Papua New Guinea/Tairora Washed入荷!パプアニューギニア・少数民族が手がけた、甘さとバランスに優れたデイリースペシャルティです。

2023.04.25
SHERE

パプアニューギニア・少数民族が手がけた、甘さとバランスに優れたデイリースペシャルティです。

バランスの良さが活きる中煎り。

アーモンドやオレンジ、グレープフルーツピール、冷めるとほのかにトロピカルな風味。

滑らかな質感で、シュガーや蜜のような甘さがあります。

Papua New Guinea(パプアニューギニア)/Tairora Washed(タイロラ・ウォッシュド)

パプアニューギニアはオセアニア地方、オーストラリアのすぐ北側に位置するコーヒー生産国です。

首都ポート・モレスビーのあるニューギニア島は、西半分をインドネシア、東半分をパプアニューギニアに分かれており、島の中央部には4,500m級の山脈が連なっています。

今回のロットはそのニューギニア島中西部、イースタンハイランド州のアイユラという地域に住む、タイロラ族が育てたコーヒーを集めたマイクロロットです。

彼らは部族内の結束が非常に強く、生産活動も調和のとれたチームワークで安定した商品を生み出すそうです。

収穫されたチェリーは近隣にあるバロイダ農園に持ち込まれ、生産処理が行われます。

この農園はオーストラリア人入植者・コルブランファミリーが運営しており、各地に集荷場を持ち、チェックポイントでチェリーの熟度を厳格にチェック、ウェットミルに搬入しています。

精製は、アフリカでも使われているディスク式の果肉除去機を通し、パーチメントは発酵槽にて36時間(水無)発酵、行程終了後きれいな水を流し込み、その水流でミュシレージを洗い流します。

品種はアルーシャ、ブルボン、ムンドノーボ。

このアルーシャという品種はティピカの変異種と言われており、味わいもティピカ種に近い印象があります。

甘さと質感に力強さがあり、特に冷めたときにトロピカルフルーツのような甘さを感じることができます。

このアルーシャはパプアニューギニア各地で栽培されていますが、タイロラ地区は特にアルーシャの比率が高いと言われています。

パプアニューギニアのコーヒーを取り扱うのは、THE COFFEESHOPではとても久しぶり。

元々パプアニューギニア・イーストハイランド地区のコーヒーは、ボディと甘さが良い印象をもっていましたが、今回のロットは特にその良さが活きていると感じました。

温かいときはアーモンドのような香ばしさとオレンジのような明るい酸味、冷めるにつれてトロピカルな印象も顔を出し、コーヒーらしいほどよい苦味とともに心地よいバランスのコーヒーです。

スペシャルティの文脈ではあまり語られることの少ないパプアニューギニアですが、恵まれた標高と気候、アフリカから伝播してきた多様な品種群など、高品質なコーヒーを生産できるポテンシャルを秘めた生産国だと思います。

ただ、政治や経済の不安定さ、複雑な言語体系(世界中の言語約7,000のうち、約12%、800以上の言語がパプアニューギニア国内で使われているそう)ゆえ、まだまだ発展途上なのも事実。

これから栽培や精製の環境整備が進めば、さらに美味しいコーヒーが生み出されること間違いなしな、注目すべき生産国だと思います。

【生産者】タイロラ地区の小規模生産者

【農園】バロイダ

【地域】アイユラ地区 イースタンハイランド州

【標高】1,750~1,800m

【品種】アルーシャ、ブルボン、ムンドノーボ

【生産処理】フリーウォッシュド

Papua New Guinea / Tairora Washed

100g/¥972

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