BDS MAGAZINE|2018年5月23日

2018.05.23
SHERE

多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験をお届けする THE COFFEESHOP BDS MAGAZINE。2018年5月23日出荷の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

ごあいさつ

こんにちは!

もうそろそろ夏が来るのかな?と思わせるような毎日で、日々の焙煎が徐々に暑苦しくなってきました。。。

これはマズいと思い、送風機で休み休み焙煎をしています。笑

これからも暑い日が続くと思いますが、皆さんも無理をせずお過ごし下さい!

それでは、今回お送りするコーヒーのご紹介です!

【COE17 #19 Peru/Finca Rojas ペルー/フィンカ ロハス】

現在のロハス農園の主であるサウル氏は、1970年にペルーの中央高原地域から移住をしてきました。

そしてフニン県サティーポのマイクロクライメイト(微小気候)に感銘を受けました。

良質なコーヒー栽培に欠かすことの出来ないマイクロクライメイト。

その素晴らしい気候は、サウル氏にコーヒー栽培を決意させるには充分な理由になりました。

やがて、彼らはそのポテンシャルを存分に引き出す事に成功し、高品質のコーヒーを継続して生産することになります。

今回、見事Cup Of Excellence入賞という栄光に輝いたFinca Rojas農園は、2006年に設立されました。

その当時は僅か1ヘクタールという栽培用地でのスタートでした。

その後、7年の年月を経た2013年に3ヘクタールになり、現在では4ヘクタールまで拡大するに至ります。

情熱を注ぎ、継続的に素晴らしいコーヒーを生み出してきたからこその結果と言えます。

実際の農場では、技術支援を惜しみなく行っています。

そのため、働く人々は体を壊す事なく、持続可能な労働を行う事が出来ています。

その支援は環境保護や農業慣行にも及び、地域の人々の暮らしを支えているのです。

今やロハス農園は、Cup Of Excellenceを入賞するほどの素晴らしいスペシャリティコーヒーの生産と、その需要に誠実に応える事で知られる農園となりました。

【Burundi/Kibingo ブルンジ/キビンゴ】

キビンゴ・コーヒーウォッシングステーションは、1986年にカヤンザ県カヤンザ地区に設立されました。

この地は、ナイル川の水源地としても知られ、標高1893mの位置にウェットミルが建てられています。

ウォッシングステーションは、川を渡る為の大きな丸太の橋がある事で知られています。

その川の周囲には、河川の浸食を防ぐために葦(アシ)が植えられていますが、このアシを意味する現地語(KIBINGO)からステーションの名前が名付けられました。

キビンゴ・ウォッシングステーションでは、周辺の18の集落に暮らす約3500名のファーマーが生産したコーヒーが集まっています。

COEでも毎年の受賞、2017年には1位を獲得するなど、高い標高の恩恵を受けた素晴らしい風味と安定した品質が世界中で注目を受けています。

キビンゴがコーヒーの品質向上に真摯に取り組み、評価を得てきた躍進の陰には、運営母体となる現地のエクスポーターであるGREENCOの存在があります。

GREENCOは、2015年に設立したスペシャルティコーヒーに特化したコーヒーエクスポーターで、現在Kayanzaに8つ、Ngoziに5つ、計13のウォッシングステーションを所有し、ブルンジのスペシャルティコーヒーを牽引する代表格になっています。

スイス資本の彼らにとって、ブルンジのコーヒーはもっとも複雑かつエキゾチックなコーヒーで、ブルンジのコーヒーがより高品質に、そして世界中に広がるようにエクスポーターを設立したそうです。

また、世界の中でも最貧国とも言われるブルンジにおいて、コーヒーを通じて未来を繋げていきたいと言うのが彼らの願いです。

農家はその収入源を毎年生産するコーヒーに依存せざるを得ず、彼らの生計をサポートできるように、より高品質なコーヒーの生産を手助けしています。

具体的に彼らが高品質なコーヒーを実現してきた要因に、適切なチェリーの評価体制があげられます。

農家が手収穫して自転車で持ち込まれたチェリーは、まず水の入った樽に入れ、フローターの確認・除去がされます。

その後、チェリーを選別テーブルで再度手選別、フローター以外の未熟チェリーを除去します。

この2つのチェックを受けた後に最終的な計量が行われ、ウォッシングステーションの担当者の品質チェックの上で売買できる仕組みとしています。

こうした厳格な品質管理体制により、高品質なコーヒーに対するファーマー自身の品質に対する意識を高めたことが、彼らのマネジメントするウォッシングステーションが軒並みCOEコンペディションに入賞するなどの評価に繋がっています。

味わいはジューシーな果実を思わせるフレーバーと、キビ糖のような甘みが特徴のコーヒーとなっています!

【秘境:ペルー】

みなさんペルーと聞かれるとどんな事を思い浮かべるでしょうか?

1番始めに古代遺跡:マチュピチュ

2番目にコーヒー

3番目にアルパカ

私はこの順番で思い浮かべました。笑

本日COEのコーヒーをご紹介している通り、大変素晴らしいコーヒーを産出しています。

地域特性を最大限に活かした、華やかでクリーンな味わいはその入手の難しさも相まって、幻のコーヒーとも呼ばれています。

そして実はペルー。酪農が盛んで、アルパカの聖地でもあります。

ミルクやチーズなどの製品もとても美味しいそう。

他にも、ピスコと呼ばれるブドウの蒸留酒も有名ですね!

そんなペルーの、車もバイクも入れないような、険しい渓谷の奥地。

その地で育てられるコーヒーは、ペルーで最もポテンシャルが高いと言われています。

近々、ペルーの他のオリジンもご紹介する予定です。

是非お楽しみにしていて下さいね!

それではみなさま良いコーヒーライフを!

次回BDS発送予定

次回BEANS DELIVERY SERVICEの発送は、2018年6月13日(水)を予定しています。

WRITER

THE COFFEESHOP

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