焙煎合宿リトリートに行ってきました!

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)が主催する、焙煎合宿『リトリート』に参加してきました!
リトリートとは?

『リトリート』は、SCAJが主催する、ロースターの、ロースターによる、ロースターのための焙煎合宿。
八王子市にあるセミナーハウスにて、2泊3日で行われます。
毎年テーマが決まっており、今年のテーマは「ブレンド」。
各チームに分かれ、焙煎とカッピング、ブレンディングを繰り返し、最終日に発表します。
焙煎機は屋根のある野外に設置されています。
富士珈機『ディスカバリー』
プロバット『プロバトーン』
ローリング『スマートロースター』
と、3種類の焙煎機が用意され、それぞれ決められた時間内に、用意された生豆を焼いていきます。

その後は、ひたすらチーム内でカッピング、どのようなブレンドにするか話し合いを進めます。
1日目と2日目は焙煎とカッピングの繰り返しでした。

2日目の午前中には、スペシャルティコーヒー業界を代表する3名のロースターによる講演会がありました。
日々の焙煎業務に関わることから、排気についてなど細かいことまで充実した内容でした。
3日目の最終日。
各チームが提出したブレンドのカッピングと、ブレンドのコンセプトや内訳などのプレゼンが行われました。
今回、用意された生豆は5種類あり、それぞれグレードに差がありました。
各チーム、ブレンドコンセプトがあり、出来上がったブレンドは様々。
ブレンドはそれぞれの生豆の焙煎がしっかりできていることはもちろん、その配合が少しでも変わると
全体のバランスや印象が変わってしまいます。
改めてブレンドの難しさと楽しさが身にしみてわかりました。
リトリートに参加してみて
リトリートの参加は今年で2回目でした。
昔は焙煎というと、焙煎方法や理論については他言無用で、堅い世界だったそうです。
しかし、最近ではロースター同士が積極的に意見交換することで、業界全体でより良い物をお客様に届けようという動きがあり、リトリートは今年で10回目になるそうです。
参加するたびに学ぶことがたくさんあり、とても有意義な合宿ですが、それ以上にロースター同士が2泊3日
寝食を共にすることに大きな意味を感じました。
普段はお店に籠もり、なかなか交流できなかったりするロースターですが、このリトリートを通して横の繋がりもでき、課題に取り組むことで様々な疑問や技術を共有できました。
改めて、今まで以上によりよいコーヒーを作れるよう頑張っていきます!
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