ハンドドリップ、フレンチプレス、水出しで作る美味しいアイスコーヒーの作り方 2019年版

2019.05.31
SHERE

ご自宅でも簡単にできる美味しいアイスコーヒーの作り方2019年版です。ハンドドリップとフレンチプレス、そして水出しで淹れる抽出レシピと味の特徴をご紹介します。今年の夏もスペシャルティコーヒーで、極上のアイスコーヒーを楽しみましょう。

スペシャルティコーヒーで淹れるアイスコーヒー

ロースター萩原:

よくお客様から、「アイスコーヒーに合う豆はありますか?」というご質問をいただきますが、すべての豆がアイスコーヒーとしてもお楽しみいただけますとお応えしています。

スペシャルティコーヒーの豆は、氷で冷やしその結果薄まってしまった場合でも、それに負けないくらいの味とフレーバーを持っています。

そのため、BDS(コーヒー定期便)などでいつもお送りしている豆でも、アイスコーヒーをお楽しみいただけます。

THE COFFEESHOPでも毎年アイスコーヒーミックスを発売していますが、それはアイスに合うようにブレンドしているというだけであって、これじゃないとアイスコーヒーにならないというわけではありませんので、ぜひ色々な産地の豆で、アイスコーヒーを試してみてください。

ハンドドリップ1、ハリオV60で作るアイスコーヒー

それでは、今年もアイスコーヒーミックスが発売したところで、抽出レシピと味の特徴について、お届けしていこうと思います!

まずはハンドドリップ。定番のハリオV60での作り方です。

準備するもの

材料:

コーヒー挽き豆27g(中挽き)、氷10個くらい、湯200g(94℃)

道具:

V60ドリッパー、フィルター、サーバー、スケール(電子測り)、キッチンタイマー、グラス

V60抽出レシピ(アイス)

サーバーに氷6個(130g目安)を入れ、ドリッパーをセット。挽き豆を入れて準備OK。

タイマーをスタートし、40gの湯を注ぐ。挽き豆を全体的に濡らし40秒間蒸らします。

その後、湯を40gずつ4回にわけて注ぎ、タイマースタートから2分10秒〜2分20秒の間すべて落ちきるよう抽出します。

↓↓↓

タイマー40秒まで :

湯40gで蒸らし

タイマー40秒〜50秒 :

湯40g注ぐ

タイマー60秒〜70秒 :

湯40g注ぐ

タイマー80秒〜90秒 :

湯40g注ぐ

タイマー100秒〜110秒 :

湯40g注ぐ

タイマー130秒〜140秒 :

サーバーからドリッパーを外す

アイスコーヒーは、使う湯の量が少ないので、ホットで淹れる時よりも細めにゆっくり注ぐのがコツです。

残りの氷を入れたグラスに移して出来上がり。

V60で作ったアイスコーヒーの特徴

ロースター萩原コメント:

ハリオV60で作ったアイスコーヒーは、クリアですっきりした印象になります。アプリコットのようなフレーバー、シトラス系のアシディティ、黒糖のような後味。キリっとした酸味と長い後味が特徴です。

ハンドドリップ2、ORIGAMIドリッパーで作るアイスコーヒー

続いて、ORIGAMIドリッパーでの作り方と特徴です。

準備するもの

材料:

コーヒー挽き豆27g(中挽き)、氷10個くらい、湯200g(94℃)

道具:

ORIGAMIドリッパー、V60用フィルター、サーバー、スケール(電子測り)、キッチンタイマー、グラス

ORIGAMI抽出レシピ(アイス)

サーバーに氷6個(130g目安)を入れ、ドリッパーをセット。挽き豆を入れて準備OK。

タイマーをスタートし、50gの湯を注ぎながら、すぐスプーンで 5回 攪拌。

粉の層の下の方まで蒸らしのお湯が届かない場合があるので、全体がお湯に触れるように底からかき混ぜるイメージでやってみてください。

攪拌が終わったらタイマー30秒までを蒸らし時間とします。

↓↓↓

タイマー30秒まで :

湯50gで蒸らし

タイマー30秒〜40秒 :

湯40g注ぐ

タイマー50秒〜60秒 :

湯40g注ぐ

タイマー70秒〜80秒 :

湯40g注ぐ

タイマー90秒〜100秒 :

湯30g注ぐ

タイマー120秒 :

サーバーからドリッパーを外す

抽出したコーヒーを、残りの氷を入れたグラスに注ぎ、よくかき混ぜたら完成です。

ORIGAMIドリッパーで作ったアイスコーヒーの特徴

ロースター萩原コメント:

ORIGAMIドリッパーで作ったアイスコーヒーは、V60に近い傾向であるものの、シトラス系の酸味がより明るくシャープに、後味がすっきりとした印象になります。フレーバーは、アプリコット感はそのままで、ティーライクが追加。黒糖感は、やや薄まる印象です。

フレンチプレスで作るアイスコーヒー

続いて、フレンチプレスで作るアイスコーヒーの淹れ方とその特徴についてみていきましょう。

準備するもの

材料:

コーヒー挽き豆24g(粗挽き)、氷120g、湯200g(94℃)

道具:

フレンチプレス、サーバー、スケール(電子測り)、キッチンタイマー、グラス

フレンチプレス抽出レシピ(アイス)

フレンチプレスに挽き豆を入れ、タイマーをスタート。100gのお湯で30秒蒸らします。

残りのお湯を入れ、プランジャーをセット。

残りのお湯を入れ、タイマーが4分になったところで、プランジャーを押し下げます。

氷を入れたグラスに注いで、よくかき混ぜたら完成です。

グラスでオンザロックする場合には、一気に注がず、少量ずつ氷に直接当てる感じで注ぐと、急冷されて美味しいアイスコーヒーになります。

ロースター萩原コメント:

フレンチプレスで作るアイスコーヒーは、きび糖のような甘さ、ストーンフルーツ系のアシディティがあるアイスコーヒーになります。液体にはとろみがあり、クリーミィな質感も特徴的です。また、フレーバーや酸味は、ペーパードリップで作る時に比べ、やや丸みを帯びたような印象です。

水出しで作るアイスコーヒー

ラストは、水出しで作るアイスコーヒーの作り方とその特徴です。

準備するもの

材料:

COLD BREW COFFEE、水350g、湯150g

道具:

サーバー、スケール(電子測り)、グラス

水出しアイスコーヒー抽出レシピ

水出しでのアイスコーヒー抽出は、オンラインストアにて販売中(季節限定)の COLD BREW COFFEE 裏面に記載されているレシピを使用します。

まずは、沸かしたお湯を150gと水350g混ぜます。この時45℃くらいの温度になります。

水出しコーヒーパックを1個投入し、さきほど作った45℃の水を投入します。

このまま常温で5〜6時間ほど抽出。パックを取り出したら出来上がりです。

↑ 左が常温抽出30分後(1パック使用・500gレシピ)。右は抽出完了後、冷蔵庫で冷やしたもの(2パック使用・1,000gレシピ)。

出来たコーヒーは冷蔵庫で保存し、楽しむ際はそのまま、またはお好みで氷を少々入れても、美味しく召し上がれます。

ロースター萩原コメント:

水出しならではの、黒糖やチョコレートのような甘さがいいですね。酸味は控えめで、滑らかな質感、丸みのあるバランスが特徴です。全体的なまとまりとしては、フレンチプレスで淹れた時よりも、ペーパードリップに近いように思いますが、急冷式よりも角がとれたような印象です。フレーバーや酸味が丸くなり、代わりに甘さがグッと引き出されたようなコーヒーになりました。

まとめ

2019年の夏も、スペシャルティコーヒーで美味しいアイスコーヒーを楽しんでいただけたら幸いです。

今回ご紹介したのは、アイスコーヒーミックスでの味とフレーバーでしたが、シングルオリジンの豆でも作り方を変えることで様々なバリエーションを楽しむことができます。

ぜひ、いろいろな作り方で、美味しいアイスコーヒーを楽しんでくださいね!

WRITER

THE COFFEESHOP

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