Monthly Beans Magazine｜2023年5月号 [vol.104]

前回のmbmコラムでも触れた通り、3月にロースター萩原は中米のグアテマラ・エルサルバドルへ行ってきました。

旅について詳しくは4/14(金)にROAST WORKSで開催した報告会でお伝えしたのですが、Instagram・YouTubeに配信アーカイブが残っていますので、よろしければぜひご覧ください！（気づけば2時間まるまる話してしまったので、お時間に余裕のあるときにどうぞ）

今日のテーマはその中米への旅の中で魅力を再発見した、”パカマラ”という品種について。THE COFFEESHOPでも何度も取り扱っており、その度にパカマラという特別なコーヒーについて語ってきました。

中米では現地でたくさんカッピングをさせていただき、直接買い付けるコーヒーを選んできたのですが、そのテーブルには多くのパカマラ種のロットが並んでいました。その特徴は、大きく丸々とした見た目とフルーティな甘さ、アップル系の鮮やかなアシディティ。品種としてのポテンシャルが実に高いパカマラですが、やはりグアテマラとエルサルバドルという土地に非常にマッチした品種だと再確認することができました。

そもそもパカラマはエルサルバドルで発見された品種。その土壌に根付いているというか、馴染んでいるというのももっともなことです。実際に2022年のエルサルバドルCOEでは、入賞した全27ロットのうち約半数、13ものロットがパカマラ種でした。やはりエルサルバドルにとってパカマラは、特別な品種なのだと言えますね。

個人的に今回の旅で特に魅力的だと思ったのは、エルサルバドル北部のチャラテナンゴで作られたパカマラのロットでした。このチャラテナンゴは前述のCOEで入賞した農園も多く、フルーティで明るく芯のあるアシディティをテロワールに感じます。その土地のもつパワーとパカマラのポテンシャル、そして生産者たちの丁寧な仕事がかけ合わさったコーヒーは、とてもクリーンで甘く、本当に素晴らしい品質のコーヒーでした。

また、実際に農園を経営している生産者さん達とお話する機会もあったのですが、みなさん自分たちの土地とパカマラという品種に誇りを持っていると感じました。品質に自信を持ってコーヒーを届けてくれる姿は、本当に格好良かったです。

このチャラテナンゴのパカマラ、もちろん買付のオファーを出していて、リクエスト通りに行けば夏〜秋ごろには入荷予定。できれば今年9月のSCAJに間に合わせて、おそらく来日するであろうエルサルバドルの生産者さん達にも飲んでもらいたいなぁと思います。

みなさんもどうぞ期待してお待ちくださいね！

（Roaster / Daito Hagiwara）

アイスコーヒーミックス、水出しコーヒーパック、2023Ver発売！

夏の定番。アイスコーヒーミックス、水出しアイスコーヒーパック、2023年バージョン発売！今年のミックスは、チョコレートやくるみのような柔らかく甘い風味の中に、チェリーやオレンジのようなフルーティな酸味、ほのかにミント系の風味。急冷式のドリップはもちろん、水出しにしてもしっかりと甘さがでるので、味のお好みや生活のリズムに合わせて、お好きな淹れ方でお召し上がりください！

次回2023年6月号は6月1日発行を予定しております。お楽しみに！

それではみなさま、良いコーヒーライフを！

mbmは店頭やオンラインストアで商品をご購入の際に無料でお入れしております。ぜひゲットしてくださいね！