コーヒーの賞味期限を考察|【挽き豆】は購入後何日くらいまで飲めるのか

2017.05.13


THE COFFEESHOP では、できる限り【豆のまま】でのご購入をオススメしています。しかしながら、自分で挽く手間や、ミル(グラインダー)の用意が面倒ということも事実。

その場合は【挽き豆】での購入になるわけですが、そもそもこの【挽き豆】、賞味期限はどのくらいかご存知でしょうか?

コーヒーの消費期限と賞味期限

まずは一般的な消費期限と賞味期限の違いについてですが、農林水産省のHP(http://www.maff.go.jp/)を見てみると、

消費期限:
安全に食べられる期限。生モノなど5日程度で痛んでしまう食品に表示する。

賞味期限:
おいしく食べられる期限。期限を過ぎても異常がなければ食べられる。

とあります。

上記に当てはめると、コーヒーの場合は消費期限の対象ではなく、賞味期限で判断していただくのが適切です。

コーヒー劣化の原因

コーヒーの賞味期限はどのくらいですか?

この質問はよく寄せられる質問の一つですが、コーヒーの劣化は外部要因が大きいため、保存状況によって異なります。

コーヒーの劣化原因
・湿気(水分)
・空気(酸化)
・温度(高温)
・光(特に日光)

豆のまま保存するか、挽き豆で保存するかでも、美味しく楽しめる期限は変わってくるため、一概に何日というふうにお答えするのが難しいのです。

【豆のまま】と【挽き豆】|14日後の状態を比較

【豆のまま】保存した場合と、【挽き豆】で保存した場合で、味や風味はどの程度変わるのか、テストしてみました。

テスト内容

使用した豆は、同日に焙煎した 『エチオピア / ゲラ』。

店舗販売用のジップ付きアルミ蒸着バッグに、豆のまま & 挽いた状態 で常温保存。

1日1回10秒程度ジップを開封し、14日後に抽出。

結果

結果はご覧の通り。

豆のままで14日間保存した状態を10としたときの、挽き豆の評価は、

香り:5
酸味:5
苦味:8
甘さ:6
後味:4

でした。
(豆のまま保存した場合は、保存前とほぼ変化なし)

ジップ付きのアルミ蒸着バッグとはいえ、1日1回開封するという条件だと、さすがに『味が抜けている』感じが否めません。特に酸味や後味の劣化が目立ち、逆に苦味は大きくは変化しないという結果でした。

まとめ:挽き豆の賞味期限


今回のテスト結果より、挽き豆の賞味期限は、毎日飲む(毎日開封する)のであれば5日以内に消費することをおすすめします。

一度に1ヶ月分とかでご購入したい場合は、ミルをご用意いただくことをオススメします。
→ 今更聞けないハンドミルの使い方

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