ホンジュラスとコスタリカのコーヒー豆をお届け!スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉vol.291

2026.01.14
SHERE

多種多様なコーヒー豆の違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、スペシャルティコーヒーのサブスク”Beans Delivery Service“(BDS)。

2026年1月14日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉

毎月ポストへお届け。スペシャルティコーヒーのサブスク〈Beans Delivery Service〉。

どのコースでも新規お申し込みの方全員に、THE COFFEESHOPオリジナルレシピブック”BREW GUIDE”プレゼント中!

BDS MAGAZINE〈vol.291〉

こんにちは!

THE COFFEESHOP ロースター 萩原です。

2026年最初のBDS発送!今年もたくさんの素晴らしいコーヒーをお届けできればと思いますので、どうぞお楽しみに。

これからBDSの会員様限定の豆やグッズも拡充予定。さらに色々な楽しみ方ができるサービスへと進化させていきたいと思っています。今年も一年、お付き合いのほどよろしくお願いいたします!

それでは、BDS MAGAZINE〈1月14日号〉スタートです!

COFFEE BEANS 1|
Honduras / Norman Castellanos Pacas(ホンジュラス / ノルマン・カステジャノス・パカス)

毎年何種類かのロットを買い付けているホンジュラス。

なかでも北西部に位置するサンタバルバラからのコーヒーは、わたしたちが毎日飲みたいと思えるようなものがいくつもある名産地です。

ここを拠点に約200以上の小規模生産者のコーヒーを取り扱っているのが、エクスポーターのSan Vicente。

TCSでも何度もご紹介している輸出業者ですね。

彼らの品質管理は卓越したものがあり、敬愛するエクスポーターのひとつです。インポーターはこちらもお馴染みのSYU・HA・RI。

このSan Vicente × SYU・HA・RI × パカス・ウォッシュドという並び、それだけで信頼できるような安定感のある組み合わせです。

パカス種、特にサンタバルバラで栽培されたロットは、アップルやストーンフルーツ系のフレーバーが出ることが多いのですが、今回のロットも類に漏れずそうした味わいが全面に現れています。

2025年から連続してご紹介してきたパカスの中だと、特にきゅんとするようなストーンフルーツ・アプリコットのような酸味が印象的。

ここはやはり1,800mと比較的高標高であることに由来するのでしょうか。

同時にクリーンで甘く、どこか旨味を感じられるような後味は、まさにこの地域に求める味わいそのもの。

できるだけその個性を活かせるよう、透明感を出せるような浅煎りに仕上げています。

また、高い温度帯ではスムース、冷めるにつれてクリーミィに変わっていく質感も注目したいポイント。

派手ではなく、毎日愛せるような素晴らしいデイリーコーヒーに仕上がっていると思います。

生産者であるノルマン氏は、コーヒー生産を営む家庭に生まれ、幼少期から農園で遊び、12歳の頃にはすでに父と一緒にコーヒーや野菜の栽培に携わっていました。

25歳のとき、父から0.5ヘクタールの土地を相続し、自身の農園をスタート。

さらに10年前には別の0.5ヘクタールの土地を購入し、そこにもパカス種のコーヒーを植えました。

2013年から、父と兄がスペシャルティコーヒーの精製に取り組み始め、ノルマンさんはそのプロセスと乾燥の工程を担当していました。

彼は、父の右腕としてマイクロロットの準備を行ってきたのです。

7年前、ノルマン氏は自身の農園をきちんと整備し、初めて質の高い収穫を得ることができ、独自にマイクロロットとしてスペシャルティコーヒーを精製しました。

それ以来、品質の維持と向上に努めながら、今も父の農園もサポートしています。

完熟のタイミングで手摘み収穫されたチェリーは、ノルマン氏のウェットミルへ運ばれ、そこで果肉除去されます。その後、コンクリート製のタンクで22時間のドライ発酵を行います。

発酵後は水を加え、木製のパドルでかき混ぜながら最大5回水を入れ替えてミューシレージを完全に除去。

その後、乾燥台で約15日間かけて乾燥され、乾燥中には手作業で欠点豆の除去を行います。

FLAVOR COMMENT

浅煎り。

アプリコット、グリーンアップル、ミルクチョコレート、ヘーゼルナッツのような風味。

クリーミィな質感で、ブラウンシュガーや旨味感のある後味が長く続きます。

BEANS DATA

【生産者】Norman Castellanos(ノルマン・カステジャノス)

【農園】El Pinabete(エル・ピナベテ)

【地域】Los Andes, Santa Barbara (サンタバルバラ、ロス・アンデス)

【標高】1,800m

【品種】Pacas(パカス)

【生産処理】Fully Washed(ウォッシュド)

【エクスポーター】San Vicente(サン・ヴィセンテ)

COFFEE BEANS 2|
Costa Rica / Don Eli Catuai Honey(コスタリカ / ドン・エリ・カトゥアイ・ハニー)

今回ご紹介するコスタリカは、ハニープロセスらしい複雑な甘さと、長く続く余韻が素晴らしいコーヒーです。

飲み口に感じるのはレッドアップルのような瑞々しさ。一言でフルーティなコーヒーと言ってもいろいろな種類がありますが、「Malic(マリック)」と表現されるリンゴ酸系の味わいが印象的です。

このキーワードが出てくるコーヒーは、酸味はあれども丸みがあり、甘さが主体的なイメージがあります。

また、特に後味にかけて感じられるミルクキャラメル・ミルクチョコレート・ブラウンシュガーのような甘さは実に心地よく複雑で、これぞハニープロセスの真骨頂!と言わんばかりの飲み口。

その丸みのある甘さは、クリーミィな質感と合わせて安心感を覚えるようなコーヒーです。

そのポテンシャルを活かせるよう、ほんの少しだけ焙煎を進めた浅煎り後半〜中煎り前半くらいのレンジにまとめてみました。

今回のロットを手がけたのは、コスタリカ・タラス地域で歴史ある生産者一族、モンテロ家の後継であるカルロス・モンテロ氏。

モンテロ家はコスタリカのタラスでのマイクロミル革命においてビジョナリー、先駆者、そしてゲームチェンジャーとして知られています。

カルロス・モンテロ氏は、幼い頃からずっとコーヒーを育てており、歴史の長い農家の家系に生まれました。

彼は自分たちのコーヒーチェリーをプロセスし、消費者とより直接的に関わるというビジョンを持ち、2014年に父の名前を冠したマイクロミル、ドン・エリを設立しました。

カルロス氏は、タラス地域の他の多くのコーヒー生産者にも同じように、ロースターとの関係を築くよう促す重要な役割を果たしました。

常に技術を向上させ、品質を改善し、直接的な関係を強化しています。

今回のロットはハルディン農園で収穫されたものです。

ハルディン農園は、「デスピーク」と呼ばれるタラスで非常に特別なエリアに近く、コスタリカとパナマを貫くタラマンカ山脈の最高地点に位置しています。

ここは非常に高い標高と涼しい気温を持ち、10年や15年前にはコーヒーの成長には適さないものでした。

しかし、農家たちは異なる品種を植える実験を始め、成功を収めています。

新鮮で肥沃な土壌、冷たい気候、ユニークな日差しの当たり方、そして遅いチェリーの成熟が、優れたカップクオリティを生み出しています。

チェリーがドン・エリ・マイクロミルに到着すると、夜の涼しさの中で休ませます。

翌朝早く、コーヒーはパルピングされ、一部のミュシレージが取り除かれます。

パーチメントは、ネットで覆われた高床式乾燥ベッドに置かれます。

コーヒーは非常に注意深く、毎日頻繁に移動させながら、20日間かけて最適な水分量に達するまで乾燥させます。

FLAVOR COMMENT

中煎り前半。

レッドアップルやミルクキャラメル、甘く均整の取れた風味。

クリーミィな質感で、ミルクチョコレートやブラウンシュガーのような甘さが長く続きます。

BEANS DATA

【生産者】Carlos Montero(カルロス・モンテロ)

【農園】Finca El Jardin (フィンカ・エル・ハルディン)

【地域】El Llano de La Piedra, San Marcos, Los Santos(エル・ジャノ・デ・ラ・ピエドラ、サン・マルコス、ロス・サントス)

【標高】1,600~1,700m

【品種】Catuai(カトゥアイ)

【生産処理】Honey(ハニー)

COFFEE COLUMN|
インドのコーヒー事情

ロースターの萩原はコーヒー生産国インドへ視察の真っ最中!今回のBDSマガジンでは現地で体験したインドのコーヒー事情についてお届けします。

インドでのコーヒー生産の歴史は古く、17世紀ごろにババ・ブーダンというイスラム聖者がイエメンから種子を持ち込んだのが始まりと言われています。場所はインド南部のカルナータカ州チグマグルール。まさに萩原が滞在しているあたりです。近くにはコーヒーの木を初めて植えたと伝えられるババ・ブーダンの丘というところがあり、観光名所になっています。

そのため、インド南部ではコーヒー生産が盛んで、日常的にコーヒーを飲む習慣があります。ちなみにインド北部は紅茶文化だそうです。

コーヒー生産が盛んと言ってもその多くはロブスタ種で、コモディティグレードのものがほとんど。今回回った農園ではスペシャルティに積極的に取り組んでいましたが、全体のバランスとしてはかなり小さくなっています。

国内で飲まれているコーヒーもほぼ全てコモディティ。昔は各家庭でコーヒーを焙煎していたようです。都市部にも田舎にもコーヒー豆を売っているお店がたくさんあります。農園ではコーヒー以外にカルダモンやペッパーなども作っているところが多いので、「Coffee and Spice」という形で一緒に売られているところが多いです。

特徴的なのが「チコリコーヒー」という飲み方。漢方やピクルスにして食べられるチコリという植物の根っこを焙煎し、コーヒーに混ぜて抽出します。チコリは根っこの状態でコーヒーとは分けて焙煎し、お湯に溶けるようパウダー状に挽かれます。イギリス領時代、コーヒーの消費量が増え供給が間に合わなくなったとき、量を確保するために混ぜるようになったのだとか。そのため、ある程度の年代の方だとチコリが入ってないとコーヒーじゃない!という人もいるほどです。チコリには微量ですがカフェインも含まれており、実際にチコリ20%のものを飲ませてもらいましたがミルクと合わせるとコーヒー単体とあまり変わらない味わいでした。お土産に100%チコリのパウダーを貰ったので、帰ったらそのまま飲んでみたりダークミックスに混ぜてみたりしようかと思います。

伝統的な抽出方法は、真鍮でできた円柱型のポットを使います。ポットは上下二つに分かれていて、間に細かい穴が空いています。メタルフィルターの要領です。上側に挽いたコーヒー豆を入れ、上から沸騰したお湯を注いで抽出します。基本的にはかなり濃いめに入れて、1:3くらいの比率でホットミルクと合わせて飲みます。砂糖は入れたり入れなかったり。

クラシックなカップはステンレス製で、日本酒の枡のように2つ1組で出てきます。そしてコーヒーが持てないくらいめちゃくちゃ熱い!なので2つのカップを使って手元で何度も注ぎ直して、コーヒーを冷ましながら泡立てます。お手製のカプチーノのような。

見た目としてはベトナムコーヒーに近いですが、コンデンスミルクではなく牛乳を使うので意外と甘さは控えめです。飲み口は結構ヘヴィ、なので量は少なめで出てきますが満足感があります。癖になる味。

スペシャルティの話でいうと、国内に世界基準で品質管理をしているスペシャルティロースターはあまりないそうですが、一部都市部には少しずつ増えてきているとのこと。今日はこれからベンガルールという大きな街に戻り、オススメのカフェに連れて行ってくれるそうで、とても楽しみです!(いま移動中の車内でこの原稿を書いています)

今回のBDSマガジンではインド国内のコーヒー事情についてお届けしましたが、インドツアーはお伝えしたいことが山ほどある実の多い旅でした。この旅行記はまたTHE COFFEESHOPのマガジンでも追ってお届けできればと思っていますので、どうぞお楽しみに!

定期便でお届けのコーヒーの内容をライブ配信でご紹介!

InstagramとYouTubeのライブ配信・Xスペースで、定期便でお送りしているシングルオリジンのコーヒー豆についてご紹介しています。

配信はアーカイブでもご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね。

次回お届け予定のコーヒー|BDSシングルオリジンプラン

Kenya / Karogoto AB

Ethiopia / Samii Danche Washed

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 1月28日(水)予定

毎月ポストにコーヒー豆をお届け!THE COFFEESHOPのスペシャルティコーヒーのサブスク(定期便)。世界各国の高品質の美味しいスペシャルティコーヒーをお届けします。

THE COFFEESHOPが直接買い付けた日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ。

新規お申し込みで〈BREW GUIDE〉プレゼント!

どのコースでも新規お申し込みの方全員に、THE COFFEESHOPオリジナルレシピブック”BREW GUIDE”プレゼント中!

過去のBDSお届けリスト

WRITER

Daito Hagiwara

THE COFFEESHOPロースター

THE COFFEESHOPにて取り扱うすべてのコーヒー豆の仕入れと焙煎・クオリティコントロールを担当。日々焙煎の研究とコーヒー豆の品質チェックを行う。2024年 Next up Roasting Championship優勝。2025年 焙煎競技会 ROAR OF THE ROAST 2025 優勝

毎週日曜日18:30〜Instagram、YouTube、Xスペースでライブ配信中!

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