7月28日発送のコーヒー定期便はコスタリカとホンジュラス!BDS MAGAZINE vol.184

2021.07.28
SHERE

多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

7月28日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

ごあいさつ

こんにちは!

2021年7月28日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

7月も終盤、毎日ほんとうに暑い日が続いていますね。

ただでさえ暑いのに、外に出るにはマスクが必要ということで、外出する足が重くなってしまう今日このごろです。

そんなとき、わざわざ買いに行かなくても自宅のポストに定期的にコーヒーが届くこのBDS、我ながら良いサービスだな、と思いました。笑

冷房とアイスコーヒーをうまく使って、まだまだ続く暑い夏を乗り切りましょう!

それでは、BDS MAGAZINE7月28日号、スタートです!

Costa Rica/La Candelilla Honey(コスタリカ/ラ・カンデリージャ・ハニー)

中米コスタリカを代表する生産処理”ハニープロセス”で仕上げられた今回のコーヒー、とてもバランスが良く文字どおりハチミツやきび砂糖を思わせるふくよかな甘さの余韻が印象的です。

また、レッドアップルのような鮮やかなフレーバーも感じられ、高品質なコスタリカらしいテロワールが現れています。

良質なコーヒー生産地として有名なタラス地区の標高1,500mに、周辺9農園からのコーヒーを精選するマイクロミル”ラ・カンデリージャ”があります。

このミルは2000年に設立されました。

チェリーは収穫された当日のうちに入荷し、サイフォン式チェリータンクに投入、選別され、その後パルパーによって果肉除去されます。

このパーチメントをアフリカンベットで4日間、コンクリートパティオで11日間かけて乾燥します。

この地域は寒暖の差が激しく栽培環境が優れており、引き締まった豆が収穫できます。

そして、精選工程がきれいに清掃されていることから、素晴らしいクリーンカップに仕上がっています。

ミルの名前となっている”カンデリージャ”とは”ホタル”という意味で、このエリアの水が素晴らしく綺麗なことから名付けられました。

今回お届けのコーヒーは”ハニープロセス”という生産処理のロットです。

この生産処理では、収穫されたコーヒーチェリーをパルパーで果肉除去した後、醗酵行程をおかずにミューシレージ(粘液質)が残ったままの状態で乾燥行程に入ります。

この方法によって、ミューシレージの甘味が豆に移るとされ、通常のウォッシュドコーヒーでは得られにくいハチミツを思わせる独特の香りやボディをもったコーヒーを作ることができます。

BEANS DATE

【マイクロミル】ラ・カンデリージャ

【責任者】リカルド・エルナンデス

【地域】タラス

【標高】1,400〜1,600m

【品種】カトゥーラ

【生産処理】ハニープロセス

Honduras/La Cira(ホンジュラス/ラ・シラ)

THE COFFEESHOPスタッフがホンジュラスに赴いて直接買い付けを行ったシリーズの第8弾となる本ロットは、アメリカンチェリーのような甘酸っぱさが味わえる、クリーンなウォッシュドプロセスです。

ラ・シラ農園は標高こそ1,350mとそこまで高くないものの、硬く引き締まった生豆で、カップの背骨となるフルーティなアシディティがあります。

もちろんそれだけでなく、ホンジュラスらしいナッツやチョコレートのようなフレーバーも感じられ、バランスよくいろいろな抽出方法・ペアリングにフィットしそうなコーヒーだと思います。

農園主のホセ・ロドリゲス氏は、2013年にラ・シラ農園を開き、パライネマという品種のコーヒー苗木を植樹しました。

パライネマは、”ビジャサルチ”と”ハイブリットチモール”という品種を掛け合せた『ハイブリッド種』です。

『ハイブリッド種』とは、風味に優れた品種と耐病のある品種を人工的に交配させたもの。

パライネマの名前の由来は、パライソ県で採れたサルチモールにネマトドという根の病気の耐性を掛け合せて名付けられました。

このハイブリッド種、数年前まで品質面ではあまり良いとされていませんでしたが、近年目覚ましいクオリティの向上を見せており、COE上位入賞を果たすなど注目を集めています。

スペシャルティコーヒーを生産するためには、農園のメンテナンス、施肥、シェードツリーの管理など多くのコストがかかりますが、品質に見合った対価を受け取ることができるので常に品質向上に取り組むことができます。

同農園では、完熟したチェリーのみを手作業で摘み取り、果肉を除去した後に水洗処理が施されます。

乾燥工程では、他の農作物が混入しないように注意しながら、約25日間かけて行われます。

彼らの目標は、高品質のコーヒーを何世代にも亘って生産し続け、ニューヨーク相場に左右されない取引を行うことです。

BEANS DATE

【農園】ラ・シラ農園

【生産者】ホセ・ロドリゲス

【地域】エルパライソ県エルポルベニール

【標高】1,350m

【品種】パライネマ

【生産処理】ウォッシュド

コーヒーは身体に良い?悪い?

世界で最も愛されている嗜好品の一つであるコーヒーという飲み物。

味の良し悪しの他に、”身体に良い・悪い”という話は定期的に話題に上がるトピックスですよね。

きっとBDSを楽しんでくれている皆様も、一度はこの手の噂を目にしたことがあると思います。

コーヒーの健康成分として有名なのはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸類。

この物質には抗酸化作用があり、ガン・糖尿病の予防に有効だと言われています。

コーヒーの成分として最も有名なカフェインにも、脂肪燃焼を助ける効果があるのだとか。

また、最近発表されたカルフォルニア大の研究では、コーヒーに含まれるいくつかの成分に不整脈を予防する効果があるとの報告が。

そして、なんとノースウェスタン大学の最新の研究によると、1日1杯以上コーヒーを飲む人は新型コロナへの感染率が約10%も低いことがわかったとのこと!ここまでくるとなんだか万能薬的な様相を呈してきて、話が眉唾に感じてきてしまいますね。

実はこれらの効果効能は、少し前まで真逆のことが言われていたものも多いのです。

例えばガンの予防効果に関して言えば、コーヒーの成分研究が始まった60年ほど前には黒く焦げたものは発ガン性があるとして、むしろ身体に悪いものとされていました。

実際、コーヒーには微量の発ガン性物質が含まれていますが、多くの研究ではそれよりも予防効果の方が高いと指摘されています。

また、不整脈についても、むしろコーヒーが引き起こしたり悪化させる、という言説が長年囁かれていました。

カフェインの過剰摂取が身体に良くない、ということについては周知の事実として、みなさんも何度か聞いたことがあると思います。

このように、コーヒーの健康に対する影響については、時代や研究によってかなり色々な言われ方をしているわけです。

実際のところ、コーヒーの液体を構成する成分についてはいまだ解明されていない領域もあり、今後研究が進むにつれて新たに分かってくることもたくさんあるのだと思います。

このところの研究や調査では、「コーヒーは身体に良い」という意見がやや優勢な気がしますが、コーヒーの効能や健康被害についての噂はあまり鵜呑みにせず、期待しすぎない方が良いかもしれません。

ひとつ言えるのは、美味しいコーヒーに出会ったときに気分が上がるのは間違いないので、それくらいの距離感で楽しく付き合っていきましょう!

それでは良いコーヒーライフを!

※参考リンク(英語サイト含みます)

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 8月11日(水)予定

毎月1〜2回(※)お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けする、コーヒー豆の定期便。

THE COFFEESHOPが直接ホンジュラスで買い付けた、日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

(※プランによって異なります。)

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THE COFFEESHOP

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