エチオピアとコスタリカのコーヒー豆をお届け!スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉vol.267

2025.01.15
SHERE

多種多様なコーヒー豆の違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、スペシャルティコーヒーのサブスク”Beans Delivery Service“(BDS)。

1月15日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉

毎月ポストへお届け。スペシャルティコーヒーのサブスク〈Beans Delivery Service〉。

どのコースでも新規お申し込みの方全員に、THE COFFEESHOPオリジナルレシピブック”BREW GUIDE”プレゼント中!

BDS MAGAZINE〈vol.267〉

こんにちは!

THE COFFEESHOP ロースター 萩原です。

新年一発目のBDSお届けです!

今年もシングルオリジンプランの皆様には、12ヶ月で48種類のコーヒーをご紹介してまいります。

すでに魅力的なラインナップが揃ってきていますので、どうぞお楽しみに。

今年も一年、よろしくお願いいたします!

それでは、BDS MAGAZINE〈1月15日号〉スタートです!

COFFEE BEANS 1|
Ethiopia / Ashenafi Aricha Washed(エチオピア / アシェナフィ・アリチャ・ウォッシュド)

Ashenafi Nega(アシェナフィ・ネガ)氏はアリチャとイディドに総計15ヘクタールのコーヒー農園とナチュラルプロセスのサイト(加工場)を所有する、勤勉な若いコーヒー農家です。

Ashenafi氏は自分のサイト以外の地元の農家にコーヒーの苗木を育て配布するなど、周辺地域の農家へ定期的にサポートをおこなっています。

2022年にはコミュニティ施設を建設し、現在この場所は農民研修センターと地元の集会センターとして使用されています。

今までそういった施設が近くになかったため、農家やコミュニティの発展のためAshenafi氏が私財をなげうって建てられたそうです。

彼はまた、アリチャの農村地域での道路建設も支援しています。

アリチャはゲディオ地区の標高2,000mを超える高地の一つです。

この村はイルガチェフェの東部、町から6キロ離れたところにあります。

この山間の場所は、アカシア、アフリカコルディア、イチジク、ニセバナナなどの固有の木々に囲まれています。

コーヒー農園の大部分は、このような在来種の木がシェードになるように植えられたセミフォレストコーヒーです。

周辺には、マンゴー、バナナ、アボカドなどの果物が多く生産されています。トウモロコシもまたアリチャの主要産物です。

チェリーを水に浮かべ、熟したものと未熟なものを選別し、果肉を取り除きます。

取り除いた後のコーヒー豆は水路を通って大きな水槽に移動します。

水路を通る過程で豆が水の上に浮いているものは除去されます。

豆は水タンクの中に約18時間放置されます。

発酵中、豆の微生物は種子の粘液を分解する酵素を生成します。

発酵が完了したら、コーヒー豆を真水で洗い、豆を水槽タンクから取り出して、ベッドの上で14〜15日間天日乾燥させます。

豆は水分含量が11.5〜12%になるまで乾燥させます。

FLAVOR COMMENT

浅煎り。

ルイボスティーやラベンダー、カシューナッツ、金柑のような風味。

さらりとした質感で、カラメルのような甘さがあります。

BEANS DATA

【生産者】Ashenafi Nega(アシェナフィ・ネガ)

【地域】Aricha, Yirgacheffe(イルガチェフェ、アリチャ)

【標高】2,000m〜2,200m

【品種】Dega(デガ)

【生産処理】Washed(ウォッシュド)

COFFEE BEANS 2|
Costa Rica / Sin Limites Emanuel(コスタリカ / シン・リミテス・エマニュエル)

シン・リミテス・マイクロミルは、ハイメ・カルデナスさんご夫婦によって2003年に設立された家族経営のミルです。

コスタリカの優良産地のひとつであるウエストバレー・ナランホに位置し、1,500mと恵まれた標高にあります。

”マイクロミル”という呼び名は、コスタリカの国際企業が運営している地域ごとの大きな生産処理場“メガミル”に対して生まれた言葉です。

マイクロミルは比較的規模が小さく、より実験的でテロワールの鮮やかなマイクロロットを取り扱うことができるというメリットがあります。

シン・リミテスは、数あるコスタリカのマイクロミルの中でも特に有名なミルのひとつです。

綺麗に整備された乾燥テーブルなど、細部にまで行き届いた環境で、如何に手間暇をかけて生産しているかがわかります。

特にハニー製法に熱心に取り組んでおり、このシン・リミテス・マイクロミルがコスタリカのハニープロセスを更に上のステージに引き上げたと言っても過言ではありません。

2008年のCOEでは堂々の2位を獲得し、その後何度も入賞を果たしています。

名前の”シン・リミテス”とは、『限界がない、無限の』という意味。

彼らのコーヒーにかける思いは、まさしくその名の通りだと言えるでしょう。

今回お届けするのは、ハイメ氏が所有するEmmanuel(エマニュエル)という農園から届いたロット。

品種はVilla Sarchi(ビジャサルチ)、精製はレッドハニープロセスです。

ブルボンの変異種であるビジャサルチは、コスタリカの主要品種のひとつ。

ビジャサルチ×ハニープロセスという組み合わせは、まさしくコスタリカ・スペシャルティを代表するコーヒーと言えると思います。

FLAVOR COMMENT

中煎り前半。

レッドアップルやオレンジ、アーモンド、ほのかに緑茶のような風味。

滑らかな質感で、蜂蜜やチョコレートウエハースのような甘さがあります。

BEANS DATA

【マイクロミル】Sin Limites(シン・リミテス)

【農園】Emmanuel(エマニュエル)

【生産者】Jose Jaime Cardenas (ホセ・ハイメ・カルデナス)

【地域】Naranjo, West valley (ウエストバレー、ナランホ)

【標高】1,500m

【品種】Villa Sarchi(ビジャサルチ)

【生産処理】Red Honey(レッドハニー)

COFFEE COLUMN|
2024年コーヒーグッズマストバイ・増刊号

に新しいアイテムが登場するコーヒーグッズ。

ドリッパーやグラインダーをはじめ、フィルターや抽出アシストツールなど様々な商品が日夜開発されています。

THE COFFEESHOPではその中から気になるものを購入、実際に使用してみた感想などをご紹介してきました。

中でも、2024年に触ってみて特に良かったもの3点を「コーヒーグッズマストバイ」としてピックアップ。

先日HPのMAGAZINEにて記事を公開し、おかげさまで大変多くの方にご覧いただいています。

こちらの記事にてご紹介したアイテムは以下の3点。

・NANA Competition Wave Filters

・PRECISE BREW® FILTER

・錫製ドリッパー|ethicus 58 dripper

どれも実際にTHE COFFEESHOP店頭で使用していたり、販売商品として取り扱いさせていただいたりと、気に入っているものばかりです。

しかし、実際には記事の都合上、良い商品だったけどマストバイには漏れてしまったアイテムもあるんです。

今回のBDSマガジンでは【2024年コーヒーグッズマストバイ・増刊号】として、次点となってしまったアイテム2つをご紹介したいと思います。

Suprima Dripper SD1

『Suprima Dripper SD1』は、インドネシアブリュワーズチャンピオンで優勝経験のあるHiro Lesmana氏が開発したコーヒードリッパー。

以前、THE COFFEESHOPのYouTubeでもご紹介させていただいたので、ご覧いただいた方も多いかもしれませんね。

あえて流速を遅くすることで安定した抽出を目指したドリッパーですが、その一番の魅力は『失敗しない少量抽出』が可能なところだと思っています。

動画でご紹介しているレシピでは、コーヒー豆10gに対してお湯160gという比率。

このコーヒー豆10gでの抽出というのは、実はプロでも苦戦しやすい難しい抽出なんです。

このドリッパーが活躍するのは、特に高級なコーヒー豆を少量だけ手に入れた場合だと思います。

『失敗しない少量抽出』が可能な分、一度に多くのコーヒーを淹れるのには向かないという難点もありますが、いろいろなコーヒーを飲み比べる機会の多い方ならば持っておいても損はないかもしれません。

Varia FLO Server

続いてご紹介するのは、コーヒーの抽出を受けるサーバー。

こちらをリリースしているのは『VS3グラインダー』で有名な香港のコーヒー器具メーカー・Variaです。

言ってしまえばコーヒーサーバーというものに機能性の差はほとんどなく、細かい見た目のデザインやサイズ感くらいしか比較するポイントはないのですが、この『Varia FLO Server』はその細かい部分が個人的にツボなんです。

まず注目したいのは注ぎ口の形。

この部分が妙に曲がっていたり丸くなっていたりするのが嫌なんですが、Variaのサーバーは程よく角ばっていて良い感じ。

お湯切れも良く、コーヒーをカップに注ぐ時も液垂れしづらくなっています。

また、サイドの目盛や底面のロゴなどが一切入っていないのもポイント。

余計なものを削ぎ落としたシンプルさに好感が持てます。

サイズ感は0.6Lがベスト。コーヒーの抽出が終わったあとにサーバーを回して液体を馴染ませたいので、抽出量に対して余裕のある大きさが大事です。

こういう細かいこだわりをすべて備えたサーバーって意外と出会えないんですが、この『Varia FLO Server』はすべてにおいてちょうど良いと感じています。

正直、コーヒーの抽出においてサーバーは、あってもなくても良いもの。直接マグカップにドリッパーを乗せて淹れても何の問題もありません。

それでも、お気に入りのサーバーを使えば、1杯のコーヒーを淹れる作業がより愛おしく感じるはず。

何気ないポイントだと思いますが、自分が心地よさを感じるアイテムを揃えていくだけで、日々の幸せが少しずつ積み上げられていくんだと思います。

みなさんにとっても、そう思えるアイテム選びの参考にしてもらえたら嬉しいです!

それでは良いコーヒーライフを!

定期便でお届けのコーヒーの内容をライブ配信でご紹介!

Beans Delivery Service 発送日の夜21時〜は、InstagramとYouTubeのライブ配信・Xスペースで、定期便でお送りしているシングルオリジンのコーヒー豆についてご紹介しています。配信後はアーカイブでもご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね。

次回BDS発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 1月29日(水)予定

※2025年1月は、第3・第5水曜の発送となりますのでご注意ください。

毎月ポストにコーヒー豆をお届け!THE COFFEESHOPのスペシャルティコーヒーのサブスク(定期便)。世界各国の高品質の美味しいスペシャルティコーヒーをお届けします。

THE COFFEESHOPが直接買い付けた日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ。

新規お申し込みで〈BREW GUIDE〉プレゼント!

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WRITER

Daito Hagiwara

THE COFFEESHOP ストアマネージャー・ロースター。

THE COFFEESHOPにて取り扱うすべてのコーヒー豆の仕入れと焙煎・クオリティコントロールを担当。焙煎技術を競う大会であるローストマスターズチームチャレンジ2018に関東Aチームとして出場、優勝。 日々焙煎の研究とコーヒー豆の品質チェックを行う。

毎週水曜日21:00〜Instagram、YouTube、Xスペースでライブ配信中!

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