HARIO V60 1杯用 ペーパードリップ式 美味しいコーヒーの淹れ方|初心者でも失敗しないドリップコーヒー基本レシピ
2017.02.22
もっともオーソドックスなコーヒーの淹れ方であるペーパーフィルターを用いての『ハンドドリップコーヒー』。ここでは THE COFFEESHOP で推奨している抽出レシピをご紹介します。(初心者の方でも、美味しいコーヒーが淹れられるようになります。)

目次
- ペーパードリップコーヒー|用意する道具
- 1、コーヒー豆を計量して挽く
- 2、ペーパーフィルターをドリッパーにセットし、コーヒー粉を入れる
- 3、コーヒー抽出スタート 最初は『蒸らし』
- 4、二投目以降のお湯は3〜5回に分けて注ぐ
- ペーパードリップで美味しいコーヒーを淹れるコツ
ペーパードリップコーヒーは、道具・器具が安価で手軽に入手できることから、コーヒー初心者でも始めやすい抽出スタイルです。しかしながら、実は個人差が出やすいという特徴も同時に持ち合わせており、非常に奥深いものです。
特に円錐型ドリッパーを用いた場合は、注ぐお湯の量とスピードをコントロールできるため、出来上がるコーヒーは、淹れ手の個性がわかりやすく反映されます。
初心者の方は、まず基本的な道具を選び、基本的なレシピを用いた淹れ方からマスターしていきましょう。
ペーパードリップコーヒー|用意する道具
【準備する道具・器具】
- ドリッパー(素材は自由)
- ペーパーフィルター(円錐型)
- ケトル
- スケール(秤)
- ストップウォッチ(キッチンタイマーでもOK)
- サーバー(カップに直接でもOK)
- グラインダー(手動自動問わず)
【材料:マグカップ1杯分】
- コーヒー豆:20g
- 挽き目:中挽き
- お湯:300g
手順1、コーヒー豆を計量して挽く
コーヒー豆を計量したら、グラインダーで目的のサイズまで細かく挽きます。ペーパードリップ用の挽目サイズ感は、上記画像を参考にしてみてください。
手順2、ペーパーフィルターをドリッパーにセットし、コーヒー粉を入れる
ペーパーフィルターをドリッパーにセットし、事前に沸騰させておいたお湯で湿らせておきます。紙のニオイが移るのを防ぐためです。気にならなければやらなくても大丈夫です。同時にドリッパーとサーバー(もしくはカップ)も温めましょう。(器具の温めで使用するお湯は、抽出分に使うお湯300gとは別に用意してください。)
粉を入れたら(記事トップの写真のように)秤に乗せ、ゼロリセットを押して準備完了です。ストップウォッチ(タイマーでもよい)もこのタイミングで準備します。
手順3、コーヒー抽出スタート 最初は『蒸らし』
ストップウォッチをスタートし、まず約40gのお湯を注ぎます。コーヒー粉の真ん中あたりから、全体にお湯が馴染むようにお湯を注いでください。『手早く丁寧に』がコツです。このとき注ぎ終えるのは10秒以内を目安にしてください。
蒸らし時間は40秒です。この間は香りを楽しみましょう。
手順4、二投目以降のお湯は3〜5回に分けて注ぐ
40秒の蒸らしの後は3〜5回に分けてお湯を注ぎます。最終的に2分30秒から2分45秒の間に抽出が完了するようにコントロールしていきます。
ストップウォッチの経過時間とお湯の量
ストップウォッチをスタートさせてから、お湯を注いでいくタイミングは以下の通りを参考にしてください。お湯はフィルター内壁に直接かからないよう、中心付近に小さな円を描くように注ぎます。
スタートから10秒以内:お湯40g
↓40秒から50秒まで:お湯40g追加
↓1分00秒から1分10秒まで:お湯40g追加
↓1分20秒から1分30秒まで:お湯60g追加
↓1分40秒から1分50秒まで:お湯60g追加
↓2分00秒から2分10秒まで:お湯60g追加
↓コーヒーが落ち切る寸前にドリッパーをサーバーから外して完成
サーバーからマグカップに注ぐ際は、よく混ぜてから
抽出したコーヒーは、上下で微妙に濃度が異なるため、カップに注ぐ際はよく混ぜてから注ぎましょう。直接カップに抽出した場合も同じです。
ペーパードリップで美味しいコーヒーを淹れるコツ
ペーパーフィルターを用いたハンドドリップで美味しく淹れるコツは、しっかりと『基本を守る』ことです。初めから基本を崩してしまうと、すっきりし過ぎてしまったり、逆に過抽出になってしまったりしたときに、何が原因かがわからなくなってしまいます。
抽出時間、豆の量、お湯の量をしっかり正確に守ることから練習してみてください。ハンドドリップは注ぐスピードによって抽出時間が変えられるという自由がある分、時間内に収めること、スピードを一定に保つことが美味しく淹れるためのポイントとなります。
初めは基本をしっかりと練習し、徐々に自分の好きなコーヒーになるよう、コントロールしてみると良いでしょう。
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