BDS MAGAZINE|2018年7月25日

2018.07.25
SHERE

多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする THE COFFEESHOP BDS MAGAZINE。2018年7月25日出荷の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

ごあいさつ

こんにちは!

今月6日、両国のSingle O Japanにて開催された、Japan Aeropress Championship 2018(JAC)に、THE COFFEESHOP スタッフの藤本が競技者として挑戦しました!

Aerobie社のエアロプレスを使って誰が一番美味しいコーヒーを淹れられるか?という、シンプルなこちらの大会。

会場にはとても多くの観客が詰めかけ、たいへんな熱気のなか競技が行われていました!

コーヒーの競技会への注目度は、年々高まっているのを感じます。

さて、肝心の結果といえば、残念ながら予選敗退となってしまいましたが、今回の大会の準備期間・本番の競技会で得た知見を、これからの店舗運営にも活かしていきたいと思います!

それでは今回送りする2種類のコーヒーのご紹介です!

【ケニア/ングルエリ Kenya/Ngurueri】

まずは、皆様お待ちかね、ケニアよりニュークロップのご紹介です!

ングルエリ農協は、リフトバレーにあるムルエ農協を構成する、3つの主要農業グループの1つです。その中のキイニ生産処理場は、600小生産家族(1世帯平均1エーカー=150本の木)を抱えています。

コーヒーは、マッキノン社製のディスクパルパーで果肉除去され、完璧な水洗発酵がされたのち、高床式のアフリカンベッドで天日乾燥が行われます。

生産者は常に完熟した果実のみをピッキングし、適切な処理が行われる需要性を理解しながらコーヒーの生産に携わっています。

華やかで、カシスやブラッドオレンジなどの複雑なフレーバーを持っています。それと同時に、クリーミィな質感や甘い余韻が素晴らしいコーヒーです。

ホットはもちろん、アイスコーヒーにすると、まるでフルーツジュースのような飲み口を楽しむことができます。

スッキリとしたアイスコーヒーで、猛暑を乗り切りましょう!

【エルサルバドル/サンタ・エレナ El Saivador/Santa Elena】

サンタエレナ農園は、エルサルバドルでスペシャルティコーヒーを最も多く生産する地域である、アパネカ・イルマテペック山地に位置しています。

同農園は、リマ一家の手により60年前にコーヒー栽培がはじめられました。その品質は、過去7回ものCOE入賞を果たしており、2014年には、レイン・フォレスト・アライアンスの中米カリブのベスト10農園に選出されました。

2006年のサンタアナ火山の大噴火による降灰により、甚大な被害を受けましたが、それ以降、降灰により地中に豊富な養分を与えることができ、新たに有機栽培の農園に生まれ変わりました。

標高も高く、高品質のコーヒーを栽培する上で最高の条件をそなえている同農園は、中南米でも屈指の規模を誇る有機農園となりました。

味わいは、チェリーやシトラスなど様々なフルーツの風味があり、キャンディのような独特の甘さを感じることができます。

甘さの奥には、ハーブのような香りの印象もあるなど、複雑で心地よい風味を楽しむことができるオリジンです。

コーヒーの品種による味わいの違いとは?

コーヒーの名前で、「ゲイシャ」や「ブルボン」と言った名前を聞いたことがありますか?

これらは、コーヒーの栽培品種と呼ばれているものです。

お米で言うところの「コシヒカリ」や「ササニシキ」、ワインで言うところの「ピノ・ノワール」や「シャルドネ」になります。

コーヒーの場合、ワインほど品種による味わいの差はあまりないとされています。それ以上に、焙煎度合や精製方法が香味に与える影響の方が大きいためです。

しかし、その中でも品種ならではの特徴が大きく出るものもあります。

栽培品種によって、どのような味わいのがあるのでしょうか。今回は品種の特徴が比較的わかりやすい、4つの品種をご紹介します。

「ティピカ」と「ブルボン」

2大栽培種とも呼ばれており、原種に近い品種。

味は良いが、病気に弱く、収穫量が少なかったりと生産性が低いです。そのため、生産性が高いほかの品種に植え替えられてしまうことが多く、現在は量が少なくなっています。

ティピカの特徴は、華やかさと明るい酸味。ティピカのみのコーヒーは量が少ないのが現状です。THE COFFEESHOPでは過去に、【コスタリカ/ロス・アンヘレス ティピカ】というコーヒーを扱っており、ティピカ100%でした。

華やかさと綺麗な酸味がまさにティピカというコーヒーでした。

ブルボンの特徴は、まろやかな口当たりとしっかりとした甘さです。エルサルバドルや、ルワンダ、ブルンディは

ブルボン100%で栽培している場所が多く残っています。

7月から扱っている【ブルンディ/キビンゴ】、【コロンビア/サンチュアリオ】もブルボン100%のコーヒーです。

「ゲイシャ」

ゲイシャは「ゲイシャフレーバー」と言われるほど品種由来の風味特性が強く出ます。

ジャスミンや香水のような華やかな香り、柑橘系の明るく綺麗な酸味、紅茶のような風味などが特徴です。

パナマ・エスメラルダ農園のものは特に有名で、非常に高値で取引されていることでも知られています。

「パカマラ」

こちらは原種に近いとされている上記の3種とは違い、人工交配によって作られた品種です。こちらもゲイシャのように特徴的な風味がでやすいです。

複雑な香りと、クリーミーな質感、チョコレートのような甘さが特徴です。ストーンフルーツ系の風味がでることも多いです。

エルサルバドルやニカラグアでの栽培が良く知られていますが、THE COFFEESHOPでも今年のニュークロップが届き次第、取り扱いたいと思っております!

コーヒーによっては品種の特徴がしっかりとでているものもありますが、焙煎度合や精製方法によっては上記のような風味とは異なったコーヒーもあります。

もし品種ごとの味わいを知りたいというお客様は、同じ品種で様々なコーヒーを飲み比べてみてください。

共通して感じられる風味特性があれば、それが品種の味です。また、この時はできるだけ「ウォッシュト」のコーヒーを選ぶと味がわかりやすいです。

コーヒーを選ぶ際は、ぜひ品種にも注目してみてください!

次回BDS発送予定

それではみなさま良いコーヒーライフを!

次回BEANS DELIVERY SERVICEの発送は、2018年8月8日(水)を予定しています。

WRITER

THE COFFEESHOP

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