Monthly Beans Magazine|2022年4月号 [vol.91]
現在発売中のコーヒー豆の情報や、特集記事、BDS発送カレンダーなどを掲載した毎月発行のmbm(Monthly Beans Magazine)。
2022年4月号の内容をご紹介いたします!
Short Story|2021エアロプレス世界チャンピオンが決定!
先日、World Aeropress Championship ‘21(WAC)の決勝戦がオーストラリア・メルボルンで開催され、新たな世界チャンピオンが誕生しました!
2008年から開催されているWACは、使用する器具をエアロプレスに限った抽出の世界大会。出場者はみんな課題となる同じコーヒー豆を使用し、エアロプレスを使っていかに美味しい抽出ができるかを競います。
例年、世界各国の代表選手が集まり、お祭りのような雰囲気で盛り上がりを見せるWACですが、パンデミックの影響により今大会からレギュレーションを一変。競技者は会場には集まらず、細かく指定をした抽出レシピを提出するのみ。実際の抽出は代理バリスタが行う形となりました。
2021年末から延期され、今年3月に開催された決勝戦で見事優勝を飾ったのは、フィンランド代表のTuomas Merikanto氏。そのレシピは以下のようなものです。
セットアップ:インバート式
フィルター:2枚(ペーパーリンスを行う)
コーヒー豆:18g
水の調整:Third Wave WaterのEspresso Profileを使用
挽き目:グラインダーMacap Labo 70Dの#7.0
お湯の温度:80℃
0’00”~0’10” 50gのお湯を注ぐ
0’10”~0’15” 前後に3回、優しくかき混ぜる
0’15”~0’30” 200gまでお湯を注ぐ
0’30”~0’50” 50秒まで待ち、さらに3回優しくかき混ぜる
1’00”~1’40” 1分で余分な空気を抜き、フィルターキャップをつけてさらに蒸らす
1’40”~2’00” サーバーにひっくり返し、2分までに素早くプレスする
2’00”~2’30” 2分で押し切ったら2分半まで待ち(冷まし)、高いところから別のピッチャーに注ぎ直して完成!
結構複雑なレシピで、どんなふうに組み立てたのか気になりますね。一旦水の調整は置いておいて、挽き目もペーパー挽きより少し粗い程度に設定して浅煎りの豆で試してみたのですが、質感が滑らかで甘さが出つつ、酸味の印象も明るいコーヒーになりました。もしかすると挽き目はもっと粗挽きに近くてもよかったかもしれません。
面白かったのが、最後の高いところから別のピッチャーに注ぎ直すというところ。紅茶を淹れるときのような手順で、一体どんな効果があるんでしょうね。
完全再現は難しいところですが、エアロプレスをお持ちの方は一度試してみてはいかがでしょうか。
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Information
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今月のカレンダー
次号mbm発行予定
次回2022年5月号は5月1日発行を予定しております。お楽しみに!
それではみなさま、良いコーヒーライフを!
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