エチオピアとコスタリカのコーヒー豆をお届け!スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉vol.288

多種多様なコーヒー豆の違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、スペシャルティコーヒーのサブスク”Beans Delivery Service“(BDS)。
2025年11月26日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!
スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉
毎月ポストへお届け。スペシャルティコーヒーのサブスク〈Beans Delivery Service〉。
どのコースでも新規お申し込みの方全員に、THE COFFEESHOPオリジナルレシピブック”BREW GUIDE”プレゼント中!
BDS MAGAZINE〈vol.288〉
こんにちは!
THE COFFEESHOP ロースター 萩原です。
今回シングルオリジンプランでお届けのCosta Rica / Santa Teresa 2000、SCAJから始まった全国ツアー各地で先行リリースして、大変ご好評いただいたロットです。
昨年から引き続いて購入しているロットですが、こういう豆を取り扱えることを幸せに思えるような素晴らしいコーヒーで、焙煎していて嬉しくなりますね。
今年もみなさまへお届けできることがたまらなく嬉しいです!ぜひお楽しみください!
それでは、BDS MAGAZINE〈11月26日号〉スタートです!
COFFEE BEANS 1|
Costa Rica / Santa Teresa 2000 Catuai WH(コスタリカ / サンタ・テレサ・2000・カトゥアイ・ホワイトハニー)
『Costa Rica / Santa Teresa 2000』という農園は、THE COFFEESHOPにとって特別な意味をもっています。
この名前を覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、なにを隠そう2024年に開催された【Next Up Roasting Championship 2024】というTHE COFFEESHOPロースター萩原が優勝させていただいた焙煎コンペティションの、課題豆になった農園です。
個人的に自分の焙煎に自信をもつ大きなきっかけとなった大会ですので、非常に思い入れのあるコーヒーです。
昨年のコンペ開催後に発売し、大変ご好評いただいた本農園のロットを、今年も入荷することができました!
今年の仕上がりも素晴らしく、昨年同様繊細なフローラルさと、アップル系の鮮やかなアシディティが心地よい飲み口。
決して派手さはありませんが、じんわりと染み入るような甘さとクリーミィな質感で、毎日飲みたいとおもわせてくれる上質さがあります。
相変わらずスウィートスポットが狭く、焙煎が難しい豆ではありますが、うまく焼いてあげるとその分応えてくれるポテンシャルの高さがあります。
昨年同様、密度が高いゆえしっかりとした水抜きを意識しつつ、繊細さを損なわない炒り上げを意識しました。
優勝した焙煎コンペの課題豆だったからだけではなく、単純に一杯のコーヒーの味わいとして素晴らしく、THE COFFEESHOPらしい仕上がりになっていると思います。
昨年楽しんでいただいた方はもちろん、まだ味わったことがない方にもぜひ試していただきたい一杯です!
ロジャー・ウレナは、若い頃からコーヒー農業に関わってきました。
彼の両親と祖父母もコーヒー農家で、どのようにその土地で働くべきかを教えてくれました。
彼自身の言葉によれば、タラズ地域でコーヒーを育てることは、長年にわたって家族で受け継がれてきた活動であり、良い収入源と家族の成長につながると信じています。
ロジャーが小さい頃から働くことが期待されており、父親を手伝いながら酪農とコーヒーの農業活動をしていました。
その傍ら、彼は勉強を続け、高校を卒業しました。
しかし、15歳のときには、自分でコーヒーの仕事を始め、まずはコーヒーの苗木から始め、その後、最初のコーヒー農園を始めました。
1987年、ロジャーはアメリカに働きに行き、お金を貯めました。これにより、故郷に投資し、コーヒー農園を成長させるために必要な資金を集めることができました。
しかし、数年前になって、協同組合が提示する価格が持続可能でなくなったため、サンタテレサのマイクロミルで自分のチェリーをプロセスすることに決めました。
主要な農場であるサンタテレサは、ロジャーが10年前に取得したもので、標高1800メートルから2050メートルまであります。
総面積は60ヘクタールですが、コーヒーが植えられているのはわずか10ヘクタール、大部分の土地は保護された森林です。
ロジャーは、ウェットミルを建設するために最適な土地を選びました。
午後の穏やかな日差しが当たり、雲が早く移動する傾斜に位置しています。
この農場には、ペナゴス製のパルピングマシン、温室内の高床式ベッド、コンクリート製のパティオ、機械式乾燥機、倉庫が設置されており、完全な運営体制です。
FLAVOR COMMENT
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浅煎り。
繊細なフローラル、甘夏やサトウキビの風味、りんごのような穏やかな酸味。
クリーミィな質感で、滋味深い甘さを感じます。
BEANS DATA
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【マイクロミル】Don Cayito(ドン・カイト)
【農園】Santa Teresa(サンタ・テレサ)
【生産者】Roger Urena(ロジャー・ウレナ)
【地域】Santa Maria de Dota, Los Santos(ロス・サントス、サンタマリア・デ・ドタ)
【標高】1,800m〜2,050m
【品種】Catuai(カトゥアイ)
【生産処理】White Honey(ホワイトハニー)
COFFEE BEANS 2|
Ethiopia / Halo Hartumi #19 Natural(エチオピア / ハロ・ハルトゥミ・#19・ナチュラル)
高品質のコーヒー生産地として知られるGedeb(ゲデブ)のHartumi(ハルトゥミ)村にあるコーヒー農家が手掛けるマイクロロットです。
温度が高いときから一貫してブルーベリーやストロベリーのような熟した果実感があり、温度帯によってはメロンやアプリコットなど様々な表情を見せます。
甘さもしっかりとチョコレート感があり、クリーミーでリッチな質感と合わせて完成度の高いエチオピア・ナチュラルに仕上がっていると思います。
今回こちらのロットを購入させていただいたのは、Ethiopian Coffee Houseというインポーター。
彼らはNiguse GemedaやTamiru Tadesseなど、歴代のエチオピアCOE上位入賞生産者のロットをいくつも取り扱っており、THE COFFEESHOPでも毎年お世話になっています。
今回のロットは2021年にCOE19位に入賞したものと同ロット。
以来、日本でも非常に人気が高く、過去3年間で生産量を強化し2023/24年度には8トンの生産量を達成しました。
Ethiopian Coffee Houseはパートナーシップとしてビルハヌ氏からダイレクトにチェリーを買い付け、加工をおこない、自社の輸出会社から出荷とプロセスを行なっています。
収穫は熟した赤いチェリーのみを選別し、高床式のアフリカンベッドに薄く広げて、16~18日間天日干しします。
ベッドを高くすることでチェリーの周りに空気が流れるようになり、より均一に乾燥します。
焙煎前の生豆の表情からも、実に丁寧に選別作業を行なってくれていることがよくわかるロットです。
FLAVOR COMMENT
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浅煎り。
ブルーベリーやストロベリー、温度帯によってメロンやワイン、アプリコットのような風味。
クリーミィな質感で、チョコレートのような甘さが長く続きます。
BEANS DATA
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【生産者】Birhanu Dido(ビルハヌ ディド)
【地域】Gedeb、Halo、Hartumi(ゲデブ、ハロ、ハルトゥミ)
【標高】2,000〜2,150m
【品種】74112
【生産処理】Natural(ナチュラル)
COFFEE COLUMN|
秋の四国ツアー完走!
11/15・11/16は愛媛県今治市に、翌週11/22・11/23は高知県高知市に出店させていただきました!
2週間の間に2往復した四国ツアー、とても思い出深い出店となりましたので、今回はそのご報告をさせていただければと思います。
Coffee Culture Import
まず初めての出店となった愛媛県。今治市にあるイオンモール今治新都市にて、〈Coffee Culture Import(以下CCI)〉というイベントに出店させていただきました。
いわゆるコーヒーフェスというイメージとは異なり、コーヒーショップの出店は4店舗のみ、というのがこのイベントの大きな特徴。しかもその4店舗は、COFFEE COUNTY(福岡)、CORSICA COFFEE DEVELOPMENT(香川)、Coffee Wrights(東京)、THE COFFEESHOP(東京)という並び。個人的に関わりの深い方々ばかりで、メンバー発表のときからずっと楽しみにしていたイベントでした。
CCI前日の金曜日の夜には〈しまなみWave wave party〉も開催。ナチュールワインやクラフトビールが楽しめるほか、CCI前夜祭〈THE COFFEE TURNTABLE〉として、CCIに出店する4店舗のコーヒーをゲストブリューしてくれるイベントも行われました。
THE COFFEESHOPのコーヒーを抽出してくれたのは、岡山のsomething like thatさんとCCI主催の越智商店さん。普段、他のコーヒーショップがTHE COFFEESHOPのコーヒーを淹れてくれることはほとんどないので、貴重な機会でした。同じコーヒー豆でも自分たちとは違う解釈、違う抽出アプローチがあり、飲んだ印象も自分で淹れたときとは大きく違っていました。自分で焙煎したコーヒー豆の新しい側面が見られたようでとても嬉しかったです。
また、CCIの素晴らしかった点は、なんと言っても主催の越智さんを中心とした運営チームのホスピタリティ!みんなで一丸となってイベントを成功させよう!という気持ちが伝わる準備と当日のサポートで、何度も胸が熱くなるような瞬間がありました。また何度でも出店したいと思わせてくれるような、素晴らしいイベントでした。
高知コーヒーフェスティバル
愛媛での出店が終わって横須賀に戻り、焙煎作業をしてまたすぐに四国へ。
11/22・11/23は高知県高知市で開催された 〈高知コーヒーフェスティバル〉に出店させていただきました。
こちらは1日あたり12店舗のコーヒーショップ・20店舗以上のフードや雑貨の出店があるコーヒーフェスで、蔦屋書店が会場だったこともあり終日さまざまなお客様で賑わうイベントとなりました。
こちらも初出店となった高知県。県民性なのか、暖かく大らかなお客様が多い印象で、ゆっくりとお話しをしながらコーヒーを楽しんでいただけたように思います。
こちらのイベントも運営スタッフの皆様が素晴らしく、水の補給や排水のサポート、お客様への声がけまで、行き届いたサポートをしていただきました。聞けばイベント立ち上げのときからずっと手伝ってくれているスタッフの方も多いのだとか。お客様はもちろんですが、スタッフの常連が多いというのは良いイベントである何よりの証だと思います。
地元のグルメも存分に楽しんだ四国ツアー、個人的にも思い出深い2週間になりました。
どちらのイベントも大変素晴らしかったのですが、両方に共通して言えるのが『地元のコーヒーカルチャーを盛り上げよう』という想いを強く感じられたということ。今治・高知、どちらもスペシャルティコーヒーの土壌が十分にできているとは言えないのだと思います。
地域の仲間を巻き込みながら何年もイベントを続けていくことは、本当に大変なことです。それでも継続しているのは、自分たちが好きでたまらないスペシャルティコーヒーを、もっと地元の人たちにも知ってもらいたいから。今回の2つのイベントからは、そんな純粋な気持ちを強く感じることができました。
CCIの越智さん、高知コーヒーフェスの堀川さん、お声がけいただき本当にありがとうございました!愛媛と高知、それぞれのお客様に、少しでもコーヒーの魅力をお伝えできるお手伝いができていたら嬉しいです。
また四国へコーヒーを淹れに行ける日を楽しみにしています!
それでは良いコーヒーライフを!
Coffee Culture Import出店者の皆さんと
定期便でお届けのコーヒーの内容をライブ配信でご紹介!
InstagramとYouTubeのライブ配信・Xスペースで、定期便でお送りしているシングルオリジンのコーヒー豆についてご紹介しています。
配信はアーカイブでもご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね。
次回お届け予定のコーヒー|BDSシングルオリジンプラン
Brazil / Caiyo Pereira Yellow Catucai PN
Kenya / Guama
BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 12月10日(水)予定
毎月ポストにコーヒー豆をお届け!THE COFFEESHOPのスペシャルティコーヒーのサブスク(定期便)。世界各国の高品質の美味しいスペシャルティコーヒーをお届けします。
THE COFFEESHOPが直接買い付けた日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ。
新規お申し込みで〈BREW GUIDE〉プレゼント!
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過去のBDSお届けリスト
WRITER
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Daito Hagiwara
THE COFFEESHOPロースター
THE COFFEESHOPにて取り扱うすべてのコーヒー豆の仕入れと焙煎・クオリティコントロールを担当。日々焙煎の研究とコーヒー豆の品質チェックを行う。2024年Next up Roasting Championship優勝。
毎週日曜日18:30〜Instagram、YouTube、Xスペースでライブ配信中!
PICK UP ITEM
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Xmas Gift Box
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【2025/12/13】 金沢COFFEE DIVE カッピングセミナー
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V60 L/S T-Shirts / Art work by Hisayuki Hiranuma
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THE COFFEESHOP アドベントカレンダー2025
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Ethiopia / Kenean Dukamo 120hrs Anaerobic(ケネアン・ドゥカモ・120hrs・アナエロビック)
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Ethiopia / Halo Berity Washed(エチオピア / ハロベリティ・ウォッシュド)
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Honduras / Miguel Armand Sagastume Pacas(ホンジュラス / ミゲル・アルマンド・サガストゥメ・パカス)
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Guatemala / Esperanza Pacamara(グアテマラ / エスペランサ・パカマラ)
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El Salvador / Alejandro Variente Pacamara Washed(エルサルバドル / アレハンドロ・バリエンテ・パカマラ・ウォッシュド)
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Honduras / Los Pinos Typica Honey(ホンジュラス / ロス・ピノス・ティピカ・ハニー)
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