コスパが良いのはどっち?水出しコーヒーと急冷式アイスコーヒー

2019.08.01


暑い夏の日、ぐびぐび飲みたいアイスコーヒー。以前からお伝えしている通り、その作り方には大きく2つ、水出しと急冷式とがあります。今回はどちらがコストパフォーマンスに優れるのか、豆の価格のみならず、淹れる手間や時間まで含めて考えていきたいと思います。

水出しコーヒーのコスパ

目次

水出しコーヒーと急冷式アイスコーヒーの違いについては、こちらの記事でご確認ください。
→ ハンドドリップ、フレンチプレス、水出しで作る美味しいアイスコーヒーの作り方

コーヒーを淹れる時のコストパフォーマンスとは

水出しコーヒーと急冷式アイスコーヒーのコスパについて、3つの項目で比較していきたいと思います。項目は以下の通りです。

材料費:
豆、氷、フィルターなど。

電気代:
お湯を沸かす、豆を挽くなどの電気代。

時間と手間:
抽出にかかる時間。

水出しvs急冷式 コスパ四番勝負!どっちが安い?

それでは1つずつ、確認していきたいと思います。(ちなみに、水出しと急冷とでは出来上がるコーヒーの個性が異なります。そのため、味やフレーバーに関する評価・コメントは、今回は触れずに進めてまいります。)

1、コーヒーの材料費が安いのは?

水出しコーヒーおよび急冷式アイスコーヒーに使用する材料は以下の通りです。(器具は材料に含まない)

水出しコーヒーの材料:
水出しコーヒーパック(豆量35.5g)、氷(4個くらい)、水(500ml)
→ 出来上がりは約430ml

急冷式アイスコーヒーの材料:
挽き豆(27g)、ペーパーフィルター、氷(10個くらい)、水(200ml)
→ 出来上がりは約280ml

コスパ計算のため、それぞれに単価を割り当てていきます。水出しコーヒーパック、挽き豆、フィルターは、THE COFFEESHOPオンラインストアの価格を割り当て、氷と水は一般的な小売価格を当てていきます。結果は以下の通り。

水出しコーヒーの材料費は¥399。対する急冷式アイスコーヒー。こちらの材料費は¥315でした。

コーヒー100mlあたりに換算すると水出しが¥92.8、急冷式が¥112.5。ということで、水出しコーヒーの方が、17.5%ほど材料コストが安いことがわかりました。

2、コーヒーの電気代っていくら?

続いて、電気代ですが、コーヒーを淹れるために使用する電気は、お湯を沸かすことと、豆を挽くことのみとなります。

お湯を沸かすための電気代は、電気ケトル(0.8l)一回につき、¥30〜¥34と言われています(製品によって異なります)。いくらという金額まで計算すると微差になってしまうので、単純にお湯を沸かす量で、比率だけで見ていきます。

水出しコーヒーの湯量:
150ml

急冷式アイスコーヒーの湯量:
200ml

単純計算ですが、水出しコーヒーの方が25%ほどコストが低くなります。

豆を挽くためのグラインダーの電気代は、それよりもずっと安く、1回あたりの算出が難しいくらい少額です。そのため、ここについては無視してもよいレベルです。

3、コーヒー抽出とそれにかかる時間もコストですよね

実はここが一番差が出るのではないかと思われるポイント。抽出にかかる手間と時間の違いについて、見てみましょう。両者の準備および抽出は、ざっくり以下の通りです。

水出しコーヒーの準備と抽出:
水出しコーヒーパック、お湯、水を用意する。
お湯と水を混ぜて、そこにパックを入れる。
8時間放置して抽出する。

→ 水出しコーヒーの淹れ方

急冷式アイスコーヒーの準備と抽出:
お湯を沸かし、豆を測る。
豆を挽き、器具を準備する。
レシピにしたがって、お湯を注いで抽出する。
氷で急冷する。

→ 急冷式アイスコーヒーの淹れ方

コストというものをどう定義するかで、コスパという概念も変わってきそうですね。

例えば、抽出レシピが簡単で、操作に迷いが生じないという部分だけ見た場合には、水出しコーヒーに軍配が上がりますが、そのあと飲めるようになるまでに8時間かかるという点まで考慮するとどうでしょう?

8時間待つということにストレスを感じる方もいるのではないでしょうか。

単純に飲めるまでの時間に東京都の最低賃金を割り当てるならば(よくわからない計算ですが)、¥985 × 8時間 = ¥7,880となりますから、かなり割高なコーヒーになります。

反対に作ってすぐに飲めるのは、急冷式のアイスコーヒーです。こちらは準備込みでも10分〜15分程度と、時間がかからない分、時給を割り当てても¥246以下。技術手当をつけたとしても、¥370くらいでしょうか。かなり割安感のあるコーヒーになりますね。

しかしながら、急冷式はハンドドリップ(またはプレス)での抽出が必要になるため、約3分間に渡ってお湯を注ぐという作業が発生します。これが真夏は結構辛い。

8時間待つか、一瞬の暑さに耐えるか。飲めるまでの時間をコストと考えるか、手間をコストを考えるか。コスパが良いのは、、、個人の判断になりますね。

まとめ|コスパがいいのは水出しコーヒー!

以上、総合評価ですが、なんやかんやコスパが良いのは水出しコーヒーかと。理由は、単純に材料費が安いということと、抽出が簡単ということ。

問題となる8時間という待ち時間ですが、これは寝る前に仕込んでおけばいいだけの話ですし、容器を3つくらい買っておいて、仕込む&飲む&片付けるのサイクルさえ整えてしまえば、相当快適なアイスコーヒーライフが送れるのではないかと思います。

販売中の水出しコーヒーパックは3回分入っていて、購入時にはポスト投函が可能です。こちらの購入もサイクルに入れていただいて、ぜひ快適で美味しい夏のコーヒーライフを楽しんでみてくださいね!

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