BDS MAGAZINE|2019年5月22日
多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする THE COFFEESHOP BDS MAGAZINE。2019年5月22日出荷の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!
ごあいさつ
こんにちは!5月22日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!
これから夏に向けて、COEのオークションが本格化し、人気のアフリカ諸国の豆がぞくぞく入港してきます!
THE COFFEESHOPでは日々サンプル焙煎を繰り返して皆様にご紹介するコーヒーを選りすぐっていますので、楽しみにお待ちくださいね!
それでは、BDS MAGAZINE 5月22日号、スタートです!
【ルワンダ / チョコ・ウォッシングステーション Rwanda / Coko Washing Station】
まずは、アフリカ・ルワンダより毎年人気のウォッシュトプロセスをご紹介!
チョコウォッシングステーションを取り巻く小規模生産者のロットは、スペシャルティコーヒーの栽培に理想的なマイクロクライメイトと良好な生産性をそなえ、当地区のコーヒーはクオリティー・サステナビリティーを高次元で両立しています。
ケニアにせまる大粒のスクリーンと欠点の少なさはまさに秀逸で、ルワンダ独自のフレーバー、個性的なキャラクターを見事に表現しています。
この農協では、常にCOE84点をコンスタントにクリアする品質管理と、経験に裏打ちされたカッピングによって運営されています。
ジューシーな果実味溢れる柑橘系の酸味が瑞々しく、これぞルワンダと言えるような個性を持っています。
ホットでもアイスでも爽やかに楽しむことのできるコーヒーです。
毎年人気のルワンダのウォッシュトプロセス。定期便だけでなく通常のECでも発売予定です。
早期完売必至ですので、気に入っていただいた方はお早めにお買い求めください!
BEANS DATE
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【生産者】ニャラングワビジェ
【農園】チョコ・ウォッシングステーション
【地域】ガケンケ、ノーザンプロビンス、バランバ村
【標高】1,800m~2,000m 【品種】ブルボン種
【生産処理】フリーウォッシュド
【ブルンジ / ブジラ Burundi / Buzira】
前回のBDSではブルンジのウォッシュトプロセスをご紹介しましたが、今回は表情の異なるナチュラルプロセスをご紹介します!
隣国ルワンダと同じ規模の国土を有するブルンジのコーヒーは、同じブルボン種というコーヒーが育まれながらも、その多様性においてルワンダを凌駕するとも思える、様々なキャラクターを持ったコーヒーが生まれています。
ブジラ・ウォッシングステーションは首都ブジュンブラより北部の地域、カヤンザにあり、周辺の3000に及ぶ生産者のチェリーを生産処理しています。
WSのオーナーは周辺農家と協力し、さらなる品質の向上のため最適な農業技術を模索、適用することで達成しようと日々努力しています。
綺麗な水資源で比重選別されたチェリーは18時間の発酵工程を経て、伝統的なアフリカンベッドで注意深く乾燥されます。
そうしてもたらされた美しいグリーンビーンは、ケニア、ルワンダとはまた違った、ブルンジならではのテロワールを表し、芳醇なフレーバーを湛えています。
巨峰やストロベリージャム、パイナップルやピーチなど様々な完熟フルーツを感じさせるフレーバーで、クリーミィな質感と相まってなんともリッチな印象をもたらします。
こちらはBDS限定のお届けになる予定です。ぜひ大切にゆっくりとお楽しみください!
BEANS DATE
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【生産者】ブジラ・グヒンドゥワ生産者協同組合
【農園】ブジラ・グヒンドゥワ・ウォッシングステーション
【地域】カヤンザ
【標高】1,900~2,050m
【品種】ブルボン種
【生産処理】ナチュラル
カッピングの評価項目とは?
スペシャルティコーヒーについて少し学んだことのある方ならば、「カッピング」という言葉を聞いたことがあるはずです。
カッピングとは、簡単にいえば、コーヒーの品質を客観的に評価するための手法のことです。
その作法はいろいろと細かくあり、ここでご紹介するには長くなりすぎてしまうので、今回は評価項目のなかでも採点の基準となる8項目についてご紹介してみたいと思います。
なお、今回ご紹介する評価項目は日本スペシャルティコーヒー協会の使用する基準となります。
①カップ・クオリティのきれいさ(Clean Cup)
この項目が、スペシャルティコーヒーの評価基準においてもっとも大切な要素と言えると思います。
一言で言うと、風味に汚れ・欠点がないかどうか、という要素です。
クリーンカップの悪いコーヒーは、その他のフレーバーや甘さ、アシディティの個性をはっきりと知覚できなくなるため、総じて点数が下がってしまいます。
評価の高いコーヒーには、まずもってクリーンカップであることが大切なのです。
②甘さ(Sweetness)
「良いコーヒーは甘い」ということは、THE COFFEESHOPがとても大切にしている要素の一つです。
砂糖類やフルーツ、ジャムやキャンディなど、さまざまな食材に例えて表現されることが多い項目です。
③酸味(Acidity)
フルーツの種子であるコーヒーには本来酸味が含まれているものです。
ここではその酸が、いかに明るく爽やかか、あるいは繊細な印象を与えるか、が評価されます。
注意が必要なのは、評価されるのは酸の「強弱」ではなく「質」を問われるということ。
甘さを伴った、果実に例えられるような酸は評価され、不快な印象を与える刺激的な酸はマイナスとなります。
④質感(Mouthfeel)
液体を口に含んだときの触覚を指します。
とろみがあるのか、さらりとしているのか、口の中に広がるのか、水っぽい印象を与えるのか、などといった表現がなされます。
ここでも、重たさやザラつきをいわゆる「コク」と混同しないよう注意が必要です。
(ちなみにスペシャルティコーヒーの世界では「コク」という曖昧な表現は避けられます)
⑤フレーバー(Flavor)
味覚と嗅覚によって感じるそのコーヒーの風味特性を指します。
この項目もフルーツや他の食材に例えて表現することが多いです。
明るく華やかな印象や、その生産地・生産処理における独特の個性をもった風味は高評価とされます。
⑥後味(AfterTaste)
コーヒーの液体を飲み込んだあとに口の中に残る印象を指します。
心地よい甘い余韻が残るのか、不快な酸や苦味が残るのか、余韻は長いのか、短いのか、と言ったポイントが評価されます。
総じて甘さの余韻が長く続くことが高評価となりやすいです。
⑦バランス(Balance)
全体の要素の中でなにかが突出してしまっていたりなにかが明らかに欠けていたりする場合、バランスの項目はマイナスとなります。
良いコーヒーは一口の中にも立体的に様々な要素を感じることができるのです。
⑧総合評価(Overall)
そのカップ全体の総合評価です。
ここまで評点してきた項目とだいたい同じくらいの点数になることが多いと思います。
以上、8つの項目それぞれに8点満点で点数をつけた合計と、基礎点36点を合計したものがそのカップの点数となります。
スペシャルティを名乗るためには80点以上のスコアが必要と言われています。
カッピングを身につけるには毎日、できれば色々な人とカッピングを繰り返す必要があります。
特にクリーンカップや質感、バランスの項目は評価するのに一定の訓練が必要かもしれません。
カッピングに興味のある方は、まずはフレーバーや甘さがどんなものに例えられるかどうかを自分の中で探してみてください。
私たちの付けたカップコメントと比較してみるのも面白いかもしれませんね!
次回BDS発送予定
それではみなさま、良いコーヒーライフを!
次回BEANS DELIVERY SERVICEの発送は、2019年6月12日(水)を予定しています。
WRITER
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THE COFFEESHOP
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