Monthly Beans Magazine｜2024年3月号 [vol.114]

2024.03.01

現在発売中のコーヒー豆の情報や、特集記事、BDS発送カレンダーなどを掲載した毎月発行のmbm(Monthly Beans Magazine)。
2024年3月号の内容をご紹介いたします！

Monthly Beans Magazine by THE COFFEESHOP

世界一のドリッパーが生まれる場所〈KOYO BASE〉

少し前になりますが、世界を獲ったドリッパー・ORIGAMIドリッパーの生産地、KOYO BASEに行ってきました！

KOYO BASEがあるのは全国有数のうつわの産地、岐阜県土岐市。名古屋から在来線に揺られて約50分、JR土岐市駅からさらに車で10分ほど行った、小高い丘の上にあります。
ここ一帯では日本の陶磁器のうち50%以上が生産されていて、KOYO BASEを運営する光洋陶器株式会社は創業から60年を数える老舗として、自社一貫生産でさまざまなうつわを作っています。
KOYO BASEでは実際に陶磁器を作っているファクトリーのほか、お皿やカップなどの商品が購入できるショップ、地元の食材を使ったランチやコーヒーがいただけるカフェが併設。
工場見学をしたあと美味しいランチとコーヒーを飲み、気に入ったうつわを買って帰れるという、充実した1日が楽しめる複合施設になっています。

光洋陶器の名がコーヒー業界で知れ渡ったのは、なんと言ってもORIGAMIドリッパーの登場がきっかけです。
名古屋を中心にスペシャルティコーヒーショップを運営するTRUNK COFFEEさんとの共同開発によって生まれたORIGAMIドリッパーは、抽出中のお湯抜けが良く、また陶磁器ながら薄いボディのおかげで不測の温度変化が起きづらい特徴があります。
2018年のJapan Brewers Cup決勝では、中井千香子選手がORIGAMIを使用して見事優勝。
また、翌年のWorld Brewers Cupでは中国代表のJia Ning Du選手がORIGAMIドリッパーを使用して優勝し、一躍その名が世界中に知れ渡ることになりました。

今回、KOYO BASEで提供するコーヒーとしてTHE COFFEESHOPの豆を使っていただけることとなり、インストールのために訪問させていただきました。
実際にORIGAMIドリッパーや他のうつわを作っている工場見学をさせていただいて驚いたのは、意外なほど人の手で作業する工程が多いということ。
工場では1日に1万個くらいの製品を作っているそうで、もちろん大部分はオートメーション化が進んでいましたが、複雑な造形部分の加工や釉薬を塗る作業など、要所要所はすべて手作業で行われていました。
特にドリッパーは、ほんの少しの造形のズレでも抽出が変わってしまうという、とてもデリケートなもの。
世界中で愛されているORIGAMIドリッパーは、最新の機械と職人さんたちの熟練の技で生み出されているんですね。
これまでもTHE COFFEESHOPではORIGAMIドリッパーを取り扱ってきましたが、今回の訪問をきっかけに、より思い入れのあるドリッパーになった気がします。

今回の訪問では、KOYO BASEで提供されるコーヒーの抽出調整もばっちり決めさせていただいております。
岐阜県近辺の方、また近くにご旅行される方は、ぜひKOYO BASEに立ち寄ってみてくださいね！

（Roaster / Daito Hagiwara）

家庭用高性能グラインダー〈Varia VS3〉専用替刃

人気の家庭用高性能コーヒーグラインダーVaria VS3。専用替刃に替えると味わいが変わるのをご存知ですか？ぜひお試しください！

標準刃よりも丸みのある味わいに
Hypernova

標準刃に比べ、全体に丸みがあり調和がとれ柔らかい印象。よりクリーンで透明感のある味わいに。これから刃を揃える方には断然Ultraをおすすめしますが、こちらでも標準刃との違いは歴然。十分に味わいの違いをお楽しみいただけると思います。浅煎りを飲まれる方はUltraに替えることをおすすめしますが、深煎りはこちらで十分。

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専用替刃最上位機種
Hypernova Ultra

これから刃を変えたい方に断然オススメなのがHypernova Ultra。Hypernovaの味わいを更にクリーンに、フレーバーをよりはっきりと引き出せる印象。特に細かい挽き目に強く、浅煎りでエスプレッソを楽しみたい方にはマストバイ。数メモリで味わいのバランスが変化するので、豆の個性に合わせた微調整をお楽しみください！

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