2022年12月28日発送のコーヒー定期便はケニアとブラジル！BDS MAGAZINE vol.218

2022.12.28

多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

12月28日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします！

12月29日(木) 19:00〜 Instagram＆YouTubeライブ配信で、お送りしたコーヒーについてご紹介します！

・Instagram ライブ配信
・YouTube ライブ配信

今回お届けのコーヒー豆の詳細、おすすめの抽出方法や、フードペアリングなどもご紹介。
配信はどなたでもご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね！

ごあいさつ

こんにちは！
2022年12月28日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです！

早いもので2022年も最後のBDS発送となりました。
今年の皆様のコーヒーライフは、どんな1年だったでしょうか？
私たちからお届けしたコーヒーの中で、お気に入りはどんなコーヒーだったか、ぜひ振り返りながら最後のBDSをお楽しみくださいね。

それでは、BDS MAGAZINE 12月28日号、スタートです！

12月28日発送のコーヒー① Kenya／Kiaragana（ケニア／キアラガナ）

キアラガナ・コーヒーファクトリーは、中央区のキリマヒガ地区に位置しており、1979年に創業されました。
7エーカーの敷地では、近隣のンググニ、カルク、ガツチ村のコーヒーチェリーを精選しています。

当ファクトリーは、現在ムウィルナ農協社に参画しており、ここでは1,000に及ぶ生産者家族の農業生産サポートを行っています。
また、世界的に有名な紅茶の産地も当地区と重っており、コーヒー、ティーと嗜好品飲料では抜群のテロワールを誇っています。
ファクトリーの標高は1,701ｍで、穏やかな二期性の降雨があります。
最初の雨季は3～5月。その次は10～12月の間にあり、収穫期も2回あります。
年間13～24度の温暖な気温のなかで育まれたコーヒーは素晴らしい熟度を誇り、ケニアらしい明るい酸と芳醇な甘さを湛えています。

口に入れた時に広がる、レッドカラントやレッドアップルのような甘酸っぱさは、実にケニア・スペシャルティらしいテロワールと言えます。
しっかりと明るい酸味を感じますが、はちみつや果実の蜜のような甘さを伴っているため、まさしく果実をかじったときのような印象をもちます
温度が下がってくるとフレバーはフローラルさを感じやすくなり、さらに冷めると今度はチョコレートのような甘さが顔を出します。
品質の高いコーヒーは冷めても美味しい、ということを如実に表したカップだと思います。

高品質なケニア・スペシャルティ、ぜひお楽しみください！

【生産者】ムイルワ生産者組合
【マネージャー】ダニエル・カマウ
【ファクトリー】キアラガナ・ファクトリー
【地域】キリニャガ地方、ンディア地区
【標高】1,701m
【品種】SL28、SL34、ルイル11
【等級】AB
【生産処理】フリーウォッシュド

12月28日発送のコーヒー② Brazil／Fazenda Cachoeira（ブラジル／ファゼンダ・カショエイラ）

Fazenda Cachoeira de Gramaは、Carvalho familyの保有している農園です。
この農園があるのは、ブラジルで最もエリートなコーヒー農園が、いくつか集まると言われるVale de Grama。なだらかな丘など素晴らしい自然に囲まれています。
Fazenda Cachoeraは411ヘクタールの区画のうち、100ヘクタールでコーヒーを栽培しており、その近くでユーカリの栽培もしています。
27人の社員と40人の季節労働者でCatuaiやYellow Bourbonを栽培しており、一番古いコーヒーの木は、1956年に植えられたそうです。
農園の敷地内には従業員の家族用に、ブラジル政府と生産者達によって運営される学校があり、約300人の子供達が通っています。

THE COFFEESHOPでは比較的深煎りに仕上げた今回のロットは、チョコレートのような甘さが長く続く、毎日でも飲み飽きないような安心感ある一杯です。
深煎りのブラジルとは言っても、単にコーヒーらしい苦味や甘さがあるだけではなく、ほのかに感じる熟したトロピカルフルーツのような風味が味わいに奥行きをもたせてくれます。
このフレーバーはおそらく品種のイエローカトゥアイ由来のものでしょうか。
すっかり冬も深まったこの季節、暖かくした部屋の中でまったりとした時間を過ごす片割れにぴったりなコーヒーです。
ぜひゆっくりとお楽しみください！

【生産者】Carvalho family
【農園】Cachoeira da Grama
【地域】Vale de Grama, Mogiana
【標高】950m~1,150m
【品種】イエローブルボン
【生産処理】パルプトナチュラル

2022年のBDS振り返り！

今回の発送をもって、2022年のBDSも最後のお届けとなります。
毎年、一年の最終発送ではお馴染みとなりました、今年一年間でシングルオリジンプランの皆様へお届けしたコーヒーを一気に振り返ってみましょう！

南米：12ロット

Brazil/Serra das Tres Barras
Brazil/Boa Esperansa
Brazil/Daterra Aramosa Washed
Brazil/Fazenda Cachoeira
Colombia/Cafe Juanambu
Colombia/Cuatro Vientos
Colombia/La Soledad Castillo
Colombia/La Union Washed
Peru/Aguas Negras
Peru/Emilio E.Gutierrez
Peru/Wilber Ayamamani
Bolivia/Inocencio Mamani

中米：16ロット

Guatemala/Retana YB
Guatemala/Villaure Las Lomas
Guatemala/El Mirador
Guatemala/La Folie
Mexico/Puebla Dos Rios
Honduras/Los Injertos
Honduras/Tepanguare
Honduras/Chichicastal
Costa Rica/Cerro Alto La Rossa
Costa Rica/Helsar Nancy
Costa Rica/La Lia Pie San WH
Nicaragua/Limoncillo Natural
Nicaragua/Las Nubes Java
Nicaragua/Las Delicias Natural
El Salvador/San Jose RB
El Salvador/Mauricio Salaverria BH

アフリカ：17ロット

Ethiopia/Benti Nenqa Sun Dried
Ethiopia/Benti Nenqa Washed
Ethiopia/Moplaco Gedeb Washed
Ethiopia/Bensa Debela Natural
Ethiopia/Endalkachew Natural
Ethiopia/West Guji Dimtu Natural
Ethiopia/West Guji Dimtu Washed
Kenya/Mwiria
Kenya/Kianjiru
Kenya/Nyeri Hill
Kenya/Kiaragana
Rwanda/Mbilima Lot 1904
Rwanda/Vunga CWS
Burundi/Businde Washed
Burundi/Karambo FW
Tanzania/Tembo Tembo
Tanzania/Kalonge

アジア：3ロット

Indonesia/Frinsa Fully Washed
Indonesia/Frinsa W.A.L.Fermentation
East Timor/Letefoho

以上、17カ国 48ロットでした。
今年もバラエティ豊かに、世界中のユニークなコーヒーたちをご紹介できたんじゃないかと思います。

個人的に特に印象深く覚えているのは、ペルーのマイクロロットとタンザニアでしょうか。
ペルーは昨年から引き続き良いコーヒーが増えている印象で、BDSではお届けできませんでしたが、COEオークションロットも素晴らしいクオリティでした。
タンザニアは、どちらかというと深煎り・コモディティのイメージが強かった生産国なのですが、実にクリーンで明るい印象のコーヒーで驚いたのを覚えています。
みなさんの特に印象に残っているコーヒーも、ぜひSNSへのコメントなどで教えてください！

来年はどんなコーヒーと出会えるのだとうかと、僕自身もとてもワクワクしていますので、また一年間お付き合いいただけますと嬉しいです。
2023年もたくさんの素晴らしいコーヒーをお届けしていきます。引き続きどうぞ宜しくお願いします！
それでは良いコーヒーライフを、そして良いお年を！