2019年最後のお届けはコロンビアとエチオピアのシングルオリジン!BDS MAGAZINE vol.146(コーヒー定期便)

2019.12.25
SHERE

多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする THE COFFEESHOP BDS MAGAZINE。

2019年ラスト、12月25日出荷の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

ごあいさつ

こんにちは!

12月25日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

早いもので2019年のBDSも今回で最終発送となりました。

今年は皆様にとってどんな一年でしたでしょうか?

私たちのコーヒーで皆様の生活に少しでも貢献できていれば幸いです。

2020年もユニークで奥深いスペシャルティコーヒーの世界をご紹介できればと思っていますので、変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い致します!

それでは、BDS MAGAZINE 12月25日号、スタートです!

Colombia(コロンビア) COE2019 #18/El Diviso(エル・ディビソ)

エル・ディビソ農園の生産者であるリナルコ氏は、ウイラ県パレスティナのコーヒー生産一家の3代目として、祖父母から48年続くこの農園を受け継ぎ守っています。

現在もこの土地に一家で暮らしながら、4Haの農園でティピカやブルボン、カトゥーラ、タビなど様々な品種を生産しています。

Cup of Excellenceには2013年から参加し、3回目の挑戦となった2018年大会で見事13位に入賞を果たしました。

そして今年2019年のCOEでは2位と18位と2つのロットが入賞を果たし、大きな成果を上げています。

こうした快挙を生み出したのは毎年テーマを設けてきたことが大きいとリナルコ氏は語ります。

2018年は、長期的に取り組みができるバイヤーを見つける為に生産処理プロセスの改善する事で品質の安定化を図り、COEでも大きく評価されました。

今年2019年はカッピングプロファイルをテーマに、品種をブレンドしたロットづくりに取り組んできました。

今回18位となったこのロットではブルボンとカトゥーラのブレンドを。

そして2位を受賞したロットではカトゥーラとタビの品種ブレンドロットを作りエントリーしました。

2つのロットの軸となっているカトゥーラ種は、ソフトで繊細な風味を有しており、他の品種でボディの質感や風味の輪郭を補い新しいカッププロファイルを生み出そうとしたそうです。

黄色い果実のような風味と、ミルクチョコレートのような豊かな甘さがあり、それらがとろみのある質感の中に高いレベルでまとまったコーヒーです。

ぜひゆっくりとお楽しみください!

BEANS DATE

【生産者】リナルコ・ロドリゲス・オスピーナ

【農園】エル・ディビソ農園

【地域】ウイラ県パレスティナ

【標高】1,650m

【品種】ブルボン、カトゥーラ

【生産処理】ウォッシュド

Ethiopia(エチオピア) / Foge Washed(フォゲ・ウォッシュド)

続いては人気のエチオピアより、甘さの際立つウオッシュトプロセスをご紹介!

フォゲ・ウォッシングステーションはカンケティ社のオーナーであるFikadu Abayneh氏が管理しています。

カンケティ社はイルガチェフェとグジで4ヵ所のコーヒーウォッシングステーションを所有し、イルガチェフェに拠点を置く家族経営の会社です。

元々彼の父が30年前にコーヒービジネスを始め、息子であるFikadu氏にコーヒー栽培等のノウハウを教えたことが始まりです。

約373.8ヘクタールの農地を所有し、418人の生産者と密接に協力しながら、2018年には有機栽培の認証を取得しました。

コミュニティの支援にも積極的で、精製に使用する綺麗な水を得るために村に井戸を掘ったり、舗装道路の整備、農家へのトレーニングなど様々な取り組みを行っています。

現在はオフィスを拡張し、カッピングラボを備えた施設を建設中で、2020年にはオロミアに自社倉庫の建築を予定するなど高い志を持っています。

フォゲウォッシングステーションが位置するグジは、エチオピアの良質な生産地として有名なシダモ地区の中にあるエリアのことを指します。

元々シダモ地区のコーヒーとして取引されていたグジのコーヒーですが、近年の品質向上とトレーサビリティの確保に伴い、グジという銘柄で取引されるようになりました。

フォゲ・ウォッシングステーションは2008年に設立され、Abaye地区にあるFoge村やHafursaWaro村の小農規模家がチェリーを持ち込んでいます。

持ち込まれたチェリーはハンドピックされ、丁寧な精製処理、乾燥工程を経てアディスアベバにある倉庫へと輸送されます。

エチオピアのウオッシュトプロセスというと、まず想起されるのはクリーンですっきりした風味ですが、このロットはクリーンさも保ちつつ、はちみつレモンのような甘さが印象的なコーヒーです。

肌寒い時期にもぴったりなコーヒー、ぜひゆっくりとお召し上がりください。

BEANS DATE

【生産者】カンケティ社オーナー Fikadu Abayneh氏

【農園】フォゲ・ウォッシングステーション

【地域】シダモ地区 グジ西部

【標高】1,800-1,850m

【品種】在来品種

【生産処理】ウォッシュド

2019年のBDS振り返り

今年、シングルオリジンプランの皆様へお届けしたオリジンを、一気に振り返ってみましょう!

南米

ブラジル/セーハ・ダス・トレス・バハス

ブラジル/シティオ・ダ・トーレ

ブラジル/クルス・アルタ

ブラジル/カクエンジ

コロンビアCOE2019#18/エル・ディビソ

コロンビアCOE2018#8/エル・ブラジル

コロンビア/ヴィジャ・ファティマ・ティピカ

コロンビア/ロス・マンゴス

コロンビア/エル・マナティアル

コロンビア/アルタ・グラシア

ペルー/セロ・ネグロ

中米

グアテマラ/ラス・ロマス

グアテマラ/ロス・オリボス

グアテマラ/ラ・ソレダー

メキシコCOE2018#12/トゥラヤウアラパン1

コスタリカ/50lbs.ECP ラ・リア・ゲイシャ・ホワイトハニー

コスタリカCOE2018#23/シン・リミテス

コスタリカ/カンデリージャ・ハニー

ホンジュラスCOE2018#24/エル・パライソ

ホンジュラス/デュラスノ

ホンジュラス/レイナ・クラロス

ホンジュラス/モンテシージョ・ナチュラル

ニカラグア/カサブランカ・パカマラ

ニカラグア/リモンシージョ・ジャバニカ

ニカラグア/サン・マルティン

エルサルバドル/チャラテナンゴ

アフリカ

エチオピア/シダモ・ケバド

エチオピア/コンガ・ナチュラル

エチオピア/コンガ・ウオッシュト

エチオピア/フォゲ・ウオッシュト

ケニア/キアンヤンギ

ケニア/ングルエリ

ブルンジCOE2018#4/ブワイ

ブルンジ/ンタランボ・ムパンガ

ブルンジ/ブジラ・ナチュラル

ルワンダCOE2018#4/ニャガタレ

ルワンダ/チョコ・ウォッシングステーション

ルワンダ/レメラNo.8

アジア

インドネシア/アチェ・ゲガラン

インド/カラディカン・バンガロー

ラオス/ボラベン・ティピカ

ブレンド

新春MIX2019

バレンタインMIX2019

さくらMIX2019

アイスコーヒーMIX2019

ローストワークス6th アニバーサリーMIX

クリスマスMIX2019

以上、16カ国 47オリジンでした。

こうして並べてみると、ご紹介できていない生産国もちらほら…。

どうしても、国名や有名農園名ではなく、カップクオリティで豆を選んでいるため、多少偏りが出てしまうのは致し方ないのですが、来年からはもっと幅広いオリジンをご紹介できるように頑張ります!

逆に、近年注目を集めている中米諸国や、アフリカ次代のエースと言われているブルンジ・ルワンダを多くご紹介できたのはとても良かったと思っています。

これから更なる飛躍が期待される国の豆を買うことで、スペシャルティコーヒーの持続的な発展に少しでも貢献できたらと思っています。 コーヒーは農作物です。今年お届けしたのと同じ農園のコーヒーでも、来年以降はまた違った風味が出てくると思います。

それもまたスペシャルティコーヒーの面白さの一つ。

好きだった豆を覚えておいて、また来年の出来と比べるのも楽しいかもしれませんね!

2020年も、たくさんの素晴らしいコーヒーをお届けしていきたますので、どうぞ宜しくお願いします!

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 1月8日(予定)

WRITER

THE COFFEESHOP

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