BDS MAGAZINE|2019年1月23日
多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする THE COFFEESHOP BDS MAGAZINE。2019年1月23日出荷の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!
ごあいさつ
こんにちは!1月23日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!
風邪やインフルエンザが非常に流行っているようです。僕の身の回りでも、何人もダウンしてしまっています。
1月の20日ごろは、二十四節季でいうところの「大寒」。1年で一番寒い時期なのだそうです。体調を崩しやすい日々が続きますが、うがい・手洗い・美味しいコーヒーで、健康に冬を乗り切りましょう!
それでは、1月23日発送のBDSマガジン、スタートです!
【ホンジュラス/2018 COE#24 エル・パライソ Honduras / El Paraiso】
まずは、2018年ホンジュラスCOEより、素晴らしい甘さとバランスのハニープロセスをご紹介!
農園主のエディベルト氏は1995年にCruz Grandeという小さな町で2ヘクタールの農場にカトゥアイを植え始めました。1998年には、この農場を売ってLos Andesに移り、約1ヘクタールの農場を購入しました。 彼はこの地でコーヒーの木の剪定、病気の管理、施肥に力を入れていきます。
コーヒーの品質向上のため、熟したチェリーのみを収穫し、清潔な水でコーヒーを洗い、その後天日乾燥させるというプロセスを徹底しています。コーヒーの収穫からパルピング、運搬まで彼の農場が一括して行っております。
エディベルト氏の目標はCOEオークションにこれからも挑戦し、最優秀である1位を獲得することです。その時まで彼の素晴らしいコーヒー作りの挑戦は続きます。
はちみつを思わせる芳醇な甘さが印象的なコーヒーです。リッチな甘さは後味にも長く続き、次から次へカップを口に運びたくなる一杯です。
フレーバーはフローラルかつ、コンプレックス。チェリー、グリーンアップル、グレープフルーツなど、様々なフルーツの風味を感じます。
高品質なハニープロセスらしく、素晴らしいバランスが楽しめるオリジン。ぜひゆっくりとお召し上がりください!
【ブラジル/セーハ・ダス・トレス・バハス Brazil / Serra das Tres Barras】
続いては、ブラジルが誇る名産地、カルモデミナスよりナチュラルプロセスのご紹介です!
この農園はミナスジェライス州南部、Mantiqueira山脈の高原地帯のカルモデミナスに位置します。1,000m~1,450mの標高に加え、高品質コーヒー栽培のための適度な気候、降水量に恵まれています。
この農園の歴史は、18世紀にペレイラ家の先祖がポルトガルからこの地に移民したことから始まります。最初にコーヒーが栽培されたのは1866年で、1904年に現在のオーナーの祖父ガブリエル・ジュンケイラがこの農園の管理を始めました。
品質に関する発展は、1914年にこの地で最初のコーヒー精選機の操作が行なわれたことから始まりました。
1922年には、パティオとサイフォンタンクが作られています。パルピングマシーンや、農園で使う電気エネルギーを得るため、町で始めての水力発電さえも作られました。
1994年にこの農園はさらに2つに分けられ、標高の高いほうの部分を、現在の所有者であるジョゼ・ワグネル・ヒベイロ・ジュンケイラが所有しました。
肥沃な土壌、適度な標高、光合成に必要な十分な太陽光線の量、適度な降水量は、スペシャルティコーヒーの生産には理想的な環境です。
これにジュンケイラ・ファミリーの生産者としてのプロ意識が融合して、当地でも最高のコーヒーを生産しているのです。
品種の選別、栽培方法、さらに収穫、生産処理の研究に専念するにまで及んでいます。2002年には、新型グリーンセパレーターやサスペンデッドパティオの新設をして、明るくて風味豊かなカップを持つコーヒーを求めるために、たゆまぬ努力を続けています。
この農園はBSCA、ジェライス州、Illy Café等のコンペテションにも幾度も入賞しています。
ブラジルらしいチョコレートやナッツの風味はもちろん、グレープやパッションフルーツのようなみずみずしい果実味も味わえるオリジンです。
ナチュラル製法独特の奥行きのある風味は、ブラジルの固定観念を壊してくれるかもしれません。
WCRC2018 開催真っ只中!
いまこのマガジンを書いている1月23日現在、イタリア・リミニにて、World Coffee Roasting Championship 2018(略してWCRC)が開催真っ只中なんです!
WCRCとは、コーヒー焙煎の技術を競う世界大会のこと。世界各国から、その国の予選を勝ち上がった焙煎士が集結します。今回は日本代表として、沖縄・豆ポレポレの仲村さんが出場されています。
大会のルールは、各競技者に共通の課題豆が与えられ、同じ種類の焙煎機を使って焙煎。審査員によるブラインドカッピングによって採点され、順位が決まります。
大会は数日間に渡って行われ、競技者は生豆の状態での判別(グリーングレーティング)を行い、事前に焙煎プランを提出したのち、それに沿って本焙煎を行います。
単にカップクオリティの高い豆を焙煎すればいいだけでなく、焙煎に関する総合的な知識と技術が求められます。
結果はまだ出ていませんが、時折SNSで投稿される場内の写真や動画を見ながら自分まで少し緊張してきています。
WCRCの日本代表を決める大会は、Japan Coffee Roasting Championship(JCRC)という大会です。2019年はTHE COFFEESHOPからも出場する予定です。
いまはまだ、画面の向こうの世界大会を応援するのみですが、いつか自分たちも同じ舞台で戦えるようになるため、日々精進して参ります。
世界大会の結果が気になる方は、ぜひWCRCのFacebookなどをチェックしてみてください!
次回BDS発送予定
それではみなさま、良いコーヒーライフを!
次回BEANS DELIVERY SERVICEの発送は、2019年2月13日(水)を予定しています。
WRITER
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THE COFFEESHOP
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