THE COFFEESHOPが考えるコーヒー とウェブのこれから

2015.09.19


9月にTHE COFFEESHOPのWEBサイトが大幅にリニューアルしました。オンラインストアのユーザビリティの向上だけでなく、コーヒーファンとコーヒーのおいしい関係を紡いでいくためのさまざまな工夫が施されています。

新しいWEBサイトの設計やプランニングを担当したスタッフ上村に、WEBサイトやコーヒーとネットの関係について聞きました。

コーヒーとwebの関係

Q,WEBサイトをリニューアルするきっかけは?

今回のWEBサイトをリニューアルは、オンラインストアの使い勝手でお客様にご不便をおかけしていたことや、FRIDAY BLOGなどコーヒーに関する情報発信のもっと良い方法があるのではないかという想いから出発しました。カルチャー誌でコーヒー取り上げられることの多くなった昨今、今度は逆にコーヒー屋から情報発信を行なえるメディアとしての役割を担っています。

Q, 新しいwebサイトのコンセプト・特徴はどんなところですか?

WEBサイトのコンセプトは、「コーヒーライフのインフラサービス」です。このWEBサイトを通して、日常生活の中でコーヒーを淹れて飲む、ということが当たり前に行われるようなサポートをしていきたい。そのためのサービスを提供していきます。なぜなら、現在の日本のコーヒーブームでは実際のお店に行ってコーヒーを飲むということにフォーカスされすぎていて、自分で淹れる喜びや楽しさがまだまだ伝えられていないと感じるからです。

もちろんコーヒーショップでコーヒーを飲むこともコーヒーを楽しむ要素の中でとても重要なことです。ですが、自分好みのコーヒーを見つけ、どんな淹れ方にしようか、いつ飲もうか、誰と飲もうか、と想像を巡らせてみたり、一杯のコーヒーに対してこだわりもってみたり…こうしたコーヒーへの関わり方や、それを共有する仲間とのコミュニケーションは、やがて生活の豊かさにつながるのものだと思います。

このようなコンセプトのもと、新しいWEBサイトには大きく分けて2つの特徴をもたせました。ひとつ目は、オンラインでのコーヒーの購入をできるだけストレスフリーなものにし、手軽に、そしてお客様が自分で商品の価値を判断できるサービスの改善を行いました。そしてふたつ目は、コーヒーのある生活を楽しんでもらうためのコンテンツの充実です。コーヒーの淹れ方はもちろん、コーヒーを楽しむ上での悩みの解決や新しい楽しみ方をお伝えしていきたいと思います。

Q, WEBサイトと実際の店舗の関係は、どのような関係だと思いますか?

コーヒー業界に入ってから常々疑問に思っていたことなのですが、あるコーヒーショップのコーヒーを楽しむためには、実際にコーヒーショップに足を運ばなければなりません。しかし、インターネットが発達し、オンラインとリアルの境界線が曖昧になり始めた現代において、実店舗とお客様とのコミュニケーション、あるいは実店舗でのお客様同士のコミュニケーションは、ネットでも変わらないものになっていくのではないかと思います。

つまり、今後はWEBサイトもひとつの店舗として機能していくようになると思います。ただしそれは実店舗への信用や魅力が大前提であり、実店舗ではより美味しいコーヒーを提供することへの追求を続け、そうした経験の蓄積がネットへフィードバックしてゆくような構造が必要です。

それによって、ネット上の話を実店舗のお客様と交わすこともできますし、その逆もまた然りです。このような幸せな循環が作り出せれば、コーヒーに関するコミュニケーションが増幅し、コーヒーへの関心もさらに向上していくのではないかと思います。

Q, これから、WEBサイトはどのような更新を予定していますか?

コーヒーを自分で淹れて楽しむためのコンテンツは、様々なスタイルのHow to Brewや自宅でコーヒーを淹れる際の些細な疑問の検証など、THE COFFEESHOPが考える「おうちコーヒーの楽しみ方」をお伝えしていきたいと思います。

その他には、コーヒーをもっと楽しむ上でのお供となる食べ物や音楽、映画などサブカルチャーの紹介や、気になるコーヒー器具の使い勝手の検証など、コーヒーに関する学習コンテンツを考えています。さらに、まだ構想段階ですが、コーヒーに関する疑問を簡単に質問できる掲示板のようなQ&Aサービスも検討しています。

これらはまだほんの一部で、ご提供したいコンテンツが山ほどありますので、楽しみにしていただけたらと思います。また、こんなことが知りたい!こんな記事が読みたい!などのご意見はどんどん受け付けていますので、ご連絡をお待ちしています。

ー上村さん、ありがとうございました。新THE COFFEESHOPWEBサイトまだまだ成長中です。みなさまの美味しいコーヒーライフのお供にぜひご活用ください。

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