ケニアとホンジュラスのコーヒー豆をお届け!スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉vol.283

2025.09.10
SHERE

多種多様なコーヒー豆の違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、スペシャルティコーヒーのサブスク”Beans Delivery Service“(BDS)。

2025年9月10日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉

毎月ポストへお届け。スペシャルティコーヒーのサブスク〈Beans Delivery Service〉。

どのコースでも新規お申し込みの方全員に、THE COFFEESHOPオリジナルレシピブック”BREW GUIDE”プレゼント中!

BDS MAGAZINE〈vol.283〉

こんにちは!

THE COFFEESHOP ロースター 萩原です。

9月に入り、いよいよ今月末にはSCAJ2025の開催が控えていますね!

出店に向けて準備の真っ最中ですが、それに先駆けて満を持してリリースとなるスペシャルなロットがあります!

今年の春、JBrCにTHE COFFEESHOPからストアマネージャーの塩谷が出場いたしましたが、その予選に挑むにあたって用意した特別なコーヒー〈Jardines del Eden Mara Geisha〉を、BDS会員向けに先行発売いたします。

詳しいリリースの詳細は、BDS商品のお届けに同梱したチラシをご覧ください!

また、9/28(日)にはJBrC予選のプレゼンを再現するセッションイベントも開催予定。こちらもチラシにてご案内しておりますので、皆さまぜひチェックをお願いいたします!

それでは、BDS MAGAZINE〈9月10日号〉スタートです!

COFFEE BEANS 1|
Kenya / Marimira AB(ケニア / マリミラ・AB)

Marimira Coffee Factory(マリミラ・コーヒーファクトリー)は1966年に設立されました。

現在、約1,000軒の小規模農家でファクトリーが構成されています。

カンゲマ管区ムグル地域のムランガ西地区に位置し、標高3,500mを誇るアバーデア山脈の斜面の高地にあります。

マリミラ地域では雨季が2回あり、1つは短く、もう1つは長く降ります。

この地域は標高1,400~1,600メートルに位置し、火山性赤色土壌に覆われています。

ここで一般的な品種には、SL28、K7、Ruiru11、Batianなどがあります。

生産者は完熟したチェリーを丁寧に手摘みした後、果肉を取り除いて水洗発酵させます。

発酵後、パーチメントはムクンガイ川の淡水で洗浄され、高床式ベッドに広げて乾燥させます。

豆は均一に乾燥するためにこまめに撹拌され、丁寧に欠点の選別が行われます。

ファクトリーの周囲には多様な動植物が生息し、生態系が良好に保たれた地域に位置しています。

ファクトリーと生産者は、汚染防止のために排水を溜めるピットを使用し、コーヒーパルプの肥料としての利用、パルプ製造時の水の循環、在来樹種と野生動物の保護、農薬使用量の削減とIPM(国際病害虫管理)対策による益虫の死滅防止、集水域などの環境汚染防止のための農薬の安全かつ効果的な使用など、持続可能な取り組みを行なっています。

FLAVOR COMMENT

浅煎り。

甘酸っぱい赤い果実味、アップル、ブラックベリーのような風味。

ジューシーな飲み口で、果物の蜜やチョコレートのような甘さがあります。

BEANS DATA

【ファクトリー】Marimira Coffee Factory(マリミラ・コーヒーファクトリー)

【地域】Muranga(ムランガ)

【標高】1,400〜1,600m

【品種】SL28,K7,Ruiru11,Batian

【グレード】AB

【生産処理】Washed(ウォッシュト)

COFFEE BEANS 2|
Honduras / El Pino Catuai(ホンジュラス / エル・ピノ・カトゥアイ)

中央アメリカ、グアテマラ・エルサルバドル・ニカラグアに隣接するホンジュラス。

その地理的条件から、コーヒーの個性も各国の良い所を集約したような風味があります。

El Pino(エル・ピノ)農園はインティブカ県マサグアラのポソネグロ地区に位置します。

同地区には手つかずの自然が豊富に残っており、アライグマやアグーチが生息しています。

農園主エルナン氏は、2000年に自身の農園をスタート、以来美味しさを追求した農園作りを行っています。

エルナン氏は素晴らしい美味しさを持ったコーヒーを作り続ける事を目標とし、日本へずっと自身のコーヒーを届けたいと願っています。

ポソネグロ地区そしてホンジュラスのコーヒーが、日本でより知られるように今日も農園で汗を流しています。

今回のコーヒーは、そんなEl Pinoから届いたCatuai(カトゥアイ)種の単一ロット。

Bourbon-Typicaをルーツに持つ栽培品種で、中米、特にホンジュラスでは主要な品種のひとつです。

Catuaiはしっかりとしたリンゴ系のアシディティが特徴にあると思っていて、今回のロットにもまさしくその個性が表れています。

また、今回のロットは粒が肉厚で、しっかりと引き締まった豆の印象がありました。

経験上、こういう姿をした豆は内側までしっかりと火を通すのが難しいのですが、その点THE COFFEESHOPの焙煎機であるPROBATとは相性がよいと感じています。

中まで火を入れて成分発達を促すことで、クリーンに仕上がり、かつ甘さがグッと前に出てくる印象があります。

焙煎初期から火力をかけ、綺麗な火入れを意識して焙煎を進めました。

その結果、口当たりはさらりとした質感ながら、ナッツ系の甘さをしっかりと感じることができる仕上がりに。

リンゴ酸と甘さのバランスが素晴らしい、良質なデイリーコーヒーだと思います。

エル・ピノ農園、エルナン氏のこだわりが生んだフレーバーをお楽しみください!

FLAVOR COMMENT

浅煎り。

アップルやカシューナッツ、チェリー、冷めるにつれてほうじ茶のような風味。

さらりとした質感で、きび砂糖のような甘さがあります。

BEANS DATA

【農園】El Pino(エル・ピノ)

【生産者】Hernan Gomez Reyes(エルナン・ゴメス・レジェス)

【地域】Pozo Negro、Masaguara, Intibuca(インティブカ県マサグアラ、ポソネグロ)

【標高】1,650m

【品種】Catuai(カトゥアイ)

【生産処理】Washed & Sundry(ウォッシュド、天日乾燥)

COFFEE COLUMN|
Best of Rwandaカッピング会に参加してきました!

先日、ONIBUS COFFEE八雲店で開催された、Best of Rwanda 2025のカッピングイベントに行ってきました!

Best of Rwandaはルワンダ農産物輸出開発庁(NAEB)が主催するスペシャルティコーヒーのコンペティション。

COEに近い形式で行われている、ルワンダ独自の品評会です。

2025年の審査がすべて終了し、入賞を果たしたロットが揃ったこのタイミングで、日本ツアーとしてカッピングイベントを開催してくれました。

BoRに入賞した全てのロットがカップできる貴重な機会、とても勉強になる素晴らしいカッピング会でした。

今年のBoRは、Fully washedとSpecial processesの2カテゴリに分かれて開催されました。

Washed以外はすべてSpecial processesカテゴリになるので、Anaerobicなどの特殊発酵はもちろん、通常のNaturalやHoneyもこちらに含まれます。

総エントリー数は316ロット!それらを20人の国際ジャッジが、3ヶ月近くかけて審査していきます。

国際ジャッジメンバーの中には、THE COFFEESHOPのYouTubeインタビューに出てくれたCoffee County森さんの名前も。

実は、動画に出演していただいたその日の夜からルワンダ入りして、ジャッジに臨んでくれたのでした。大変お忙しいなか、ありがたい限りです。

入賞ロットの内訳は、Fully washedに7ロット、Special processesに13ロット。

それぞれ2回に分けて、すべてのロットをカッピングすることができました。

特に印象的だったのが、Special processesに入賞したロットの品種。

ルワンダといえば、政府主導でスペシャルティコーヒーの導入を進めた結果、栽培されているほとんど全てのロットがBourbon種です。

しかし、Special processes入賞のロット情報をみると、初めて見る『RABC15』という名前が。

しかも、スコア91.81ptを獲得した1位のロットも、この『RABC15』という品種だったのです。

聞けば、なんとルワンダ農業研究機関によって開発されたハイブリッド系品種とのこと!これには正直かなり驚きました。

まずルワンダでBourbon以外が栽培されていること自体珍しいのに、品評会で1位を獲得し、しかもハイブリッド品種。

カップをとってみてもかなり明確なパイナップル・トロピカルな風味があり、発酵の加減も程よくまとめられた印象でした。

病気への耐性が強くて収量も多い、かつ育つのも早いというハイブリッド品種の特徴がありながら、風味としても素晴らしいクオリティを持っている。

これは、ルワンダのスペシャルティコーヒー業界にとって、非常に明るいニュースなのではないかとおもいます。

これから来年以降も、ルワンダのRABC15にはぜひ注目していきたいですね!

肝心のBoRオークションは10/8に開催予定。

THE COFFEEESHOPではまだ単独落札は難しいので、どこかの商社かロースターさんと組めたらと思っています。

素晴らしいロットがたくさんあったので、購入できたら嬉しいです!

それでは良いコーヒーライフを!

夏の定期便は水出しアイスコーヒーに変更がおすすめ!お届けタイプ変更キャンペーン

とっても便利な定期便ですが、夏になると熱いお湯を使ってアイスコーヒーを淹れるのは面倒…という方も少なくないのではないでしょうか?

夏季限定で、現在ご利用中のコースのコーヒー豆を〈水出しアイスコーヒーバッグ〉でお届けするキャンペーンを実施中です。

1回のみお試しで変えてみるというのも可能ですので、お申し込みフォームよりお気軽にお問い合わせください。

キャンペーン期間:2025年9月17日(水)まで

定期便でお届けのコーヒーの内容をライブ配信でご紹介!

InstagramとYouTubeのライブ配信・Xスペースで、定期便でお送りしているシングルオリジンのコーヒー豆についてご紹介しています。

配信はアーカイブでもご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね。

次回お届け予定のコーヒー|BDSシングルオリジンプラン

El Salvador / El Trompillo Pacamara Natural

Colombia / Ivan Molano

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 9月24日(水)予定

毎月ポストにコーヒー豆をお届け!THE COFFEESHOPのスペシャルティコーヒーのサブスク(定期便)。世界各国の高品質の美味しいスペシャルティコーヒーをお届けします。

THE COFFEESHOPが直接買い付けた日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ。

新規お申し込みで〈BREW GUIDE〉プレゼント!

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過去のBDSお届けリスト

WRITER

Daito Hagiwara

THE COFFEESHOPロースター

THE COFFEESHOPにて取り扱うすべてのコーヒー豆の仕入れと焙煎・クオリティコントロールを担当。日々焙煎の研究とコーヒー豆の品質チェックを行う。2024年Next up Roasting Championship優勝。

毎週日曜日18:30〜Instagram、YouTube、Xスペースでライブ配信中!

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