ORIGAMI Dripper（オリガミドリッパー）に新シリーズ 『Air』が登場！磁器製のものと比較してみました

ORIGAMIドリッパーから、今年（2022年）新作の【ORIGAMI Dripper Air】が登場しました！

ということで今回早速、初代ORIGAMIドリッパーとのスペック比較、出来上がったコーヒーの味わいに違いがあるのか、検証してみました。

ORIGAMI Dripper については以前にも検証・レビューを行なっていますので、こちらもぜひご覧ください。

初代の磁器モデルとの一番の違いは材質。

新しいAirでは、AS樹脂という素材を採用しており、かなりの軽量化を実現しています。

陶器モデル：135.5g

Air：63.2g

衝撃にも強く、ちょっと落としたくらいでは割れにくい素材。

磁器モデルよりも取り回しが楽になりました。

また、AS樹脂は磁器と比べて熱伝導率が低く、外気の影響を受けづらいことも特徴のひとつ。

これまで以上にドリッパーに熱を奪われないので、抽出中の湯温低下を防ぎ、安定したドリップが可能になります。

クリアカラーのAirは透け感があるので、抽出中の見た目も大きく違うところ。

2021年WBrC決勝でカナダ代表の選手がこのAirを使用した際には、その見た目のプレゼンテーションも話題になりました。

20本のヒダがあるという特徴的な形は、陶器モデルとほぼ同じですが、Airの方が全体的にやや角ばった印象になっています。

溝の形がよりエッジが立っているようですが、それがどこまで抽出に影響してくるでしょうか。

底面の穴の大きさもほぼ同じですが、こちらもやはりAirの方が角ばった見た目をしています。

続いて、実際にコーヒーを抽出してみて、仕上がりの違いを確かめていきます。

今回は、THE COFFEESHOPオリジナルのORIGAMI Dripper （オリガミドリッパー）レシピ、円すい型フィルターを使って淹れていきます。

抽出レシピは以下の通りです。

豆：20g 中挽き

お湯：300g 94℃程度

フィルター：V60 02 ペーパーフィルター（事前に湯通し、ドリッパーの余熱を行う）

以下、時間とお湯の投入量。

第1投：＋40ml（0:00～0:10）

蒸らし時間：30秒

第2投：＋60ml（0:30〜0:40）合計100ml

第3投：＋60ml（0:50〜1:00）合計160ml

第4投：＋60ml（1:10〜1:20）合計220ml

第5投：＋40ml（1:30〜1:40）合計260ml

第6投：＋40ml（1:50〜2:00）合計300ml

2’30”たったら、お湯が落ち切っていないくてもドリッパーを外して完成です。

現行品である陶器製のドリッパーと遜色ないコーヒーが抽出できました。

上記レシピでの比較では、味わいはもちろん、出来上がり温度の差もほとんどありませんでした。

▼仕上がりの温度

通常：74.3℃

Air：74.1℃

陶器製の方、事前にペーパーの湯通しと余熱を行っているということもあり、抽出時間内であれば、材質による差が出なかったものと思います。

今回の検証では2つの器具による出来上がりの差はほぼなし、という結果になりました。

材質の違いでORIGAMI Dripper Airの方が割れにくいため、アウトドアや飲食店舗での使用に一役買ってくれるような印象を持ちましたが、ORIGAMI Dripper Airは色味によって器具自体の印象がだいぶ違うので、見た目の満足感などを求める方にとっては物足りないかもしれません。

その点、初代ORIGAMI Dripper （オリガミドリッパー）は陶器製で高級感もありカラーバリエーションも豊富なので検討の価値はあると思います！

今回は材質違いのORIGAMI Dripper 2種類をご紹介しました。

ぜひご自身の活用方法にあった器具選びでコーヒー時間を楽しんでいただけると嬉しいです！

THE COFFEESHOPでは今回ご紹介したオリガミドリッパーとシングルオリジンを組み合わせたギフトセットをご用意しています。

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