2022年12月14日発送のコーヒー定期便はエチオピアの精製違い2種!BDS MAGAZINE vol.217

2022.12.14
SHERE

多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

12月14日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

12月16日(金) 19:00〜 Instagramライブ配信で、お送りしたコーヒーについてご紹介します!

今回お届けのコーヒー豆の詳細、おすすめの抽出方法や、フードペアリングなども企画中。

配信はどなたでもご覧いただけます。ぜひチェックしてくださいね!

ごあいさつ

こんにちは!

2022年12月14日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

12月に入って一気に冬が深まった東京は、すっかりダウンジャケットが手放せない季節になりました。

コーヒー屋の最繁忙期である10〜12月を今年もなんとか健康に乗り切れそうです。

来年に向けた準備も着々と進めておりますので、みなさまにご案内できるのが楽しみです!

それでは、BDS MAGAZINE 12月14日号、スタートです!

12月14日発送のコーヒー紹介

Ethiopia/West Guji Dimtu Natural(エチオピア/ウェストグジ・ディムツ・ナチュラル)

Ethiopia/West Guji Dimtu Washed(エチオピア/ウェストグジ・ディムツ・ウォッシュド)

今回のBDSシングルオリジンプランは、エチオピア・グジより同じエリアの生産処理違いをお届けいたします!

『ナルドス・コーヒー』の歴史は1960年代にさかのぼり、エクスポーター・ビニヤムの曽祖父がグジでコーヒー生産を始めました。

その後、彼の祖父はそこにディムツ・コーヒーウォッシングステーション(CWS)を建てました。この地域で初めての個人経営のウォッシングステーションでした。

その後、1998年にビニヤムの父がコーヒーの輸出会社を設立、家族は3世代にわたってこの大事業を成功させ、エチオピアのコーヒーの歴史に消えない痕跡を残しました。

『ナルドス・コーヒー』のコーヒーをカッピングすると、その美しい一貫性に気づきます。

ビニヤムさんとの対談を通じて、品質の秘密を知ることができました。

「高度2,000メートル以上にCWSを建設し、時間通りにコーヒーを発酵および乾燥させ、収穫されたコーヒーを倉庫に移して乾燥しすぎないように冷却するなど、小さなことが重要です。このような小さな努力が、コーヒーの品質に大きな違いをもたらします。」

コーヒーの品質向上に近道はなく、製造から加工、焙煎、抽出まで、チェーンのあらゆる段階で小さな努力が欠かせません。そして、コーヒーのプロにとって、日々の仕事はこの事実を日々思い出させてくれます。

ディムツCWSは、ウェストグジ地区のオロミア地方、海抜2,150メートルに位置し、ここ一帯の中で最も高い場所にあります。

在来種のコーヒーの木は樹齢10~15年で、コーヒー豆は標高が高く気象条件に適しています。寒い気候のため、豆の乾燥プロセスには22~25日かかります。

ナルドスの最も人気のある地域です。

今回のBDSでは、そんなディムツCWSより、ナチュラルとウォッシュドの精製処理違いをお届けいたします。

同じエリアで栽培された同じ品種ながら、処理の違いによって非常に大きな風味の差が生まれています。

どちらもとてもユニークで、個性的なカップに仕上がっていると思います。

ナチュラルプロセスでは、チェリーに果肉がついたままベッドで乾燥させ、その後パルパーで果皮を取り除いて精製を行います。

ディムツCWSでのナチュラルプロセスは、天候などの理由により乾燥が完了するまでに他の地域に比べて長い時間がかかります。それにより、伝統的なナチュラルプロセスながら嫌気性発酵にも近いプロファイルが生まれると言います。

出来上がったカップは実にコンプレックスで、さまざまな果実やアルコールのような風味がめくるめくコーヒーです。

対して、水路にチェリーを流して水洗発酵させるウォッシュドプロセスですが、ディムツCWSで行われているのは少ない水量、短い時間で行う近代的な方法で、使用する水が少ない分、環境に優しいプロセスです。

こちらのカップは、一般的に想起されるようなエチオピア・ウォッシュドとは一線を画すような複雑な風味があります。

ナチュラル同様、乾燥工程に長い時間をかけて行うため、より発酵プロセスが進んだ結果かもしれません。

ラベンダーのようなフローラル感があり、ベリー系の酸味、スパイシーなアロマが合わさって、実に華やかさを感じるコーヒーです。

【生産者】地元の小規模農家

【エクスポーター】ナルドス・コーヒー

【精製所】ディムツ・ウォッシングステーション

【地域】オロミア州ウェストグジ

【標高】2,150m

【品種】Heirloom

【生産処理】ウォッシュド

サッカーW杯×コーヒー

4年に一度開催される、サッカー・ワールドカップ。

連日深夜に熱戦が繰り広げられていますが、おかげで寝不足という方も多いのではないでしょうか?

かくいう私もその一人で、特に今大会は日本代表の活躍をはじめ、予想外の試合結果になることが多く、目が離せませんね!

いわゆるサッカーの強豪国と言われる国はヨーロッパや南米に多く、試合を見ていて楽しい国ばかりですが、やはりコーヒーの仕事をしている身としては、どうしてもコーヒー生産が盛んな国を応援したくなるもの。

今大会に出場しているところでいうと、ブラジル・メキシコ・コスタリカ・カメルーン・ガーナ・エクアドルといった国でしょうか。

特にコスタリカなんて、私ロースター萩原の「推し生産国」ですので、日本との試合はどっちを応援したらいいのか、真剣に悩むほどでした。

結果はみなさんご存知の通り、0対1でコスタリカの勝利。日本中が失意に陥るなか、おそらくコーヒー業界人たちは複雑な心境だったのではないでしょうか。

さて、サッカーとコーヒー、というより運動とコーヒーの関係について、興味深い研究があります。それは、運動前にカフェインを摂取することで、運動能力を向上させる効果があるというもの。

この研究を報告したのは、オーストラリアのビクトリア大学でスポーツ科学について研究しているジョゾ・グルジッチ氏らの研究グループ。

論文によると、カフェインの摂取によってスポーツの成績に2%〜最大16%の向上が見られたとのこと。

運動の45〜90分前にコーヒー2杯分ほどを摂取するのが良いそうで、個人差こそあれ一定の効果が見られたそうです。

サッカーW杯でのコーヒー生産国の躍進の裏には、コーヒーのもつ意外な効能のおかげもあるのかもしれませんね。

サッカー×コーヒーには、これ以外にもいろいろな話題があります。

元日本代表FWの高原直泰さんは、沖縄でクラブ経営の傍ら、コーヒーの栽培に取り組んでいらっしゃいますし、

同じく元日本代表FWの久保竜彦さんは、山口県で自家焙煎のコーヒー店を営んでおられます。地元で作られる塩を入れた「塩コーヒー」が人気とのこと。

また、競技は変わりますが、ラグビー日本代表キャプテンのリーチ・マイケル選手は、丸の内に自身がプロデュースするコーヒースタンドを期間限定でオープン。

リーチ選手は所属するクラブチームにエスプレッソマシンを設置するほどコーヒーにこだわりがあるそうで、おかげでラグビー界にコーヒーファンが増えているのだとか。

コーヒーとスポーツ、意外なところで深く関わりあっていますね。

もうすぐ優勝国が決まるサッカーW杯、お気に入りのコーヒーを飲みながら最後まで応援したいと思います!

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 12月28日(水)予定

毎月1〜2回(※)お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けする、コーヒー豆の定期便。

THE COFFEESHOPが直接ホンジュラスで買い付けた、日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

(※プランによって異なります。)

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