6月23日発送のコーヒー定期便はケニアとペルー!BDS MAGAZINE vol.182
多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。
6月23日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!
ごあいさつ
こんにちは!
2021年6月23日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!
東京はようやく梅雨入り宣言。ぐずついた天気の日も増えてきました。
外出するのは億劫になりがちですが、しとしと降る雨を見ながらのんびりコーヒーを飲む時間は、意外と良いものだったりします。
夏本番を目前に控えたこの季節、体調を崩しやすい時期でもあります。
美味しいコーヒーで元気に過ごしましょう!
それでは、BDS MAGAZINE6月23日号、スタートです!
Kenya/Maganjo(ケニア/マガンジョ)
久々に心躍るようなケニアと出会えました。
ケニアのコーヒーといえば、他の産地にはない独特のフレーバーから、世界中でのスペシャルティコーヒーファンに愛されています。
今回のロットは、そんなケニアらしいジューシーでブライトな風味が爆発しています。
カップをとったときにまず感じたのはブラックカラント(カシス)やネーブルオレンジのような明るい酸味の印象。
まさしくケニアを世界最高峰たらしめるテロワールが感じられました。
明るく派手な酸味ながらフルーツキャンディのような甘さを伴っていることで、ただ強い酸味としてではなくまさに果実のような酸として味わうことができます。
質感も素晴らしく、スムースな印象で口の中いっぱいにフレーバーを押し広げてくれるような役割を果たしていると思います。
今回のロットは、世界中のコーヒー生産者とロースターを繋ぐオンラインプラットフォーム、”TYPICA”を通じて輸入したコーヒーです。
TYPICAのサイトには、今回のコーヒーを届けてくれたケニアのエクスポーター、ロックバーン代表のピーター・ムチリ氏へのインタビューが掲載されていますので、最後にその一部をご紹介します。
“私は大学で会計を学び、銀行やコンサルティング・ファームで働いた後、2012年に妻とロックバーンを設立しました。
なぜコーヒーの仕事を始めたかと言うと、それが祖父との約束だからです。
祖父はとても情熱的なコーヒー生産者でした。
私は村を出る時、ケニアのコーヒー産業を変革することを祖父と約束しました。
祖父は2008年に88歳でなくなりました。今生きていたらちょうど100歳ですね。
私はコーヒー農家の生まれなので、コーヒーを生産する難しさを理解しています。
その実感を原動力に、私はマーケットの革命的なゲームチェンジャーになろうとしています。
私の言う革命とは、ロースターと生産者をつなげること、Win-Winの関係を築くことです。
それはとても難しく骨の折れる仕事です。
なぜかと言うと、多国籍企業の中に反対派が存在するからです。
彼らはダイレクトビジネスモデルを推進すると、生産者が(現状の不公平性に)気付いてしまう、賢くなってしまうと考えています。
そして生産者の利幅が大きくなることを危惧しています。
多国籍企業は透明性を欠如させることによって大きな利益を得ています。
だから、多くの反対派が存在するのです。
私はロースターや一緒に働く人たちに、少しずつ私の考えを浸透させています。
革命を起こすには、賢くある必要があります。
価値が無いもののために死んではいけない。
やるべきこと、やらないことを理解しなければならない。
ただ前に進めばいいわけではないですから。”
BEANS DATE
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【プロデューサー】ロックバーン
【精製所】マガンジョ
【地域】ニエリ
【標高】1,800m
【品種】SL28,Batian,SL34
【生産処理】ウォッシュド
Peru/Hilder Soncco Toledo(ペルー/ヒルダー・ソンコ・トレド)
カップをとったときにまず感じたのはさくらんぼのような風味。
カッピングの用語で言うと”チェリー”と表現されることが多いですが、それよりもむしろ日本のさくらんぼのような柔らかいフルーティな甘さを感じたので、あえて”さくらんぼ”とさせていただきました。
このコーヒーが作られたのはペルー南部・サンディア渓谷。
ここはボリビア国境付近、アルパカの暮らす標高4,700mのアンデス山脈の峠を越えた、アマゾン川の源流域に位置する小さなコーヒー生産エリアです。 首都リマから遠く離れ、車はおろかバイクも通れない山道の先に点在する農家。
近代化から取り残されたようなサンディア渓谷は、実はペルーで最もポテンシャルの高いコーヒー産地として、以前より注目されてきた産地です。
さかのぼること2009年、ニューヨークで行われた世界各国のトップスペシャルティコーヒーの品評会で2位を獲得したペルーのコーヒーがありました。
フローラルな香りはあのパナマのゲイシャのようで審査員たちを驚かせました。
それがこのサンディア渓谷のコーヒーだったのです。
そんな秘境から届いた今回の超マイクロロット。
生産者のヒルダー・ソンコ・トレド氏は15年コーヒー生産に携わっていて、妻と2人で農園を運営しています。
農園内に生息する動植物、土壌、森林、水資源を保全し、持続可能な農法を実践。
栽培品種はブルボン種とカトゥーラ種を育てています。
収穫期には完熟したチェリーのみを収穫し、発酵や乾燥においても適切な方法でとても丁寧な仕事をしています。
BEANS DATE
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【生産者】ヒルダー・ソンコ・トレド氏
【地域】プノ県イナンバリ、ベレン
【標高】1,700m
【品種】ブルボン、カトゥーラ
【生産処理】フーリーウォッシュド
意外と簡単!急冷式アイスコーヒーの淹れ方
アイスコーヒーの淹れ方は大きく分けて2種類、水出しと急冷式とがあります。
挽いた粉を長時間水に漬け込む水出しでは、余計な雑味や渋みを抽出せず、すっきりした飲み口のコーヒーが出来上がります。
対して急冷式アイスコーヒーは、氷に向かって濃く抽出したコーヒーを落とし、その名の通り急いで冷やして作る方法。
水出しに比べてお湯を使って淹れる分、コーヒーのもつフレーバーや酸味をより明るく明瞭に取り出すことができます。
前回6月9日にお届けしたBDSマガジンでは、美味しい水出しコーヒーの淹れ方をご紹介しましたが、今回は、ご家庭でも簡単に真似できる、美味しい急冷式アイスコーヒーの淹れ方をご紹介致します!
用意するもの
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コーヒー粉:27g(中細挽き)
お湯:200g
氷:150g程度
ドリッパー、ケトル、サーバーなど
淹れ方はとっても簡単、用意したお湯を4〜5回に分けて注いでいくだけです。
1回目の注ぎは蒸らしを行うため、粉全体が濡れるよう注いだあと45秒程度時間をとります。
あとは、少量回し入れては数秒待ってを繰り返し、だいたい2分を目安に注ぎ切ってお湯が落ちきるのを待ちます。
落ち切ったら氷を溶かしながらかき混ぜ、コーヒーがよく冷えたら完成です
ポイントは、ホットコーヒーを淹れるときよりも少しだけ細かめの挽き目にすること。
そうすることでしっかりと濃いめのコーヒーが抽出でき、氷を溶かして薄まっても風味豊かに楽しむことができます。
コーヒー粉とお湯の比率は、だいたい1:8から1:10くらい。
比率を大きく変えなければ、分量は調節してもらってもOKです。
急冷式のいいところは、風味豊かなアイスコーヒーが楽しめるのはもちろん、出来上がるのに一晩かかる水出しと比べて、飲みたいときにすぐ作れるところ。
抽出レシピもシンプルで、意外と簡単に淹れられると思った方も多いのではないでしょうか。
今年の夏は水出しと急冷式、いろいろな淹れ方でアイスコーヒーを楽しんでみてくださいね!
それでは良いコーヒーライフを!
次回発送予定
BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 7月14日(水)予定
毎月1〜2回お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けするコーヒー豆の定期便。
THE COFFEESHOPが直接ホンジュラスで買い付けた、日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪
WRITER
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THE COFFEESHOP
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