2021.02.19

TOACHドーナツドリッパー 使用レビュー&おすすめレシピ


【深煎りのコーヒーを美味しく淹れる】ために開発された、かわいらしい見た目のドーナツドリッパー。
使用レビューと、THE COFFEESHOP的おすすめレシピをご紹介します。

TOACHドーナツドリッパーとは?

TOACHドーナツドリッパー

ドーナツドリッパーは、【深煎りのコーヒーを美味しく淹れる】ために開発されたドリッパーです。

考案者の中林孝之さんは、もともと喫茶店を営んでいた経験があり、自身の考える美味しいコーヒーの抽出ができるようにと開発されました。

今回はそんなドーナツドリッパーと、THE COFFEESHOP的抽出レシピをご紹介いたします!

TOACHドーナツドリッパーの特徴

かわいらしい見た目で、パッと見ではコーヒードリッパーとはわからないような形のドーナツドリッパー。

素材は質感の美しい美濃焼(白磁)。木製のホルダーが付属します。

まず見た目で気づくのは、一般的なドリッパーよりも縦に細長い形状です。

TOACHドーナツドリッパー

この縦長の形により、同じ粉の量でも粉の層がより厚くなります。
すると、上からお湯を注いだときに、1滴あたりのお湯が触れる粉の量が増え、より多くのコーヒーの成分を取り出すことができます。

以前の検証で、同じように粉の層が厚くなるドリッパー、『セイントアンソニー フェニックス70』を使用したときのように、濃度の濃いしっかりとしたコーヒーが仕上がりそうです。
セイントアンソニー フェニックス70の検証記事 ≫

ドリッパー底面

TOACHドーナツドリッパー

ドリッパー底面には大きな一つ穴。
これによってスルスルとスムーズにお湯が抜けていってくれます。
粉の層が厚くなる構造で、粉から成分が溶け出しやすくなっている分、お湯の抜けをスムーズにすることでバランスをとっているんですね。

ドリッパー内側

TOACHドーナツドリッパー

ドリッパー内側には、段々がついています。
この段々があることで、ドリッパーの壁を伝って下にすり抜けてしまうお湯を、内側に押し戻す効果があるのだとか。
また、ペーパーフィルターとドリッパーが密接するのを防ぎ、スムーズなお湯の抜けがキープできるようになっています。

ドーナツドリッパーには専用のペーパーフィルターがなく、市販の台形フィルターを折り込んで使用します。

TOACHドーナツドリッパー
1. 台形フィルターの底面を、やや右下がりになるように谷折り。

TOACHドーナツドリッパー
2. 今折った底面の左側の角のラインあたりで縦に山折り。

TOACHドーナツドリッパー
3. 最初に織り込んだ底のラインが大体4cmくらいになるようにします。

慣れれば簡単に折れますが、コツをつかむまでは上手に折るのが少し面倒&難しい、かもしれません…。

TOACHドーナツドリッパーで抽出してみる

TOACHドーナツドリッパー

まずは、付属説明書に記載のレシピから抽出してみます。

豆量:12g 中細挽き
湯温:82℃(深煎りの場合)
出来上がり量:120ml

付属のレシピには抽出時間や投入湯量の具体的な数字がなく、
抽出の手順のみが載っています。

最初の蒸らし時間は『35秒~45秒』。
その後、抽出前半は『トロッとした旨味成分をすべて抽出するイメージで、ぽたぽた、ゆっくりと』注ぎ、抽出後半は『少し速く、前半に抽出した濃いコーヒーを薄めていくイメージ』。
分量まで抽出できたらドリッパーを外して抽出終了、という内容でした。

試しにこの通りに抽出してみましたが、出来上がったコーヒーは少し過抽出気味。
また、細かいレシピ設定がされていないため、毎回の再現性がなく、苦労しそうな気がします。

ということで、深煎りのコーヒーを美味しく淹れることを目標に、THE COFFEESHOP的適正レシピを模索してみました。

THE COFFEESHOP的おすすめレシピ

TOACHドーナツドリッパー

コーヒー豆:ミックスオリジン/ダークミックス
豆量:15g 中挽き
湯量:250ml 88℃
抽出:蒸らしを含む、全4投
落ちきりタイム:2分以内

第1投(蒸らし):+50ml(0:00~0:30)
第2投:+60ml(0:30~0:40)
第3投:+70ml(0:50~1:00)
第4投:+70ml(1:10~1:20)

まず第1投目で30秒間蒸らした後は、10秒間かけてお湯を注いで10秒間落ちるのを待つ、を繰り返します。
抽出後半にかけて注ぐ湯量を増やしていきますが、これは深煎りのコーヒーらしい質感や甘さ、しっかりとしたコーヒー感を引き出すためです。

ただ、抽出後半はフィルターの目が詰まって抜けが悪くなりがちなタイミングでもあります。それを避けるために、元のレシピよりも挽き目を少し粗めの【中挽き】に設定。
スムーズなお湯の抜けで2分以内の落ちきりを目指しました。

出来上がったコーヒーは、深煎りらしいしっかりとした質感と甘さがあり、かつ後味のすっきりしたバランスの良い仕上がりに。
抽出時間が短いことで雑味が抑えられ、何杯でも飲みたくなるようなコーヒーが出来上がりました。

まとめ

実際に使ってみて、国内はもちろん海外でも人気な理由がよくわかりました。

お湯の抜けが早いドリッパーは、総じて抽出難易度が高めなものが多いですが、このドリッパーは粉の層が確保されているので、比較的安定した抽出が期待できると思います。

可愛らしい見た目ながら、しっかり本格派の抽出ができるドーナツドリッパー。
深煎りコーヒー好きの方は、ぜひご自宅のキッチンに迎え入れてみてはいかがでしょうか。

TOACHドーナツドリッパー


SERVICE