ルワンダとブラジルのコーヒー豆をお届け!スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉vol.293

多種多様なコーヒー豆の違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、スペシャルティコーヒーのサブスク”Beans Delivery Service“(BDS)。
2026年2月10日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!
スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉
毎月ポストへお届け。スペシャルティコーヒーのサブスク〈Beans Delivery Service〉。
どのコースでも新規お申し込みの方全員に、THE COFFEESHOPオリジナルレシピブック”BREW GUIDE”プレゼント中!
BDS MAGAZINE〈vol.293〉
こんにちは!
THE COFFEESHOP ロースター 萩原です。
先日、店舗にご来店いただいたお客様に「ナチュラルの豆はありますか?」と聞かれました。
そこで初めて気づいたのですが、店頭のラインナップがほとんどウォッシュド、少しパルプトナチュラルしかありませんでした…。自分の好みをベースに豆を選びすぎているなと反省しつつ、それが店舗の色になってきた、とも思っていて、難しいところですね。
とはいえ取り急ぎ、自信を持ってお届けできるナチュラルの豆を仕入れたいと思いました。
それでは、BDS MAGAZINE〈2月10日号〉スタートです!
COFFEE BEANS 1|
Rwanda / Nyarusiza FW(ルワンダ / ニャルシザ・フリーウォッシュト)
今回お届けのNyarusiza CWSは、ルワンダを代表する生産者BUF Coffeeが運営するコーヒー精製所です。
彼らの管理下にある農園やCWSの品質管理は非常に優れています。
熟れたチェリーのみを手摘みした同じ夜にパルピングされ、チェリーは重量により3つのグレードに分けられます。
その後12-18時間の発酵のち更にグレード分けされ、さらに24時間水槽に浸けられます。
ルワンダのwashing stationでは、豆の選別を行うのは大半が女性です。
最初は屋根付きの乾燥台で約6時間、ここでは豆はまだ湿っており未完熟豆は緑色で選別除去されます。
その後屋根無し乾燥台で豆の選別を行います。
この乾燥台では約2週間(天候次第)乾燥されます。
豆が約11度の湿度になったところで倉庫に移され保管された後、キガリにあるドライミルに運ばれ最終加工。
その豆が、パートナーのQグレーダーによってカッピング評価されます。
このようにしてBUF Coffeeのコーヒー豆は厳重な品質管理により生産・選別・精製後カッピング評価されて出荷されています。
地域農民の多くは0.5ヘクタール程度の土地で約300本のコーヒーの木を育てる小規模農家で、トウモロコシや種々の豆や農作物を自給自足用に育てています。
収入の大半はコーヒー生産から得ており、子供の教育費、家族の医療費や健康保険、家畜購入資金やその他家族の必要経費に使われています。
FLAVOR COMMENT
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浅煎り。
オレンジやハニー、びわ、ほうじ茶のような淡くクリーンな風味。スムースな質感で、上白糖のような甘さが後味に長く続きます。
BEANS DATA
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【精製所】Nyarusiza CWS
【地域】Kamegeri, Nyamagabe(ニャマガベ地区カメゲリ)
【標高】1,700〜1,900m
【品種】Red Bourbon(レッドブルボン)
【生産処理】Fully Washed(フリーウォッシュト)
COFFEE BEANS 2|
Brazil / Serra das Tres Barras PN(ブラジル / セーハ・ダス・トレス・バハス・PN)
今回ご紹介のエチオピア・ウォッシュドプロセスは、ノルウェーに本拠地を構えるスペシャルティコーヒーインポーター・Nordic Approachから分けていただいたロットです。
ロット名の『Samii』とはNordic Approach独自のエチオピアのフレーバープロファイルのカテゴリの1つ。
Samiiはオロミファ語で青色を意味し、このカテゴリはアールグレイ、ハイビスカス、ホップ、グレープ、スパイスといった風味を持ち、全体としてまろやかで甘さのあるコーヒーを表しています。
このコーヒーの飲んだ第一印象はダージリン!一口目から明確に紅茶のフレーバーが全開で、なかでもホワイトグレープ感のあるダージリンティーの味わいを感じました。
また、後味にかけてミルキーな甘さが長く続き、口の中に残る飲後感はロイヤルミルクティー。エチオピアのウォッシュドにはこうした紅茶感を感じるものはよくありますが、ここまで明確に強く現れているものも珍しいです。
Nordic Approachの独自ロット『Samii』の名に相応しいカッププロファイルだと思います。
Danche(ダンシェ)はゲデオ地区チェルべサにあるオーガニック認証をうけたウォッシングステーションです。
約400名の周辺の小規模農家からチェリーを購入し、高い標高(2,000-2,300m)と肥沃な土壌、毎年優れた品質と収穫量を生産しています。
高地栽培のため、他の地域に比べて収穫時期が遅くなることが多く、チェリーの成熟期間の長さが、このウォッシングステーションで生産される独特のフレーバープロファイルに大きな影響を与えています。
チェリーは手作業で収穫され、その後手選別されます。
選別されたチェリーは、パルピングマシン(伝統的なアガールデ社製ディスクパルパー)に接続されたホッパーに直接投入されます。
コーヒーはホッパーからパルパーへと流れ、パルパーによって果皮と果肉が除去されます。
この機械は、密度に基づいて選別できる設計になっています。
その後、コーヒーはタンク内で水に浸けられた状態で平均72時間発酵されます。
コーヒーは再び水路で選別され、密度の低い低品質のチェリーは浮かび上がり、除去されます。
密度の高い良質な豆だけが高品質ロットとして分離されます。
その後、パーチメントはきれいな水で洗浄され、高床式のアフリカンベッドで約8〜20日間乾燥されます。乾燥は気候、棚の種類、乾燥の進行状況に応じて、2〜8cmの厚さで層状に行われます。
FLAVOR COMMENT
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中煎り。
マンダリンオレンジやブラックチェリー、くるみのようなバランスの取れた風味。スムースな質感で、後味にチョコレートやブラウンシュガーのような甘さが長く続きます。
BEANS DATA
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【生産者】Jose Wagner Ribeiro Junqueira(ジョゼ・ワグネル・ヒベイロ・ジュンケイラ)
【農園】Serra das Tres Barras(セーハ・ダス・トレス・バハス)
【地域】Carmo de Minas(カルモデミナス)
【標高】1,100~1,450m
【品種】Yellow Bourbon(イエローブルボン)
【生産処理】Pulped Natural(パルプトナチュラル)
COFFEE COLUMN|
浅煎りが酸っぽく感じる理由
浅煎りコーヒーを飲んで「フルーティで華やか」なのと同時に「ちょっと酸っぱい」と感じたことはありませんか?
今回はその “酸っぱさ” をコーヒー豆に含まれる酸の種類と抽出から見ていきます。
まず押さえておきたいのは、コーヒーの味わいを左右する3つの主要な酸です。 それぞれの特性が浅煎りの味わいに大きく影響します。
コーヒー豆には数十種類の酸が含まれていますが、味に寄与する代表的なものは主に以下の4つ。
リンゴ酸(Malic Acid):青リンゴのようなシャープさ
青リンゴを思わせるキレと丸みのある酸。
標高の高い産地ほど保持量が多く、浅煎りでは強く感じられます。
焙煎の初期段階ではほとんど分解されないため、特に浅煎りで強く感じられるケースが多いです。
クエン酸(Citric Acid):柑橘のような明るい酸
レモンやオレンジのような爽やかな酸味をつくる成分。
リンゴ酸同様、浅煎りでは成分の変化が少なく、鮮明な酸が前に出ますが、リンゴ酸よりは穏やかに感知されます。
焙煎が進むと穏やかな化合物へと変化し、酸の尖りが徐々に消えていきます。
酒石酸(Tartaric);ブドウやワインのような収斂味を伴った酸
ブドウに含まれる酸で、少し渋みを伴うような酸味。同時に甘味を感じることも。
ナチュラルプロセスの豆によく見られ、酸味のボディ感、下に残るような印象もあります。
リンゴ酸やクエン酸と掛け合わさることで、ベリー系のニュアンスが作られるイメージです。
乳酸(Lactic Acid):まろやかで丸い酸
発酵の過程で生まれる酸で、リンゴ酸やクエン酸に比べて刺激が弱く、舌にやさしい酸。実際的には酸味というより、質感に寄与する場合が多いです。
乳酸は焙煎が進むにつれて増えていく傾向があるため、浅煎り以降の“まろやかさ”を感じさせる大きな要因にもなります。
浅煎りでは乳酸がまだ育っていないため、リンゴ酸やクエン酸などのやや鋭い酸が主役になります。
浅煎りのスペシャルティコーヒーの味わいに大きく影響する酸味ですが、これらの酸味成分が重なりあい、豆によってその割合が変わることによって異なるフレーバーを感じているのです。
さて、ではこれらの成分について、抽出というフェーズで考えてみましょう。
コーヒーから成分をお湯に溶かし出す抽出では、酸味の成分は最も早い段階から溶け出し始める成分。
特にリンゴ酸、クエン酸は水に溶け出しやすい性質があるので、1投目の蒸らしから2投目にかけて、一気に溶け出してきます。
そのあとに続けて出てくるのが甘味を感じる成分で、最後に出てくるのが苦味や渋み。抽出ではこれらの成分をおできるだけ選択的に取り出して理想的な液体を作るのが目的になります。
抽出したコーヒーが”酸っぱい”と感じたとき、前半の成分が多く含まれていて、中盤〜後半にかけての成分が足りていない可能性があります。バリスタの間では”抽出不足”と言われるような失敗ですね。
特に抽出後半にかけて出てくる成分は、それだけを取り出して飲むと単に薄くて苦い液体ですが、抽出前半に出てきた成分とあわさることで全体の調整がとれ、バランスのよい液体になる傾向があります。
特に酸味のボリュームを考えたとき、抽出後半の成分は酸のバッファーとして働くので、結果として酸味を穏やかにする機能を果たします。
自分の淹れたコーヒーが、酸味が強すぎる!と感じたときには、抽出を調整してあげることで改善する可能性があります。
具体的には、「抽出時間を伸ばす・粉量を減らす」、このどちらか、もしくは両方を試すことでバランスが良くなるかもしれません。
もし抽出にお悩みの方がいらっしゃれば、ぜひ一度試してみてくださいね!
それでは良いコーヒーライフを!
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次回お届け予定のコーヒー|BDSシングルオリジンプラン
Guatemala / Agua Tibia H1 Natural
Costa Rica / Ivan Gutierrez Catuai Honey
BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 2月25日(火)予定
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過去のBDSお届けリスト
WRITER
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Daito Hagiwara
THE COFFEESHOPロースター
THE COFFEESHOPにて取り扱うすべてのコーヒー豆の仕入れと焙煎・クオリティコントロールを担当。日々焙煎の研究とコーヒー豆の品質チェックを行う。2024年 Next up Roasting Championship優勝。2025年 焙煎競技会 ROAR OF THE ROAST 2025 優勝
毎週日曜日18:30〜Instagram、YouTube、Xスペースでライブ配信中!
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Honduras / El Tango Geisha Washed(ホンジュラス / エル・タンゴ・ゲイシャ・ウォッシュド)
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