯沢で自然に寄り添い家族と暮らす。
90年代プロライダーとしてメディアやコンペで活動し、国内スノーリゾートで数多くのスノーパークをプロデュース管理造成を手がける。自然と向き合い多くを学ぶ貴重な体験を積みながら雪山アクティビティーの醍醐味を伝授するスカイザリミットアドベンチャーガイドサービスを展開中。
ハンドシェープによるオリジナルボードのデザイン制作やスプリットボードの開発、スケートデッキなどのハンドクラフトも嗜む。
五行思想や陰陽道、神道を重んじ、山に伏す修験者として先達も務めるかたわら、夏期は我が国の伝統工芸である陶芸に興味を持ち新たな活動の場を広げる。
He has been actives in the media and competitions as a professional rider in the 90’s, he produced and managed numerous snow parks at domestic snow resorts. He is developing “Sky The Limit Adventure Guide Service”, which teaches the real thrill of snowy mountain activities while accumulating valuable experiences of facing nature and learning a lot. He also likes to develop original boards with hand shapes and hand crafts such as snowboards and snow skates. He respects the five elements of thought, Onmyōdō, and Shintoism, and also serves as a pioneer as a scholar who lies down on the mountain. On the other hand, in the summer, he is interested in ceramic art, which is a traditional craft of Japan, and expands the place of new activities.