横須賀ROAST WORKS 1周年!|Monthly Beans Magazine 2026年7月号 [vol.142]

2026.07.01
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現在発売中のコーヒー豆の情報や、特集記事、BDS発送カレンダーなどを掲載した毎月発行のmbm(Monthly Beans Magazine)。

2026年7月号の内容をご紹介いたします!

Short Story|
横須賀ROAST WORKS 1周年!

THE COFFEESHOPの焙煎所・横須賀ROAST WORKSは、7月で一周年を迎えます。なんだかあっという間のような気がしますね。

そもそもTHE COFFEESHOPが自分たちで焙煎を始めたのは2013年。渋谷区富ヶ谷の店舗にプロバット12kgを導入したのが始まりでした。そこから徐々に焙煎量が増えていき、富ヶ谷のキャパシティに限界を感じ始めたのは2023年ごろだったでしょうか。もともとお付き合いのあった不動産屋さんに相談しながら、移設先を探し始めました。

焙煎機を移設するというのはなかなかの大仕事で、条件に合う物件を見つけるには時間がかかります。「焙煎機を置けるスペースはあるか?」「煙突は出せるか?」「周辺環境は?」「生豆や資材は置けるか?」「店舗営業はできるのか?」など、数多の条件をクリアする理想的な環境。それを追い求めて辿り着いたのが、ここ横須賀市田浦町・月見台という場所でした。

物件を契約した当初、すっかり空き家となっていたこの部屋には壁と木の柱しかなく、完全にゼロから焙煎所を作り上げることになりました。煙突の取り回しやフルオーダーで作ってもらったカッピングテーブル、空調設備の整った生豆倉庫など、これまでのロースターとしての経験を詰め込んで立ち上げた新ROAST WORKS。設計を考えるのは大変でしたが、納得のできる自慢の仕上がりになっていると思います。

それでも、やはり実際に運営してみると問題は起こるもの。なかでもプロバットの設置環境が変わったことによるプロファイルの調整にはかなり苦労しました。しかもまだ一年目、季節によって焙煎の挙動は変わるので、日々プロバットと密に対話を続けてきたような1年間でした。決まったプロファイルで焙煎できるわけではなく、都度都度豆の状態を確認しながらリアルタイムに調整を加えていくというタフな焙煎を続けてきたおかげで、我ながら腕が上達してきたようにも思います。

一年間ここで焙煎を続けてきて、本当に恵まれたよい環境で仕事をさせてもらっていると感じます。

高台にある月見台はいつも心地よい風が吹いていて、季節の花々が咲き、穏やかな東京湾を眺めることができる、気持ちの良い場所です。少し足を運びにくい立地ではありますが、ゆっくりとコーヒーを飲むには最高のロケーションが揃っていますので、みなさまもぜひ一度横須賀までお越しいただければと思います。

ROAST WORKS 一周年を記念して、7月1日(水)から特別なプレミアムクロップ〈Panama / Black Moon Geisha Anaerobic Natural Lot.20〉を数量限定でリリースしています。このmbmがお手元に届くころには完売してしまっているかもしれませんが、7月9日(木)から毎週木曜日のライブ配信で一緒にドリップして飲む、という企画も行いますので、手に入れることができた方は一緒に楽しみましょうね!

二年目に入るROAST WORKSも、どうぞよろしくお願いいたします!

Feature|
ロースター萩原 ホンジュラス出張ストーリー・後編

3月26日(木)〜4月2日(木)まで、ロースターの萩原がホンジュラスへ産地訪問へ。Monthly Beans Magazine6月号と7月号では、訪問したエクスポーターや農園をご紹介します。先月に続き旅のストーリー後編をご覧ください!

気候問題、農園に足を運んでわかる課題

農園巡りで遭遇するまさかの大雨・濃霧。気温は3℃くらいまで下がる日もありました。3月下旬のこの時期にしては異常で、収穫乾燥には非常に良くない影響を与えます。

特にナチュラルプロセスの乾燥に打撃が大きいようで、乾燥中に雨が降ると品質が落ち、コマーシャルに混ぜるわけにもいかないので国内向けに焼き豆で販売します。

今年は特に天候不良が続いていて収量が少ないと、どの生産者からも話があがりました。歴史的に寒い年で、雨が降っていたからまだマシだけど、農園が全滅するかもしれないと心配していたくらいです。

また、農園の関係者から聞こえてきたのは〈ピッカー不足問題〉。

中米ではどこへ行っても耳にする話ですが、せっかく品質の良いコーヒーチェリーが実っても、〈収穫期に人手が足りず収穫が追いつかない〉〈過熟のチェリーが残ってしまい後々で悪影響を及ぼす〉などなど、課題が大きくなっているそうです。

なぜピッカーが足りないのかという点では、〈稼ぎが少なく安定しない〉〈不法移民してでもアメリカに移住した方が多くの収入を得られ送金して家族を養える〉など、ピッカーの雇用主である農園側にも問題があるとのこと。

ただピッカーが来ないと嘆くのではなく、ピッカーが働きやすい環境を作る必要があり、その環境を整えられるのは農園主だけです。農園の管理が行き届いていると、収量が多く生産性が高くなりピッカーも稼げるので、ピッカーが集まりやすくなります。いい循環を作ることが大切だと農園主が語ってくれました。

1. 3月28日。SanVicenteのカッピングラボで買付のためのカッピングセッション。38ロットをカッピング。

2. Bertilio Reyesの農園へ。15年前のCOEで1位を獲り、継続して買ってくれているロースターがいるためもうCOEには出ていない。

3. Nelson Ramírezの農園へ。ここもひたすら霧に覆われた天候。

4. ネルソンの乾燥棚は今回のツアーで見た中でもトップクラスに大きいハウス。

5. 念願のEl Doradoエリアへ。Victor Paz氏と初対面!THE COFFEESHOPではかれこれ3〜4年継続して買っていて、最も会いたかった生産者の一人。

6. Angelが所有するItacayo農園へ。Angelの祖父がWashedを作るために使っていた巨大なタンク。

7. 33歳の若き生産者Arielの農園へ。彼のこれからに期待!

8. Miguel Almand Sagastumeの農園へ。かなり素朴なおじさんで生産量は小規模。

9. 最終日も農園ツアー!Los Andesエリアへ。道中でフルーツを購入。

10. 最終日も農園ツアー!Los Andesエリアへ。Norman Castellanosは真面目な男だった。農園は2haほどで栽培しているのはPacasのみ。

11. Carmenの農園へ。家族であたたかく迎えてくれた。

12.いただいたバナナとカボチャは甘みは少なく、ほとんど芋のような感じ。

13. Miguel Morenoの農園へ。7人兄弟で全員が農園を持っている古くからのコーヒー一族。

14. 最後に訪問したのはJobneel CaceresとAlex Caceres。世界で一番有名なスペシャルティロースターTim Wendelboeと長年取引を続けていることで知られるレジェンドの一人。

The Monthly Beans Line Up|
今月のコーヒー豆ラインナップ

Information|
ウマカケバクミコ×THE COFFEESHOPコラボグッズ発売!

THE COFFEESHOPと、イラストレーター・ウマカケバクミコさんのコラボグッズが今年も発売スタート。THE COFFEESHOPのオンラインショップでご購入いただけます。

さらに、渋谷ロフトでは大人気イベント〈ウマカケバクミコのウマカフェ。2026〉が絶賛開催中!イベントをさらに盛り上げるべく、コーヒーの試飲会とライブ配信を実施いたします。お時間が合う方はぜひご参加をお待ちしております!

7月10日(金) 渋谷ロフトイベント

どちらもロースター萩原が参加予定!

■コーヒー試飲会

【時間】16:00~20:00

【場所】渋谷ロフト3F(東京都渋谷区宇田川町21-1)

■ライブ配信

【時間】21:30〜

Information|
店舗からのお知らせ

Pick up Movie|
【解説つき】深煎りのコーヒー豆を焙煎、PROBAT12kgの焙煎風景

焙煎機〈PROBAT〉の焙煎風景をお届けします!

THE COFFEESHOPで発売中の深煎りのブレンド〈DARK MIX〉で使用しているブラジルのコーヒー豆の焙煎動画を、実際のプロファイルでお届けします。

みなさんの参考になれば嬉しいです。ぜひ最後までご覧ください。

高評価&チャンネル登録もよろしくお願いします!

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今月のカレンダー

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次号発行予定

次回2026年8月号は8月1日発行を予定しております。お楽しみに!

それではみなさま、良いコーヒーライフを!

mbmは店頭やオンラインストアで商品をご購入の際に無料でお入れしております。ぜひゲットしてくださいね!

WRITER

Saori Oyamada

THE COFFEESHOPデザイナー・PR担当。元代官山店でバリスタを務める。

趣味はアート、釣り。現在は石垣島在住。

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