ハンドドリップ、フレンチプレス、水出しで作る美味しいアイスコーヒーの作り方 2019年版
ご自宅でも簡単にできる美味しいアイスコーヒーの作り方2019年版です。ハンドドリップとフレンチプレス、そして水出しで淹れる抽出レシピと味の特徴をご紹介します。今年の夏もスペシャルティコーヒーで、極上のアイスコーヒーを楽しみましょう。
スペシャルティコーヒーで淹れるアイスコーヒー
ロースター萩原:
-
よくお客様から、「アイスコーヒーに合う豆はありますか?」というご質問をいただきますが、すべての豆がアイスコーヒーとしてもお楽しみいただけますとお応えしています。
スペシャルティコーヒーの豆は、氷で冷やしその結果薄まってしまった場合でも、それに負けないくらいの味とフレーバーを持っています。
そのため、BDS(コーヒー定期便)などでいつもお送りしている豆でも、アイスコーヒーをお楽しみいただけます。
THE COFFEESHOPでも毎年アイスコーヒーミックスを発売していますが、それはアイスに合うようにブレンドしているというだけであって、これじゃないとアイスコーヒーにならないというわけではありませんので、ぜひ色々な産地の豆で、アイスコーヒーを試してみてください。
ハンドドリップ1、ハリオV60で作るアイスコーヒー
それでは、今年もアイスコーヒーミックスが発売したところで、抽出レシピと味の特徴について、お届けしていこうと思います!
まずはハンドドリップ。定番のハリオV60での作り方です。
準備するもの
材料:
コーヒー挽き豆27g(中挽き)、氷10個くらい、湯200g(94℃)
道具:
V60ドリッパー、フィルター、サーバー、スケール(電子測り)、キッチンタイマー、グラス
V60抽出レシピ(アイス)
サーバーに氷6個(130g目安)を入れ、ドリッパーをセット。挽き豆を入れて準備OK。
タイマーをスタートし、40gの湯を注ぐ。挽き豆を全体的に濡らし40秒間蒸らします。
その後、湯を40gずつ4回にわけて注ぎ、タイマースタートから2分10秒〜2分20秒の間すべて落ちきるよう抽出します。
↓↓↓
タイマー40秒まで :
湯40gで蒸らし
タイマー40秒〜50秒 :
湯40g注ぐ
タイマー60秒〜70秒 :
湯40g注ぐ
タイマー80秒〜90秒 :
湯40g注ぐ
タイマー100秒〜110秒 :
湯40g注ぐ
タイマー130秒〜140秒 :
サーバーからドリッパーを外す
アイスコーヒーは、使う湯の量が少ないので、ホットで淹れる時よりも細めにゆっくり注ぐのがコツです。
残りの氷を入れたグラスに移して出来上がり。
V60で作ったアイスコーヒーの特徴
ロースター萩原コメント:
-
ハリオV60で作ったアイスコーヒーは、クリアですっきりした印象になります。アプリコットのようなフレーバー、シトラス系のアシディティ、黒糖のような後味。キリっとした酸味と長い後味が特徴です。
ハンドドリップ2、ORIGAMIドリッパーで作るアイスコーヒー
続いて、ORIGAMIドリッパーでの作り方と特徴です。
準備するもの
材料:
コーヒー挽き豆27g(中挽き)、氷10個くらい、湯200g(94℃)
道具:
ORIGAMIドリッパー、V60用フィルター、サーバー、スケール(電子測り)、キッチンタイマー、グラス
ORIGAMI抽出レシピ(アイス)
サーバーに氷6個(130g目安)を入れ、ドリッパーをセット。挽き豆を入れて準備OK。
タイマーをスタートし、50gの湯を注ぎながら、すぐスプーンで 5回 攪拌。
粉の層の下の方まで蒸らしのお湯が届かない場合があるので、全体がお湯に触れるように底からかき混ぜるイメージでやってみてください。
攪拌が終わったらタイマー30秒までを蒸らし時間とします。
↓↓↓
タイマー30秒まで :
湯50gで蒸らし
タイマー30秒〜40秒 :
湯40g注ぐ
タイマー50秒〜60秒 :
湯40g注ぐ
タイマー70秒〜80秒 :
湯40g注ぐ
タイマー90秒〜100秒 :
湯30g注ぐ
タイマー120秒 :
サーバーからドリッパーを外す
抽出したコーヒーを、残りの氷を入れたグラスに注ぎ、よくかき混ぜたら完成です。
ORIGAMIドリッパーで作ったアイスコーヒーの特徴
ロースター萩原コメント:
-
ORIGAMIドリッパーで作ったアイスコーヒーは、V60に近い傾向であるものの、シトラス系の酸味がより明るくシャープに、後味がすっきりとした印象になります。フレーバーは、アプリコット感はそのままで、ティーライクが追加。黒糖感は、やや薄まる印象です。
フレンチプレスで作るアイスコーヒー
続いて、フレンチプレスで作るアイスコーヒーの淹れ方とその特徴についてみていきましょう。
準備するもの
材料:
コーヒー挽き豆24g(粗挽き)、氷120g、湯200g(94℃)
道具:
フレンチプレス、サーバー、スケール(電子測り)、キッチンタイマー、グラス
フレンチプレス抽出レシピ(アイス)
フレンチプレスに挽き豆を入れ、タイマーをスタート。100gのお湯で30秒蒸らします。
残りのお湯を入れ、プランジャーをセット。
残りのお湯を入れ、タイマーが4分になったところで、プランジャーを押し下げます。
氷を入れたグラスに注いで、よくかき混ぜたら完成です。
グラスでオンザロックする場合には、一気に注がず、少量ずつ氷に直接当てる感じで注ぐと、急冷されて美味しいアイスコーヒーになります。
ロースター萩原コメント:
-
フレンチプレスで作るアイスコーヒーは、きび糖のような甘さ、ストーンフルーツ系のアシディティがあるアイスコーヒーになります。液体にはとろみがあり、クリーミィな質感も特徴的です。また、フレーバーや酸味は、ペーパードリップで作る時に比べ、やや丸みを帯びたような印象です。
水出しで作るアイスコーヒー
ラストは、水出しで作るアイスコーヒーの作り方とその特徴です。
準備するもの
材料:
COLD BREW COFFEE、水350g、湯150g
道具:
サーバー、スケール(電子測り)、グラス
水出しアイスコーヒー抽出レシピ
水出しでのアイスコーヒー抽出は、オンラインストアにて販売中(季節限定)の COLD BREW COFFEE 裏面に記載されているレシピを使用します。
まずは、沸かしたお湯を150gと水350g混ぜます。この時45℃くらいの温度になります。
水出しコーヒーパックを1個投入し、さきほど作った45℃の水を投入します。
このまま常温で5〜6時間ほど抽出。パックを取り出したら出来上がりです。
↑ 左が常温抽出30分後(1パック使用・500gレシピ)。右は抽出完了後、冷蔵庫で冷やしたもの(2パック使用・1,000gレシピ)。
出来たコーヒーは冷蔵庫で保存し、楽しむ際はそのまま、またはお好みで氷を少々入れても、美味しく召し上がれます。
ロースター萩原コメント:
-
水出しならではの、黒糖やチョコレートのような甘さがいいですね。酸味は控えめで、滑らかな質感、丸みのあるバランスが特徴です。全体的なまとまりとしては、フレンチプレスで淹れた時よりも、ペーパードリップに近いように思いますが、急冷式よりも角がとれたような印象です。フレーバーや酸味が丸くなり、代わりに甘さがグッと引き出されたようなコーヒーになりました。
まとめ
2019年の夏も、スペシャルティコーヒーで美味しいアイスコーヒーを楽しんでいただけたら幸いです。
今回ご紹介したのは、アイスコーヒーミックスでの味とフレーバーでしたが、シングルオリジンの豆でも作り方を変えることで様々なバリエーションを楽しむことができます。
ぜひ、いろいろな作り方で、美味しいアイスコーヒーを楽しんでくださいね!
WRITER
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THE COFFEESHOP
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