COE入賞独占！注目のリバン・ガヨ農協から届いた綺麗なウォッシュドプロセス、Indonesia／COE 2022 #22 Koperasi Ribang Gayo Musara入荷！

生産者のVictor氏は南スマトラの出身ですが、その地域ではオランダ植民地の時代から主にロブスタ種が生産されていました。

コーヒー栽培を始める前はいくつかの学校で教師として勤めていましたが、コーヒー農家であった両親の影響を受けて幼い頃からコーヒーへの親しみがありました。

Victor氏はより良い収入を期待できるスペシャルティコーヒー市場に興味をもち、2020年には北スマトラのTakengonへ移り住み、アラビカ種コーヒーの生産を始めようと決意しました。

そして、彼の兄弟を代表として、従弟たち数人で経営するRibang Gayo農協を設立しました。

Ribang Gayo農協の代表である兄弟のAsman Arianto氏の熱心な指導をもとに、コーヒー生産を改めて一から学びなおし、栽培から生産処理までのさまざまな知識を吸収していきました。

インドネシアの伝統的なスマトラ式の生産処理方法ではなく、WashedやHoney、Naturalなどあらゆるプロセスを試し、それぞれミルの担当者が責任をもってロットを仕上げていきました。

その結果、Asman氏は今年2022のCOEで7位を受賞、従弟のBahagia Ginting氏はなんと1位に輝き、Victor氏とあわせて同農協から3人もCOEを受賞することができました。

なお、2022年インドネシアCOEで入賞した22ロットのうち、第1位を含む8つもの出品ロットが、いずれもリバン・ガヨ農協のメンバーによるコーヒーとなります。

今回お届けするのはAteng種のウォッシュドプロセス。

Atengはスマトラ島を中心に広く栽培されているハイブリット系品種で、今回の農園があるAche州Aceh Tenggah地区からその名がとられているそうです。

カップの印象はインドネシア・スマトラらしい”Earthy（アーシー）”さを感じますが、それが支配的なわけではなく、あくまで様々に感じるフレーバーの中のひとつという印象があり、”Mild Earthy”といった雰囲気。

メインに感じるのは焼きリンゴのようなフレーバーと、アーモンドのような香ばしさ、そしてカカオ・ダークチョコレートのような甘さです。

インドネシアらしいエキゾチックな風味と、スペシャルティコーヒーらしい果実の風味が程よいバランスで調和した、面白いコーヒーだと思いました。

数量限定での入荷ですので、是非お飲み逃しなく！

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