2020年最初のお届けはオリジナルブレンド『新春MIX』!BDS MAGAZINE vol.147(コーヒー定期便)

2020.01.08
SHERE

多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする THE COFFEESHOP BDS MAGAZINE。

2020年最初のお届け、1月8日出荷の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

ごあいさつ

明けましておめでとうございます!

1月8日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

今年はどんな素晴らしいコーヒーとの出会いがあるのか、いまからとてもワクワクしています。

新年1発目のBDSから、早くもお気に入りをご紹介できるので幸先の良いスタートになりました!

今年も1年、どうぞ宜しくお願い致します!

それでは、BDS MAGAZINE 1月8日号、スタートです!

新春MIX 2020/New Year Mix 2020

まずは、毎年おなじみ新年1月限定MIXのご紹介です!

コンセプトは、【新年を祝福する華やかで明るいコーヒー】。

メインに使用したのは、2018年のブラジルCOEで14位に入賞した「ブラジル/グロタ・フリア」と、同じく2018年ブルンジCOEで4位入賞の「ブルンジ/ブワイ」です。

この2種類のプレミアムクロップを贅沢にミックスすることで、明るく複雑なフレーバーと酸味が生まれました。

そこに、同じく明るいフレーバーが印象的な「エチオピア/コンガ・ウオッシュト」を加え、華やかなミックス全体のベースを構築。

最後に、リッチな質感と長い後味が印象的な「ケニア/ングルエリ」で、爽やかなコーヒーに長い余韻を加えてまとめました。

柑橘系の酸味と、糖度の高い果実味から、まるでみかんのような印象の「新春MIX 2020」。

まさにお正月にふさわしいミックスに仕上がりました。

2020年のコーヒー始めに、ぜひお楽しみください!

【ブレンド内容】

ブラジルCOE#14/グロタ・フリア

ブルンジCOE#4/ブワイ

エチオピア/コンガ・ウォッシュド

ケニア/ングルエリ

Honduras(ホンジュラス)/Tepanguare(テパングアレ)

テパングアレ農園の位置するラパスは、古くからコーヒー生産が盛んに行われているコーヒーの一大生産地です。

テパングアレ農園は、2019年春に開港予定の新国際空港を見下ろす山のてっぺんに位置します。

太平洋からの乾いた風と大西洋からの湿潤な風がこの山でぶつかり、独自のマイクロクライメイト(局地的気候)をもたらします。

農園主のアベル・メヒア氏は、祖母よりこの農園を引き継ぎました。

メヒア氏は非常にまじめで、献身的に生産活動に従事しています。

摘み取られたチェリーは、農園から車で15分ほど離れたミルに持ち込まれ、屋根つきのサスペンディドパティオで21日間かけてゆっくりと乾燥させます。

この工程を経た生豆は経時変化に非常に強く、ヒスイのようなその色を長く保ちます。

また、メヒア氏はとても優しい人柄で、隣人の農園にも協力を惜しみません。

ウェットミルを持たない彼らのためにプロセスを代行し、丁寧に乾燥させてクリーンな生豆に仕上げました。

その農園のカップクオリティはスペイン、台湾、韓国のバイヤーを魅了し、世界的に高い評価を得ています。

メヒア氏の生産処理・乾燥における経験と技術の賜物と言えるでしょう。

テパングアレ農園のブルボン種の樹は、樹齢は多少古いですが、ブルボン種特有のエキゾチックなアフターテイストをもたらします。

メヒア氏の情熱と献身が生んだ傑作をぜひお楽しみください!

BEANS DATE

【生産者】アベル メヒア

【農園】テパングアレ

【地域】ラパス県 テパングアレ

【標高】1,600m

【品種】ブルボン

【生産処理】ウォッシュド

AIと焙煎

西暦も2020年になり、様々な分野で「自動化」や「人工知能」の台頭が叫ばれて久しいですが、コーヒー業界も例外ではありません。

プロのハンドドリップレシピを登録し、抽出技術を再現できるマシンや、焙煎プロファイルを入力するだけで、その通りに焙煎してくれる小型焙煎機、さらにはAIへの深層学習(ディープラーニング)によって、焙煎前後の生豆のハンドピックを自動化する研究も行われているようです。

「近い将来AIにとって変わる職業」などという雑誌の特集や新書を目にすることも多いですが、私たち焙煎士という職業は一体どうなっていくのだろう?と考えることがあります。

前述したような自動化された小型焙煎機は、すでに多くのロースターで実際にサンプル焙煎のために使用されています。

焙煎につきっきりになることなく、かつ正確に焙煎してくれるため、生豆の品質を見極めるサンプル焙煎には効果的に運用できそうです。

いまのところ、一度に焙煎できる量は50g程度のものが多く、10kgなど大量に焙煎できる完全自動化された焙煎機は出回っていません。(少なくとも僕の知る限りでは…)

また、かつては焙煎士ごとにある種の秘伝とされてきた焙煎プロファイル(レシピ)も、有名ロースターのものがネット上に公開されていたりするなど、隠すのではなく、シェアする時代に入ってきています。

誰でも簡単に美味しいコーヒーを焙煎することができる時代も、そう遠くないのかもしれません。

そうなってくると、私たち焙煎士の仕事は、単にコーヒーを焙煎するだけでは立ちいかなくなるはずです。

生豆の差別化やブレンド技術、ブランドデザインの構築など、生き残るために必要なことは多岐に渡ると思いますが、

機械技術の発展に対抗するのではなく、上手に取り入れながら向き合っていきたいものですね。

できれば近いうちにWEBマガジンやBDSマガジンの中で、最新マシンのレビューも行いたいと思っていますのでぜひお楽しみに!

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 1月22日(予定)

WRITER

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