THE COFFEESHOP BDS MAGAZINE|2019年4月10日

2019.04.10
SHERE

多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする THE COFFEESHOP BDS MAGAZINE。2019年4月10日出荷の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

ごあいさつ

こんにちは!4月10日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

新年度、はじめてのBDSお届けですね!4月から生活が大きく変わった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

なにかと忙しいこの季節、美味しいコーヒーで一息つきながら無理せずいきたいものですね。

それでは、BDS MAGAZINE 4月10日号、スタートです!

【グアテマラ / ラス・ロマス & ロス・オリボス Guatemala / Las Lomas & Los Olivos】

今回お届けするのは、グアテマラ北西部、メキシコとの国境の近くに 位置するウエウエテナンゴより、名門農園として知られるヴィジャウレ農園のコーヒー。

同農園の中でも、異なるテロワールをもつ区画・品種違いのロットを2種類お届けします!

コーヒーの名産地として名高いグアテマラ、ウエウエテナンゴ。

今回ご紹介するヴィジャウレ農園は、その中でも昨今スペシャルティコーヒーの産出地として名を上げている地域、オハ・ブランカ地区に位置します。

農園主のアウレリオ・ヴィジャトロ氏は、その日その日に収穫されたチェリーを少量ずつ小さパルパーにかけ、丁寧に果肉を除去し、パーチメントに仕上げていきます。

また当農園では、洗浄後のパーチメントを、乾燥させる前にもう一度 「レモホ」と呼ばれるプールに24時間浸します。

こうすることにより、豆全体の水分バランスを整え、カップに非常に丸みを帯びた味を生み出すといいます。このレモホは主に東アフリカ諸国でよく見られる処理法です。

当農園は2002年のカップオブエクセレンスで17位に入賞し、イタリア 「Illy Cafe」のコンテストでは2002年優勝、2003年に2位を受賞しました。

以上の輝かしい業績から、いかにこの小さな農園のコーヒーが 世界で評価されているかがお分かりになるでしょう。

今回お届けするのは、そんなヴィジャウレ農園の中でも異なる2区画、2品種のロットです。

決して大きくない農園ながら、細かく区画をわけ、品種や標高ごとにロットを分けて管理しています。

こうした非常に小さい単位でのロット管理はマイクロロットと呼ばれ、それぞれの違いを楽しむことができるほか、コーヒー栽培の研究のための詳細なデータを取ることができます。

ラス・ロマスはブルボン種のロット。ブルボンらしい丸みのある甘さと風味が印象的です。

ロス・オリボスはカトゥーラ種のロット。アプリコットのような風味の活きる、瑞々しいカップです。

同じ農園でも品種とエリアの異なるカップ。ぜひ飲み比べを楽しんでみてください!

代官山店 閉店に寄せて

この度、4月25日(木)の営業を最後に、店舗の老朽化に伴い、THE COFFEESHOP代官山店を閉店することになりました。

2011年3月のオープン以来、丸8年間に渡って営業を続けられたのは、偏にTHE COFFEESHOPのコーヒーを愛してくれた皆様のおかげです。

本当にありがとうございます。

今回閉店が決まってしまった理由は、主に店舗設備の著しい老朽化が原因です。

もともと簡素な作りだった建物に、あちこち手を入れながら営業してきましたが、9年目に入ったこのタイミングで、補修工事レベルではどうにもならない状況になってしまいました。

本音を言えば、代官山のあの場所でまだまだ店舗を続けたい気持ちが強いです。

飲食店、特に私たちのようなコーヒー屋は、地域の人たちの生活の中に深く溶け込む業種だと思っています。

遠くからわざわざ来てくださる方も中にはいらっしゃいますが、やはり代官山で生活する人たちの日常になることができたからこそ、8年間ものあいだ、営業することができたのでしょう。

だからこそより思うのは、そうした店が閉店するということは、誰かの日常を変えてしまうことでもある、ということ。

誰かにとっては小さな変化かもしれませんが、違う誰かにとっては、とても大きな変化かもしれません。

ともすると、名前も知らない誰かの日々の生活のリズムを大きく乱すことになるかもしれないのです。

たかだか飲食店が1店無くなるだけ、よくあることだ、と思われるかもしれませんが、毎日お客様の顔を見ている私たちにとっては、とても切実で重大なことなのです。

人の日常の一部になれることは、コーヒー屋として本当に誇るべきことですが、同時に大きな責任もついてくるのだと改めて考えさせられました。

そして、今回代官山店を閉店せざるを得ないことに、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

THE COFFEESHOPは、富ヶ谷ROAST WORKSにて営業を続けていきます。もちろんこのコーヒー定期便も、変わらず、むしろ更なる進化を目指していきたいと思っています。

誰かの日常の当たり前であり続けることは、非常に難しいことですが、同時にコーヒー屋として、この上ない喜びです。

この定期便はまさに、私たちのコーヒーが、日本中の誰かの日常になってくれることを目指して始めたサービス。

この先もずっと、これを読んでいただいたあなたの日常の当たり前であり続けられるよう精進して参ります。どうぞ変わらぬご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

普段コーヒーに関するニュースやコラムを書いているBDS MAGAZINEですが、今回は私的な内容となり、申し訳ございませんでした。

次回からはまた、コーヒーに関するいろいろな情報をお届けいたしますので、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

次回BDS発送予定

それではみなさま、良いコーヒーライフを!

次回BEANS DELIVERY SERVICEの発送は、2019年4月24日(水)を予定しています。

WRITER

THE COFFEESHOP

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