アジア最大規模のコーヒーの祭典『SCAJ2021』レポート！

2021.12.07

2021年11月17日〜19日の3日間、東京ビッグサイトで開催されたアジア最大規模のコーヒーの祭典、『SCAJ2021』に行ってきました！
ロースター萩原とバリスタ百崎が18日に参加した様子をレポートします。
イベント当日の映像はYouTubeにもアップしましたので、こちらも合わせてご覧ください。

SCAJ2021とは

SCAJ2021はアジア最大級のコーヒーのお祭りで、昨年の新型コロナの影響による中止を経て2年ぶりの開催となりました。
世界中からコーヒー関係者やファンが集い、コーヒー業界の最先端の情報が集結する一大イベントです。

日時：2021年11月17日～19日
場所：東京ビッグサイト青海展示場
主催：日本スペシャルティコーヒー協会

今年は”Connecting to a Sustainable Future”＝コーヒー業界の『持続可能な未来』を考える、というテーマのもと、さまざまなブースが揃っていましたので、その様子をお伝えしたいと思います！

生産国エリア

会場に入ってすぐに広がるのは国ごとのブースが並ぶ生産国エリア。

ブラジルやコロンビアといったコーヒー大国を始め、近年スペシャルティコーヒーの文脈でも大いに注目を集めるインドネシアやミャンマーのブースも並んでいました。

今年は新型コロナによる影響で例年よりも生産国ブースは少なく、来日されている生産者もあまりお見かけできませんでしたが、多くの試飲が並び、最新の取り組みが紹介されるなど盛り上がりを見せていました。

特に印象的だったのは試飲させていただいたブラジルのトップクオリティのコーヒー。
今回のSCAJに向けてロットを厳選、現地で焙煎したものを空輸で取り寄せたのだとか。
いわゆるブラジルとは思えないフルーティかつクリーンなカップで、世界最大の生産国ブラジルの底力を見たような気がします。

マイクロロースターが集まるCoffee Village

イベントステージの隣に広がるのは“Coffee Village”というエリア。
ここは全国から個人店やマイクロロースターが集まるゾーンで、魅力的な地域のお店がたくさん出店していました。

ここでは振る舞いコーヒーはもちろん、お店ごとにコーヒー豆を購入することもでき、SCAJのお土産にたくさん買ってしまいました。
最近ではどこのお店もオンラインで豆を購入できますが、実際にお店の方と顔を合わせてお話しながら豆を選んで買うことは、やはり一段と楽しいものですね。
当分は家で飲むコーヒーには困らなそうです。

イベントステージ、企業ブース

会場内の最奥にはイベントステージ。
毎年さまざまな競技会の決勝戦やトークイベントが行われる場所で、今回特に気になったのはコーヒーの味の違いを見分ける大会、JCTC（ジャパンカップテイスターズチャンピオンシップ）です。
JCTCは並んだ3つのカップから1つだけある種類の違うコーヒーを探す、という競技で、その正確性と早さを競います。

今回、見事2位に輝いた山本さんは、なんとコーヒーの仕事を始めてまだ1年にも満たないとのこと！
味覚の鋭さとスプーン1本だけあれば、山本さんのようにコーヒー歴が短くても優勝できる可能性のある、魅力的な大会だと感じました。
コーヒーを始めたてで、これからいろんな競技会に出てみたい人には、まず最初におすすめできる大会かもしれませんね。

ラ・マルゾッコやカリタといった大手メーカーのブースでは、日本全国の有名ロースターたちがゲストバリスタとして招待されてコーヒーを振舞っていました。
こちらは整理券が必要で、あまり頂くことはできませんでしたが、遠方にあるロースターのコーヒーが一堂に会する機会はいかにもお祭りらしく、毎年テンションの上がるエリアです。

また、会場内を歩いていて見かけたのが、今年リリースしたばかりの新しいサービス『KOHII』のブース。KOHIIは”コーヒーと人をつなぐ全く新しいアプリ”をコンセプトに、コーヒーにまつわる様々なコンテンツを配信しています。また、アプリ内で全国のコーヒーファンと繋がれたり、登録したロースターの豆を買うこともできます。KOHIIでは現在、THE COFFEESHOPのMAGAZINEコンテンツも一部配信中。コーヒー好きの方ならばきっと楽しめるアプリですので、ぜひチェックしてみてください！