Monthly Beans Magazine｜2021年2月号 [vol.77]

こんにちは！

2021年に入ったのも束の間、暗いニュースが多い新年のスタートとなってしまいましたが、スペシャルティコーヒー好きの皆様には明るいニュースです。

2020/2021のニュークロップが、続々と日本に到着しております！

コーヒーの世界では、世界最大の生産国であるブラジルの収穫サイクルに合わせて、10月1日からを新年度としています。

年度ごとに年をまたぎますので、収穫年度は『2020/2021』といったふうに表記されるのですが、その年度で最も新しく収穫されたコーヒー生豆のことを『ニュークロップ』と呼びます。

ニュークロップとは、いわばお米でいうところの新米のようなもので、コーヒー関係者は、生産国や農園ごとに今年の出来はどうだったかと、非常に楽しみにしているものなんです。

ニュークロップに対して、前年度より前に収穫された生豆を『パストクロップ』、さらに2年以上前の生豆を『オールドクロップ』と呼びますが、スペシャルティコーヒーの業界ではこれらはあまり使用せず、主にニュークロップを使用します。

その理由は、収穫から日にちの浅いニュークロップは、生豆の水分値が高く、フレッシュなフレーバーが出て来やすいためです。

豆ごとの個性的な味わいの違いを楽しむスペシャルティコーヒーでは、ニュークロップの方がそのユニークな特徴が現れやすく、好んで使われるわけですね。

もちろん、パストクロップやオールドクロップも、焙煎や抽出の技術によって美味しく淹れることはできますが、どちらかというとまろやかで落ち着いた印象となるので、ロースターごとの好みやコンセプトによって使い分けられているんです。

2020/2021のニュークロップ、まずはブラジルやコロンビアのロットが到着し始めていて、現在サンプルを試している真っ最中。

どれも素晴らしいロットばかりで選ぶのに苦労していますが、みなさまに自信を持ってご紹介できるコーヒーを厳選していますので、どうぞ期待してお待ちくださいね！

イラストレーター・ウマカケバクミコさんの展示が銀座loftで今年も開催！THE COFFEESHOPコラボのマグカップや限定デザインのドリップバッグなど、新作グッズを発売予定。コラボグッズはTHE COFFEESHOPのオンラインショップでも販売しますのでチェックしてくださいね。

次回2021年3月号は3月1日発行を予定しております。お楽しみに！

それではみなさま、良いコーヒーライフを！

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