【コーヒーペアリング企画】真夏にアイスコーヒーを飲みながら聴きたい音楽特集|コーヒー×ミュージック

2022.08.14


コーヒーペアリング企画とは、コーヒーとの相性を探る企画です。スイーツなど定番フードはもちろんのこと、サラダなど一見コーヒーにはあわなさそうなフード、またファッションなどのフード以外のものとの相性も考えていきます。

真夏にアイスコーヒーを飲みながら聴きたい音楽特集

今回で3回目となるコーヒー×ミュージックのペアリング企画。前回は、『梅雨・雨の日にコーヒーを飲みながら聴きたい音楽特集』をお届けさせていただきましたが、本記事では『真夏にアイスコーヒーを飲みながら聴きたい音楽特集』をお届け。ロースター萩原の独断と偏見、趣味趣向100%でご紹介していきます。

▼ABUNAI / Chrysalis(2022)

カリフォルニア州オークランドを拠点とするマルチ奏者ABUNAIによるこのデビュー盤は、間違いなく個人的今年のベストに入ってくる1枚。心地よく耳馴染みのいいソウルサウンドで、ずっと聴いていられるやつです。

彼は、自分の生まれ育ったベイエリアのライブミュージックにルーツがあると語っており、作品のテーマには「海」や「水」があるのだとか。その通り、まさに夏の夕暮れの海辺が似合う曲たちです。合わせるなら爽やかな果実味が味わえるルワンダ/ブンガのアイスコーヒーがおすすめです。

▼Best Coast / Crazy For You(2010)

こちらもカリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動するBest Coastの1st。60〜70年代のサーフミュージックをLo-Fiに鳴らす2人組で、ライブで観たときにVo.べサニーがいかにもLAのいなたい女の子という感じで、とてもキュートだったのを覚えています。

一聴するだけで暑い日差しの降り注ぐ海沿いの景色が浮かぶようで、フレッシュなアイスコーヒーが楽しめるコロンビア/クアトロ・ビエントスを合わせてどうぞ。

▼Sublime / Sublime(1996)

夏と言えば絶対に外せないのがSublime。10代のころから毎年暑くなってくると聴いている気がします。スカやレゲエ、ヒップホップ、パンクをごちゃ混ぜにしたようなサウンドで、90年代のUS西海岸を代表するバンドの一つですね。

合わせるアイスコーヒーをおすすめしたいところですが、正直一番合うのはコロナビールだと思います。が、コーヒーで選ぶとするならキリッとした苦味が味わえる8月限定August Mix 2022。ぜひ猛暑日の昼間にライムを落としてダラダラやりましょう。

▼James ‘Creole’ Thomas / Omas Sextet(2018)

ここ数年はイギリスのジャズシーンが非常に盛り上がっていると感じますが、中でもこの2018年リリースの1枚は特に印象深い作品です。ジャズというとお上品な音楽をイメージされる方も多いかもしれませんが、聴いていただければわかる通り、どこかエキゾチックでトロピカルなサウンドが印象的。

アーティスト名の「クレオール」とは、白人とカリブ系黒人の混血を表す言葉。残念ながらTHE COFFEESHOPでは現在取り扱っていませんが、ドミニカ・ワイニーのようなエキゾチックなコーヒーが合いそうな気がしています。

▼YOUR SONG IS GOOD / Extended(2017)

先日のFUJI ROCK 2022でのホワイトステージ代打出演も素晴らしかったYOUR SONG IS GOODは、結成24年目を数える7人組インストバンド。初期のパンク色強い作品も良いですが、特に2013年リリースの『OUT』以降のトロピカル、ダンスミュージック寄りのサウンドで覚醒した感があります。やはり長年活動しているバンドのグルーヴは特別なものがありますね。

ユアソンで踊り疲れたときにはビールかトロピカルジュース、もしくは複雑な果実味が味わえるエチオピア/NW2022 #3 アブドゥラハマン・ハジカバドのアイスドリップがおすすめです。

▼Khruangbin / Mordechai(2020)

Khruangbinは米・ヒューストンを拠点とする三人組で、タイのファンクミュージックに影響を受けた独特のサウンドが印象的なバンド。タイのファンク?と言われてもピンとこないと思いますが、エキゾチックで異国情緒溢れる音像は、聴けば「なるほど!」と納得できるはず。このアルバムはさらにインドやパキスタン、アフリカンミュージックの影響も感じる、まさに踊れるワールドミュージックという1枚です。

タイやインド、そしてイエメンなどアラブ諸国はコーヒーの産地としても有名な地域。ぜひそれらのコーヒーとともに、エスニックな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

▼ラブリーサマーちゃん / THE THIRD SUMMER OF LOVE(2020)

ラブリーサマーちゃんは95年東京生まれの今年27歳。自宅で録音した楽曲をSoundCloudに投稿したことからデビューに繋がったという、わりと最近よく聞く経歴の持ち主ですが、その楽曲はバリバリ90年代ブリットポップ・ギターロックなサウンドで硬派な感じ。僕はthe brilliant greenが大好きなんですが、ラブサマちゃんを聴いて近いものを感じ、一気にファンになってしまいました。

しっかり歪んだギターが鳴っているのに爽やかさを感じるような楽曲は、コーヒーらしさとすっきり感の同居したCOLD BREW COFFEEのような瑞々しさです。

▼Mac DeMarco / Here Comes The Cowboy(2019)

カナダ出身のSSW・Mac DeMarcoの歌声は脱力感満載で、暑い夏の昼間に冷房の効いた部屋でグダグダしながら聴くのに最高です。2018年FUJI ROCKに出演した際、坂本九『上を向いて歩こう』の一節を演奏したり、VJでMOTHER2風の映像が流れていたり、ハードオフの店内BGMのカバー(!)をしたりとサービス精神満点だったのをよく覚えています。

彼のようなほっこりした印象のコーヒーと言えば、深煎りのブラジル/カクェンジ・ナチュラル。チョコレートのような甘さのあるアイスコーヒーで、まったりしたコーヒータイムをお楽しみください。

▼プレイリストはこちら

今回セレクトした楽曲でプレイリストも作成しましたので、真夏のアイスコーヒーのお供に、ぜひご活用ください!SpotifyだけでなくApple Musicでも載せていますので、お好きなサブスクでどうぞ。

以上、真夏にアイスコーヒーを飲みながら聴きたい音楽特集でした。コーヒー×ミュージックのペアリング企画、次回は音楽の秋にコーヒーと一緒に楽しみたい音楽特集を予定しています。次回もどうぞお楽しみに!

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