ケニアとコスタリカのコーヒー豆をお届け!スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉vol.274

多種多様なコーヒー豆の違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、スペシャルティコーヒーのサブスク”Beans Delivery Service“(BDS)。
2025年4月23日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!
スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉
毎月ポストへお届け。スペシャルティコーヒーのサブスク〈Beans Delivery Service〉。
コーヒー豆の保存袋〈COFFEE BEANS BAG / 350g size〉プレゼント中!
どのコースでも新規お申し込みの方全員にプレゼント。
キャンペーンは2025年5月28日(水)まで。

BDS MAGAZINE〈vol.274〉
こんにちは!
THE COFFEESHOP ロースター 萩原です。
GW間近!みなさんはおでかけの予定はありますか?
関西では大阪万博にいくという方も多いかもしれませんね。
聞くところによると、コーヒー生産国のパビリオンではコーヒーを販売しているところもあるのだとか。
ふだんあまり取り扱わない国のコーヒーなど、巡って飲んでみたいですね!
それでは、BDS MAGAZINE〈4月23日号〉スタートです!
COFFEE BEANS 1|
Kenya / Nyeri Hill(ケニア / ニエリヒル)
ケニアのニエリ・ヒルといえば、スペシャルティコーヒーに携わる人間なら誰しも知っている、著名なコーヒー産地です。
恵まれた標高、土壌、気候といった地理的条件は、素晴らしい品質のスペシャルティコーヒー生産に適した土地と言えます。
そのテロワールは、何と言ってもケニアらしい明るくジューシーな果実味。
特に、今回のロットは赤いリンゴ、オレンジ、チェリー、カラント(ふさすぐり)など、さまざまなフルーツを連想させる瑞々しさがあります。
このようなジューシーさ、往年のケニアを思い起こさせるフレーバーで、飲んでいて嬉しくなってしまいますね。
口当たりはとてもなめらか、甘さはハニーやフルーツシロップを思わせるほどボリュームがあり、いわゆる「良いケニア」に必要な素質を余すところなく持ち合わせているロットだと思います。
その高いポテンシャルを最大限活かすために、比較的短時間で浅煎りに仕上げています。
THE COFFEESHOPでニエリヒルのコーヒーを取り扱い始めたのは2022年のこと。
以来、毎年ラインナップしてきた定番ケニアのひとつですが、やはりいつも安定したクオリティで届くことの素晴らしさを感じています。
ケニアのコーヒーの多くは、ウォッシングステーション単位で流通することがほとんどですが、このニエリヒルはケニアには珍しく大規模な農園です。
設立は古く1904年。100年以上の歴史を誇ります。
敷地内には精製施設やカッピングラボはもちろん、教会や学校、病院など、23もの関連施設があるそう。
コーヒー以外にもお茶やフルーツ、酪農も行われており、まるでひとつの街のような場所です。
コーヒーに関わる仕事、特に焙煎や買い付けをしている身としては、いつか行ってみたい産地というのがいくつかありますが、まさしくこのニエリヒルはその筆頭。
これからも継続して取り扱い続けて、ぜひいつの日か買い付けに訪問したいですね!
FLAVOR COMMENT
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浅煎り。
カラントやオレンジ、レッドアップルのようなジューシーで甘酸っぱい風味。
滑らかな質感で、ハニーやフルーツシロップのような甘さが長く続きます。
BEANS DATA
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【プロデューサー】Rockbern(ロックバーン)
【農園】Nyeri Hill(ニエリ・ヒル)
【地域】Nyeri(ニエリ)
【標高】1,780m
【品種】SL28,SL34,Batian
【グレード】AA
【生産処理】Washed(ウォッシュト)
COFFEE BEANS 2|
Costa Rica / Entre Montes Catuai(コスタリカ / エントレ・モンテス・カトゥアイ)
今回お届けのコスタリカは、THE COFFEESHOPのYouTubeにも登場してくれたインポーターSYU・HA・RIが届けてくれたコーヒーです。
SYU・HA・RIのコーヒー、特にコスタリカのセレクトに僕は絶大な信頼を置いているのですが、今回のロットも素晴らしい品質でした。
決してフレーバーの派手さはないものの、穏やかな酸味と甘み、旨み感のある印象で、身体に染み入るような飲み心地を味わえる上質なデイリーロットです。
この”上質なデイリーロット”というキーワード、まさしくこの定期便BDSのコンセプトそのもの。
いまのBDSを象徴するような味わいをお楽しみください!

農園オーナーのマウリシオ・ナバロ氏は、より良い方法で物事を行おうとする若者です。
彼はコーヒーの生産に囲まれた環境で育ち、コーヒーの恵みと課題を深く理解しています。
サードウェーブやスペシャルティコーヒーの到来に伴い、彼はその変化を目の当たりにしました。
この視点の変化が彼に情熱を与え、品質を高め、自分のコーヒーがどこで楽しばれているのかを知りたいという気持ちが生まれました。
彼はこの夢を家族や仲間と話し合い、実現しました。
ついに10年代の転換期に、持っていたリソースを活用し、スペシャルティコーヒーのマイクロロットの世界に飛び込む準備が整いました。
彼はエントレ・モンテスという自分のウェットミルを立ち上げました。
エントレ・モンテスは「山の間に」という意味で、彼の故郷であるロス・サントス地域にあります。
マウリシオ氏はいくつかの農園とチェリーを集めるための異なるエリアを持っていますが、この特定のロットはサン・カルロスからのものです。
この地域は太平洋に近く、その影響を受けやすいです。
時には少し乾燥していて、暖かく、日差しを受けることが多いです。
これにより、果実に糖分が蓄積され、生産量も増えます。
ここにある木は20~30歳と少し古くなっていますが、マウリシオはスペシャルティ用に農場を再生させるために多くの時間と努力を注いでいます。
彼は高品質市場への冒険を始めるためにサンプルを持ってきてくれることに大変興奮しています。
マウリシオは自分の農園から優れた果実をミルに運び、プロセスと乾燥のフェーズを始めます。
彼は果実を夜の涼しさの中で休ませ、朝早くにすべてを機械で処理します。
果実はパルピングされ、ほとんどのムシレージが機械で取り除かれます。
種に残るのは約20~25%です。
パーチメントはすぐに高床式乾燥ベッドに厚く置かれ、最初の1日を過ごします。
その後、3日間薄く広げて発酵を止め、水分量を下げます。
最後に、プロセスの残りの期間でゆっくりと乾燥させるために再び厚く置かれます。
FLAVOR COMMENT
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中煎り前半。
アップルやキャラメル、ほうじ茶、みかん、穏やかな酸味。
滑らかな質感で、ブラウンシュガーのような甘さの余韻があります。
BEANS DATA
-
【ミル】Entre Montes(エントレ・モンテス)
【生産者】Mauricio Navarro (マウリシオ・ナバロ)
【地域】San Lorenzo , Los Santos, Tarrazu (タラス、ロス・サントス、サン・ロレンソ)
【標高】1,700m
【品種】Catuai(カトゥアイ)
【生産処理】Yellow Honey(イエローハニー)
COFFEE COLUMN|
香港のコーヒーカルチャー
先週の水曜日から今週火曜日までの一週間、ロースターの萩原は香港へ出張に出ておりました。
『COFFEE HK × TOKYO COFFEE FESTIVAL』というイベントに出店させていただいたのですが、これがすごい盛り上がりで、香港のコーヒーカルチャーの熱さをひしひしと感じましたので、今回のBDSマガジンでは現地の様子をレポートさせていただければと思います!
まず今回の『COFFEE HK × TOKYO COFFEE FESTIVAL』は、初開催となるコーヒーイベントでした。
これまで香港では大きなコーヒーフェスを開催したことがないそうで、どんなイベントになるのか当日にならないとわからない状況でした。
イベント自体は4/18(金)〜4/21(月)までの4日間。
香港にはキリスト教徒が多く、この時期はイースターにあたるため4連休になっていました。
正直不安もあった初開催のCOFFEE HKでしたが、蓋を開けてみると連日超大盛況!
体感的にも実際の売上的にも、これまで参加したどのコーヒーイベントよりも盛り上がりを見せていました。
とにかく来場者数が多く、PHILOCOFFEAさんやLATTE ART MANIA TOKYOさんなどの有名店は3時間以上の行列ができていたのだとか。
THE COFFEESHOPも有り難いことにとても多くのお客様にコーヒーを飲んでいただき、持っていった販売用のコーヒー豆はすぐに完売、最終日にはドリップでの提供のみになってしまいました。
初開催だったこともあり、販売数の見込みが難しく早々に完売してしまったのはお客様には申し訳ありませんでしたが、来年はこれを見越して多めに豆を持っていきたいですね。
振り返ってみると、香港のお客様は中国本土の方とは少しイメージが違っているように感じます。
これまで何度か出店させていただいた中国本土では、
・豆売りがあまり出ない(家でコーヒーを淹れない)
・酸味よりは苦味、浅煎りより深煎り好きが多い
という印象でした。
対して香港のお客様はまったくの逆で、
・豆売りの需要が高い。しかも豆のまま(家でコーヒーを豆から挽いて淹れる)
・浅煎り好きが圧倒的に多い
という感触でした。
先月出店させていただいた広州とも地理的にはそこまで離れていないにも関わらず、ここまで違いがあると驚くほど。
在庫数の計算をするのが難しいのもわかっていただけるでしょうか?
後からわかるのですが、香港は中国本土よりも浅煎り好きがかなり多いようです。
それは、年間を通して気温と湿度が高いという気候にもよるかもしれません。
実際、COFFEE HKの期間中もとても蒸し暑く、浅煎りのアイスコーヒーがとても人気でした。
また、香港には世界的に有名なスペシャルティコーヒーのロースターもいくつかあり、その土壌ができているのかもしれません。
今回の旅では、cupping roomとoma coffee roasterに行きましたが、どちらもクオリティの高い浅煎りを提供していました。
cupping roomはハイブランドも軒を連ねる尖沙咀というエリアのモールに出店していて驚きましたし、oma coffeeはパナマを始めとしたハイクオリティなマイクロロットを取り揃えていて、香港スペシャルティシーンの勢いを感じました。
実際に行ってみないとわからないことですが、各国のコーヒーシーンを感じられるのは海外出張の楽しいところですね!
次回はまた来年、COFFEE HK開催の予定があるそうです。
また香港のコーヒーラバーたちにお会いできるのがとても楽しみです!
今度はもっとたくさんのコーヒー豆を用意していきます!
それでは良いコーヒーライフを!
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※香港出張のため今週のライブ配信はお休みさせていただきます。4月30日の配信でご紹介しますので、チェックお願いいたします!
Beans Delivery Service 発送日の夜21時〜は、InstagramとYouTubeのライブ配信・Xスペースで、定期便でお送りしているシングルオリジンのコーヒー豆についてご紹介しています。配信後はアーカイブでもご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね。

次回BDS発送予定
BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 5月14日(水)予定
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WRITER
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Daito Hagiwara
THE COFFEESHOP ストアマネージャー・ロースター。
THE COFFEESHOPにて取り扱うすべてのコーヒー豆の仕入れと焙煎・クオリティコントロールを担当。焙煎技術を競う大会であるローストマスターズチームチャレンジ2018に関東Aチームとして出場、優勝。 日々焙煎の研究とコーヒー豆の品質チェックを行う。
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