デカフェコーヒーのススメ|妊娠中でも安心?カフェインレスとの違いは?まずいって本当?

2019.07.25


近年健康志向の広まりによって、認知度を上げているデカフェのコーヒー(ディカフェ)。カフェインレス処理が施されているため、カフェインによる覚醒作用を気にしなければならない時間帯のコーヒータイムや、妊娠中・授乳中でも楽しめるというメリットがあります。改めて、その魅力を深掘りしてみたいと思います。

デカフェ

目次

デカフェコーヒー(ディカフェ)の作り方

人気コーヒー店などでも気軽にオーダー出来るようになったディカフェですが、どのように作っているのか、知っている方は少ないかと思います。

もしかして化学薬品とか使ってるのでは、、、

と、心配になる気持ちもありますよね。

ディカフェが作られ始めた初期の頃は、それもあったのでしょうけど、それはもう今から100年以上昔の話です。

デカフェ年表

↑ コーヒーのカフェイン除去の歴史

1941年以降は、水による処理が開発され、一般的なカフェイン除去方法として広まっています。現在、もっとも安全で質が高いと言われているのは『スイスウォーター方式 Swiss water method』と呼ばれるものです。

仕組みの詳細は割愛しますが、簡単にざっくり説明すると、

  1. 水を使ってカフェインを抽出
  2. カフェイン以外の味やフレーバーも出てしまうので
  3. カフェイン以外の成分はまた豆に戻す

という方法です。

デカフェ(ディカフェ)は自宅で作れるのか

ちなみに、上記のディカフェ処理は、生豆の状態で専用装置を用いて行うため、市販のコーヒー豆を買ってきて自宅でディカフェに出来るかというと、それは無理なお話です。

生豆を水につけておくだけでは、カフェインは微量しか抽出されませんし、一緒に出てきてしまったその他の成分だけ、後から戻すことなんてことは、到底不可能ですよね。

デカフェコーヒー(ディカフェ)とカフェインレスの違い

ディカフェ、カフェインレス、そしてカフェインフリーという呼び方。ややこしいようで、Googleでディカフェと検索してみると、予測変換で『ディカフェ カフェインレス 違い』というのが表示されます。

スペシャルティコーヒーにおいては、一般的にディカフェと呼ぶのが主流なのですが、そもそも何が違うのか、調べてみました。

ディカフェ:
カフェインを含んでいるものから、カフェインを取り除いて減らしたもののことを言います。カフェインが0ではなく、ごくわずかですが含まれています。

カフェインレス:
元々カフェインが少し含まれている飲み物のことを言います。

カフェインフリー、ノンカフェイン:
カフェインが含まれていない飲み物のことを言います。カフェインを一切摂りたくない場合は、「ノンカフェイン」や「カフェインフリー」を選ぶといいですね。

引用:ウチコト by 東京ガス https://tg-uchi.jp/topics/3187

コーヒーの場合、ディカフェまたはカフェインレスと呼ぶのは、上記の定義があるからなんですね。

コーヒーは、元々カフェインを含むもので、それからカフェインを抜いているという意味ではデカフェ。

カフェインを抜いた結果、ごく少量のみカフェインが残っているという意味ではカフェインレス。

そんな感じでしょうか。

妊娠中・授乳中でも安心

よりカフェインを気にしなければならない妊娠中〜授乳中の期間。妊娠中は、ママが飲んだコーヒーが胎盤を通り、お腹の赤ちゃんにまで届いてしまいます。授乳中も然りです。

ご存知の通り、コーヒーに含まれるカフェインは、眠気を覚ましたり、頭をすっきりさせてくれる効果があります。言い方をかえると、軽い興奮状態になる作用があります。

体が小さい赤ちゃんは、微量のカフェインでも興奮状態になってしまうため、注意が必要です。参考までに、世界各国の基準値を記載しておきます。

<妊娠期間の一日のカフェインの摂取許容量>
WHO 世界保健機構:300mg
英国食品基準庁:200mg
カナダ保健省:300mg
オーストラリア保健食品安全局:300mg
内閣府食品安全委員会:未発表

数値をみた限り、実際にはそこまで過敏に気にすることはないようですが、やはり大事をとって、出来る限りカフェインを摂取しない生活を心がけたいですよね。

カフェインありの通常のコーヒーの場合、1日の限度は2杯程度となりますが、ディカフェであれば一日中ガブ飲みし続けることでもしない限り、上記の数値に届くことはなく、安心です。

デカフェコーヒー(ディカフェ)は味がまずいって本当?

前述の通り、ディカフェは水を使ってカフェインを抜く処理をしており、その時に一緒に味やフレーバーになるはずの成分も抜けてしまいます。

スイスウォーター方式であれば、カフェイン以外の成分は再度コーヒー豆に戻す処理を行うのですが、コスト重視の大量生産品の場合、その工程がないまたは甘いこともあります。

コーヒー豆のグレードが高くない場合、最悪まったく味がなくなってしまい、焙煎による苦味しか残らないということにも。

『ディカフェって、まずいよね!』と思われてしまうのは、処理工程と豆のグレードが大きく関連しているというわけですね。

スペシャルティコーヒーを使ったスイスウォーター方式のディカフェが美味しい理由も同じです。

元々の豆のポテンシャルが高く、カフェイン以外を元に戻すので、美味しいままカフェインだけが抜けた状態で、ディカフェが出来上がります。

→ 美味しいディカフェを買う

デカフェ(ディカフェ)の美味しい淹れ方

ディカフェだからといって、特別淹れ方が変わることはありません。普段の抽出器具、普段の抽出レシピを用いて、美味しいディカフェを楽しんでください。

→ コーヒーの淹れ方(カテゴリーページへ)

まとめ|ギフトにもおすすめ

カフェインが少ないから、時間帯を気にせず、また妊娠中や授乳中でも気にせず楽しめるというメリットがあるディカフェ。ピュアにコーヒーを楽しみたい方にもぴったりなドリンクですね!

夜でも気にせず飲めるので、夕食後のデザートのお供にもぜひ。

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