ケニアとグアテマラのコーヒー豆をお届け!スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉vol.260

2024.09.25
SHERE

多種多様なコーヒー豆の違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、スペシャルティコーヒーのサブスク”Beans Delivery Service“(BDS)。

9月25日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

スペシャルティコーヒーサブスク〈Beans Delivery Service〉

毎月ポストへお届け。スペシャルティコーヒーのサブスク〈Beans Delivery Service〉。

どのコースでも新規お申し込みの方全員に、THE COFFEESHOPオリジナルレシピブック”BREW GUIDE”プレゼント中!

BDS MAGAZINE〈vol.260〉

こんにちは!

THE COFFEESHOP ロースター 萩原です。

気がつけば9月ももう終わりが近づき、いよいよコーヒー業界の最繁忙期に入って参りました。

と同時に、中米・アフリカ・ブラジルと、昨年末〜今年収穫のニュークロップが続々到着してくる時期。

やはりフレッシュなフレーバーが楽しめるニュークロップの焙煎はワクワクしますね!

みなさまへのご紹介も随時して参りますので、どうぞお楽しみに!

それでは、BDS MAGAZINE〈9月25日号〉スタートです!

COFFEE BEANS 1|
Kenya / Kegwa AA(ケニア / ケグア・AA)

ケグア・コーヒーファクトリーはケニアコーヒー名産地の一つ、キリニャガ地区にある「ンギリアンブ(Ngiriambu)生産者組合」傘下のコーヒー水洗処理・乾燥場です。

高い標高で栽培され、人の手により一つ一つ丁寧に収穫されたコーヒーチェリーは、この工場でパルピング・水洗処理・乾燥されています。

生産処理は、ニャミンディ川(Nyamindi)からの水を貯蔵しておき、パルピングに利用しています。

パルピング後は一晩の発酵工程、水洗、ソーキングと伝統的なケニア式の生産処理が行われています。

赤い火山灰土壌、気温は13〜25度、標高1,500m、年間降水量1,200mm、豊かな土壌がコーヒー生産に寄与しています。

ケニアのスペシャルティといえば、赤い果実を思わせるようなジューシーで瑞々しい飲み口が特徴。

今回ご紹介のケグア・AAは、そんなケニアの特徴がまさしくよく現れたロットです。

温度が高いときから冷めるまで、一貫して味の骨子となるのはシトラス・ベリー・アップルを感じる力強い酸味。

これぞケニア!といわんばかりの存在感で、風味の輪郭を作ってくれています。

口当たりはミディアム〜ミディアムライトのボディ感で、紅茶を思わせる質感。

ブラウンシュガー、はちみつ系の甘さも合わさり、まるでレモンティーのような印象を持ちました。

トップグレードのケニアの持つ、素晴らしいフレッシュフルーツのような香りと甘さをぜひご賞味ください!

FLAVOR COMMENT

浅煎り。

ジューシーで、ブラックベリーやチェリー、レモンティー、アップルのような風味。

紅茶のような飲み口で、ブラウンシュガーやハニーのような甘さがあります。

BEANS DATA

【生産者】Ngiriambu Coop(ンギリアンブ生産者組合)

【精製所】Kegwa Coffee Factory(ケグア・コーヒーファクトリー)

【地域】Kirinyaga(キリニャガ)

【標高】1,504m

【品種】Ruiru11, SL28,SL34, Batian(ルイル11、SL28、SL34、バティアン)

【生産処理】Washed(ウォッシュド)

COFFEE BEANS 2|
Guatemala / Santa Cruz Bourbon(グアテマラ / サンタ・クルス・ブルボン)

今回お届けのコーヒーは、グアテマラ南部に位置する生産エリア、アンティグアにあるサンタ・クルス農園のご紹介です。

このアンティグアというエリアは、スペシャルティコーヒーという概念の先駆けと言える地域で、その黎明期から素晴らしいテロワールと生産処理技術で、広く世界中に知られています。

また、アンティグアには17世紀から18世紀にかけてのスペイン統治時代の遺跡が数多く残っており、観光地としても人気のエリア。

サンタ・クルス農園にも遺跡があり、美しい景観が広がっています。

地形的には、アンティグアには珍しい急勾配の地形で、火山のミネラル分を多く含んだ土壌は、農業技師達を驚かせました。

農園面積は15ヘクタールと非常に小さく、今までは単一農園としてではなく、アンティグア・ブレンドとして世に出回っていました。

農園内のコーヒーは90%以上がティピカ種、ブルボン種の原生種で構成されており、独自の澄んだフレーバーを醸し出します。

これらの特徴は、スペシャルティコーヒーとして必要な諸条件を満たしているため、単一農園として取引されるようになりました。

仕上がったコーヒーは、まさしくアンティグアのテロワールと言えるようなすっきりとした明るい酸味があり、アップルやシトラスのような印象を持ちます。

また、ややとろみを感じるような質感、蜂蜜を思わせる後引く甘さがあり、鼻に抜ける華やかな香りと相まってオレンジブロッサムのように感じました。

優れた飲み口のバランスで、いつ飲んでも安心できるようなカップは、まさしく伝統あるアンティグア・スペシャルティと言えるでしょう。

FLAVOR COMMENT

中煎り。

オレンジブロッサムやアップル、くるみ、シトラスのような風味。

ラウンドな質感で、蜂蜜やシュガーのような甘さが長く続きます。

BEANS DATA

【生産者】Regina Ponce de Real(レヒナ・ポンセ・デ・レアル)

【農園】Finca Santa Cruz(サンタ・クルス農園)

【地域】Antigua(アンティグア)

【標高】1,550m

【品種】Bourbon(ブルボン)

【生産処理】Fully Washed(フリーウォッシュド)

COFFEE COLUMN|
イベント先行発売のコーヒー豆をご紹介!

このBDSマガジンや同梱の冊子・mbmなどで告知させていただいておりましたが、今週末9/27(金)〜29(日)は岡山県にてコーヒーフェスに出店させていただきます!

またその翌週末には心斎橋PARCOにて、THE COFFEESHOP初の大阪出店が控えております!

またまたその先にはSCAJ、小山コーヒーフェス、横須賀コーヒーフェスと、イベント出店ラッシュ。

今年の秋は、まさしく全国ツアー!といった勢いで各地に伺わせていただく予定です。

今回のBDSマガジンでは、イベント会場で販売するコーヒー豆をご紹介致します。

すべて会場先行発売となる特別なオリジンですので、ご来場予定の方・まだ迷われている方は要チェックですよ!

【PREMIUM CROP】Ethiopia / Masina Supernatural Tropicana:100g/3,000円

こちらのロットは2015年World Barista ChampionのSasa Sesticが代表を務めるコーヒー生豆サプライヤー・Project Originから届いた特別なオリジンです。

彼が手掛けるProject Originのコーヒーは特殊プロセスのロットがいくつもありますが、中でも今回の【Ethiopia / Masina Supernatural Tropicana】は彼のNaturalへの知見が詰まったロットと言えると思います。

厳正な管理のもと、丁寧なナチュラルプロセスの発酵によって生み出された熟した果実感、特にストロベリーやイチヂクを思わせるジューシーな風味が特徴的。

また、後味にはチョコレートのような甘さの余韻もあり、「いちごチョコ」のようなイメージが湧き上がってきました。

イベント先行・数量限定の発売となりますので、気になっている方はお早めのチェックをお願いします!

Brazil / Fabiano Tomazini:100g/1,500円

今年7月、ロースター萩原が訪問させていただいたブラジルのエクスポーター・Um Coffeeから買い付けたロットです。

このファビアーノ・トマチーニ氏がコーヒー栽培を営むエスピリトサント州では、よもやブラジルとは思えないような果実感が味わえるコーヒーが作られており、とても驚きました。

温度が高いときにはカシスやピンクグレープフルーツを思わせる明るいジューシーさがあり、冷めるにつれて黄桃やアプリコット、紅茶のような風味に変化。

きっとブラジルコーヒーに対するイメージを一新してくれるような素晴らしいコーヒーだと思います。

Colombia / Astrid Medina:100g/1,100円

2016年コロンビアCOEで1位を獲得したアストリッドさんのコーヒー、今年も素晴らしいフルーティなフレーバーを感じることができました。

温度が高いときはアプリコットやオレンジ、冷めるにつれてベリー、ほのかにラベンダーのような紫色系のニュアンスが現れてきます。

甘さもしっかりとキャラメル感があり「これぞコロンビア・ウォッシュド・スペシャルティ!」と言えるような風味で、コロンビアだけでなく世界中の女性生産者を代表するようなコーヒーに仕上がっていると思います。

Brazil / Nossa Senhora das Gracas TOH:100g/1,000円

TOH = Taste of Harvestという品評会入賞ロットの本ブラジルは、今年6月に出店させていただいたIWATE COFFEE FESTIVALでも大好評だった深煎りのオリジン。

ブラジルの深煎りらしい安定感のあるチョコレートライクな甘さの中に、オレンジのような柑橘系の印象を見つけることができ、パッと浮かんだのはドライオレンジにチョコレートを纏わせたオランジュショコラのようなイメージ。

じんわりと後味に続く甘い余韻と合わせて、“甘美な深煎り”という言葉がぴったりな仕上がりだと思います。

どちらの豆もイベント会場での先行発売になります。

岡山を皮切りに各イベント会場に持っていく予定ですが、売り切れてしまった場合にはそのまま終売となってしまうので、お買い求めはぜひお早めに!

全国各地の会場でお待ちしております!

それでは良いコーヒーライフを!

次回BDS発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 10月9日(水)予定

毎月ポストにコーヒー豆をお届け!THE COFFEESHOPのスペシャルティコーヒーのサブスク(定期便)。世界各国の高品質の美味しいスペシャルティコーヒーをお届けします。

THE COFFEESHOPが直接買い付けた日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

新規お申し込みで〈BREW GUIDE〉プレゼント!

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WRITER

Daito Hagiwara

THE COFFEESHOP ストアマネージャー・ロースター。

THE COFFEESHOPにて取り扱うすべてのコーヒー豆の仕入れと焙煎・クオリティコントロールを担当。焙煎技術を競う大会であるローストマスターズチームチャレンジ2018に関東Aチームとして出場、優勝。 日々焙煎の研究とコーヒー豆の品質チェックを行う。

毎週水曜日21:00〜Instagram、YouTube、Xスペースでライブ配信中!

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