12月8日発送のコーヒー定期便はエルサルバドルとコロンビア!BDS MAGAZINE vol.193

2021.12.08
SHERE

多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

12月8日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

ごあいさつ

こんにちは!

2021年12月8日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

例年、11月の中頃からTHE COFFEESHOPは一年のなかで最繁忙期を迎えます。

クリスマスシーズンに向けたギフトからお歳暮・お年賀のご注文が続き、年始のお祝い福袋の準備をしているとあっという間に年末になります。

みなさんと、美味しいコーヒーと共に新年を迎えられるよう、2021年ラストスパートも駆け抜けていきたいと思います!

それでは、BDS MAGAZINE12月8日号、スタートです!

El Salvador/Cafe Nor Pacamara(エルサルバドル/カフェノル・パカマラ)

まずご紹介するのは、エルサルバドルを代表する大粒品種、パカマラ種のロットです。

フローラルで華やかな風味としっかりしたボディの質感が特徴で、世界中にファンの多いパカマラ種、その起源はエルサルバドルにあります。

ISCI(エルサルバドル国立コーヒー研究機関)で見つかったこの大粒のコーヒーは、ブルボンの変異種で香味に優れた『パカス(Pacas)種』とティピカの変異種で大きな実をつける『マラゴジッペ(Maragogype)種』の交配種です。

エルサルバドルを中心とした中米で主に生産されており、COEなど品評会にもよく出品されるパカマラ種は、そのユニークで優れたカップクオリティから世界中で愛され、人気の高い品種です。

以前、THE COFFEESHOPにエルサルバドル大使が来店された際にも一緒にパカマラのカップをとりましたが、彼らが「パカマラはエルサルバドルの誇りだ」と語っていたのをよく覚えています。

今回ご紹介するチャラテナンゴのロットも実にパカマラらしい特徴が現れたカップです。

フローラルで白い花のような芳香があり、ストーンフルーツのような酸味と甘さは若い白桃を思わせます。

温度が下がるとともにホワイトグレープのような印象が顔を見せ、スムースで滑らかな質感がより強調されます。

味わいの印象を色で例えるなら『白』や『薄いピンク』という感じでしょうか。

その爽やかさと質感、甘さをもれなく活かせるよう、中煎りから中煎り前半の間くらいの焙煎に仕上げています。

今回のロットは、生産者とマイクロロースターを繋ぐオンラインプラットフォームを運営する『TYPICA』を通じて輸入したコーヒーです。

実は、今年6月に行われたTYPICAのオンラインイベントにて、ロースターの萩原がゲストスピーカーとして登壇させていただき、今回のロットを届けてくれたエルサルバドルの生産者さんとZOOMで対談させていただきました。

そのときにお伺いしたお話で、一番印象に残っているのは「コーヒー生産を行う上で最も大切なことはなんですか?」という質問への回答。

彼らの応えは、「努力と時間をかけること。それを怠らずに取り組めば、必ずクオリティは良くなる。毎日努力を惜しまないことです」と語ってくれました。

聞けば、彼らは朝5時に起床してすぐに仕事を始め、夜19時ごろまで作業を続けるということを毎日行っているのだそう。

美味しいコーヒーを生産する裏には彼ら生産者たちの不断の努力が必ずあるのだということを、改めて知ることができました。

そうして届いた今回のコーヒー、素晴らしい品質でご用意ができたと思います。ぜひ地球の裏側の生産国にも思いを馳せながら、お召し上がりいただけると嬉しいです。

今回のコーヒーを届けてくれたエクスポーター、Cafe Norの代表・アレハンドロ氏へのインタビューは、TYPICAのHPにて公開しています。

以下のリンク先よりぜひご覧ください!

BEANS DATE

【エクスポーター】カフェノル

【代表者】アレハンドロ・ヴァリアンテ

【生産者】12名の小規模生産者グループ

【地域】メタパン、チャラテナンゴ

【標高】1,450~1,650m

【品種】パカマラ

【生産処理】ウオッシュド

Colombia/Lote Jose Antonio(コロンビア/ロテ・ホセ・アントニオ)

続いては、南米コロンビアよりジューシーなアシディティが楽しめるウォッシュドプロセスをご紹介します!

コロンビア南部に位置するウィラは、高品質なスペシャルティコーヒーの生産でよく知られた地域です。

キャラメルのように甘い香味としっかりとしたボディ、芯のあるアシディティが特徴で、今回お届けのコーヒーもそんなウィラのテロワールがよく現れたカップです。

温度が高いときには、パッションフルーツやグリーンアップルのような力強く明るい酸味があり、同時にレモングラスのようなハーブのような香りも感じることができます。

温度が下がると今度はキャラメルや蜂蜜のような甘さを感じやすくなり、冷めてからもクリーンカップが落ちることなく最後まで美味しく飲めるコーヒーです。

今回のコーヒーを生産してくれたロテ・ホセ・アントニオ農園では、収穫時は完熟したチェリーのみを収穫し、チェリーの状態で水につけ選別を行います。

パルピングを行い、36時間セラミック製の発酵槽に入れて、その後3度の水洗でミュシレージを取り除き、比重選別を行います。

パーチメントはアフリカンベッドで8~15日間乾燥。1日に3回かき混ぜられ、ムラなく乾燥を行います。

乾燥工程の終わったドライパーチメントは1ヶ月間袋に入れて涼しく清潔な場所にて保管します。

多くの生産者が取り扱うことが難しくなりカスティージョ種に植え替える中、本農園の主アレクサンダー氏は伝統的なカトゥーラ種のみ栽培しています。

生産性、収量、フレーバーが気に入っており、結果的に高品質なコーヒーが出来上がると語ってくれました。

高品質なコロンビア・スペシャルティを象徴するような一杯、ぜひゆっくりとお楽しみください!

BEANS DATE

【農園名】ロテ・ホセ・アントニオ

【生産者】アレクサンダー・ペレス

【エリア】ウィラ県ピタリート町モンテ・ボニート村

【面積】4.5ha

【標高】1,500m

【品種】カトゥーラ

【生産処理】ウォッシュド

今年もやります!新春福袋、予約受付中!

来たる2022年、新年のお祝いとして、今年もお得なコーヒー福袋【HAPPY BAG】をご用意させていただいております!

こちらのHAPPY BAG、新しい年を迎えるのにふさわしい豪華な内容を準備していますが、中でも注目は【02 PREMIUM】と【03 TOP OF TOP】に入るプレミアムクロップ【Honduras/Los Pinos Typica】でしょうか。

昨年のお正月にも同農園のロットをご用意しましたが、今年は去年よりもさらに素晴らしい仕上がりになっていると思います。

いまではすっかり高級品種としてお馴染みとなったゲイシャ種と近親の品種であるティピカ種。ジャスミンのような華やかで繊細なフレーバーと、シルクのように滑らかな質感から、非常に高く評価される品種ですが、その栽培の生産性の低さから年々減少してしまっている貴重なコーヒーです。

ただでさえ数の少ないティピカ種ですが、その起源が非常に古いのもあって、現在流通しているものでも正直怪しいロットもあるとかないとか。そんな中、このLos Pinos農園のティピカはより原生種に近く、純度が高いと言われています。その理由は植生のようすからも見てとれますが、なんといってもカップクオリティの素晴らしさゆえ。生産者のオルランド・カルバハル氏の名前をとって「Typica Orlando(ティピカ・オルランド)」と呼ばれ、世界中のバイヤーからオファーが集まるコーヒーなのです。

そんなLos Pinos農園のティピカ種ハニープロセス、2年ぶりの開催となった2021のホンジュラスCOEでは、同農園・同区画・同品種・同生産処理のロットが見事3位入賞を果たしています。

今回THE COFFEESHOPが仕入れたのは厳密には全く同じロットではないものの、違うのは収穫された日にちくらいのもの。

まさしく世界最高峰のコーヒーをとってもお得に試していただける、またとないチャンスだと思います。ぜひこの機会にお試しくださいね!

HAPPY BAG 2022は現在オンラインショップ・RW店頭にてご予約を受付中。

新しく始まる一年が素晴らしいものになるよう、願いを込めて焙煎させていただきます。

美味しいコーヒーで素敵なお正月をお迎えください!

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 12月22日(水)予定

毎月1〜2回(※)お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けする、コーヒー豆の定期便。

THE COFFEESHOPが直接ホンジュラスで買い付けた、日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

(※プランによって異なります。)

コーヒー豆の保存に最適!COFFEE BEANS BAGプレゼントキャンペーン中!

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THE COFFEESHOP

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