6月9日発送のコーヒー定期便はエチオピアとニカラグア!BDS MAGAZINE vol.181

2021.06.09
SHERE

多種多様なコーヒーの違いとその個性、そしてなによりそのコーヒーの美味しさに夢中になれる、そんなコーヒー体験を毎月お届けする、コーヒー豆の定期便”Beans Delivery Service“(BDS)。

6月9日発送の2種類のコーヒーについてお知らせいたします!

ごあいさつ

こんにちは!

2021年6月9日発送のBEANS DELIVERY SERVICE MAGAZINEです!

前回のBDSマガジンでもお伝えしたとおり、THE COFFEESHOP渾身のサマースイーツ、コーヒーゼリーの予約を開始しました!

早くも大変多くの方にお申し込みいただき、本当にありがとうございます!

今年のコーヒーゼリーは、深煎りベースと浅煎りベースの2種類をセットにしました。

どちらもスペシャルティコーヒーの美味しさを存分に味わえる自信作です!

贈り物にもご自宅用にも、ぜひ一度お試しくださいね。

それでは、BDS MAGAZINE6月9日号、スタートです!

Ethiopia/Konga Washed(エチオピア/コンガ・ウォッシュド)

エチピア南部のイルガチェフェは、もはやエチオピアNo.1の産地として、また世界的にも特に際立つキャラクターのある高品質なコーヒーの産地として、世界中のスペシャルティコーヒーファンから愛されています。

その秘密は、大地溝帯の豊かな土壌、2,000m近い標高がもたらす昼夜の激しい寒暖の差が、コーヒー栽培にとても適しているからです。

今回ご紹介のコーヒーはイルガチェフェコーヒー生産者組合連合(YCFCU)傘下のコンガ農協のロット。

この農協のコーヒーはこれまでも何度か買い付けてきましたが、イルガチェフェ地区の中でも特に素晴らしい豆を生産する農協です。

エチオピア産のコーヒーは欠点豆の少なさによってグレード分けされていますが、今回のロットはもっとも高いランクのG-1というグレードです。

極めて透明感があり、ジメジメとしたいまの季節にぴったりの爽やかさがあり、まさしく”エチオピアンフレーバー”と呼ぶにふさわしい華やかな香りがあります。

口に入れた瞬間、レモンや紅茶のようなすっきりした印象があり、飲み込んだあとに鼻に抜けるフレーバーはまるでキンモクセイのようなフローラルさ。

ナチュラルに比べるとフレーバーの複雑さに欠けるとされるウォッシュドですが、今回のロットはそれに負けるとも劣らないコンプレックスな風味を持っています。

恵まれた地理的条件と、それを最大限活かす丁寧な生産処理。

そのどちらが欠けても実現しない、素晴らしい品質のコーヒーです。

どうぞごゆっくりお楽しみください!

BEANS DATE

【農協】イルガチェフェコーヒー生産者組合連合、コンガ農協

【地域】イルガチェフェ

【標高】1,800〜2,350m

【品種】エチオピア原種

【生産処理】ウォッシュド

Nicaragua/La Fuente(ニカラグア/ラ・フエンテ)

ラ・フエンテ農園はニカラグア北部ヒノテガ県に位置し、サビノ氏と彼の妻マリア氏が生産に取り組んでいます。

サビノ氏の家族はクリスチャンで5人の息子がおり、父ホセ氏からコーヒー農園を受け継ぎました。

サビノ氏は父親の農園と農法を受け継ぎ、「父の遺産である農園を更に発展させたい」と語ります。

洋梨やリンゴを思わせる瑞々しいラ・フエテ農園のコーヒーは、正に彼らの努力の結晶といえます。

妻マリア氏はキッチンで栄養たっぷりのスープをサビノと子供達のために作り、サビノ氏は自宅の周りの土地でコーヒーと野菜を生産し、2頭の雄牛に鍬を引かせて農園を耕す、そんな二人の精力的な日々の営みによってこのコーヒーは作り上げられました。

サビノ氏がコーヒー生産で最も注力しているのは、「高いスコアのマイクロットを一貫して生産すること」です。

そのために、ドライングテーブルを多く所持し、より多くのコーヒー木を植え、新しい技術や効率的な栽培方法の取得にも意欲的です。

「ラ・フエンテ農園はこのエリアの中でも最も標高が高く気象条件に恵まれているので、収穫量が増えればより多くのスタッフを雇うことが可能となり、農園を拡大していける」とサビノ氏は語ってくれました。

洋梨のようなアロマ、リンゴのような酸質、レモングラスのようなフレーバーと、どれをとっても爽やか!というのが第一印象。

シトラス系のアシディティとは違い、甘く丸みをもったリンゴ系の酸は、「Malic(マリック)」というカップコメントで呼ばれますが、それを説明するのにもってこいなコーヒーです。

この繊細な風味を余すところなく取り出すには、普段よりも抽出に使うお湯の温度を高めに設定するのがオススメ。

ハンドドリップする際には、蒸らしのタイミングで攪拌してみるのも良いかもしれません。

ぜひ色々な抽出方法でお楽しみください!

BEANS DATE

【農園名】ラ・フエンテ

【農園主】サビノ・ジーサス氏、マリア氏

【地域】ヒノテガ

【標高】1,400m

【品種】カトゥアイ、カトゥーラ

【生産処理】ウォッシュド

夏の定番!水出しコーヒーの作り方

暑い夏のコーヒーの楽しみ方といえばすっかりした飲み口が美味しい水出しアイスコーヒーですよね。

夏の定番として定着してきた水出しコーヒー、ご自宅で楽しまれている方も多いのではないでしょうか?

今回は本格的なサマーシーズンに向けて、美味しい水出しコーヒーの作り方をタイプ別におさらいしてみましょう!

1. 水出しパックで作る

まずはいたってシンプルな水出しパックを使った作り方。

基本的には、容器に水出しパックを入れ規定量の水を注ぐだけでOKです。

あとは冷蔵庫で8〜10時間、常温なら6〜8時間程度置いておけば、美味しい水出しアイスコーヒーが作れます。

美味しく作るコツは、パックをしっかりと水に漬けること。

容器に先に水を入れて上からパックを入れると、水にパックが浮いてしまってうまく浸からずに抽出不足になる場合があります。

容器のサイズを調整したり、スプーンなどでパックをしっかり水に浸すと失敗なく作れますよ!

また、浸け置きするときには常温で置いておくのもオススメ。

よりコーヒーの甘さや質感が出て、リッチな味わいの水出しコーヒーに仕上がります!

2. 水出し用ボトルで作る

さまざまなキッチン・コーヒーツールメーカーからはフィルターが一体型になったボトルやピッチャーが発売していますよね。

不織布のパックを使わず、自分の好きなコーヒー豆で水出しが作れるのでいろいろな味わいを楽しみたい方にオススメです。

こちらも基本的な作り方はシンプルで、フィルターに挽き豆をセットしてあとは水に漬け込むだけ。

水出しパックと違うのは挽き目の調節で遊べる点。

細かく挽けばより甘さ・質感重視に、粗く挽けばよりすっきりとした味わいになります。

ただ、細かく挽きすぎると液体に粉が入りやすくなってしまうので、注意しましょう。

3. 氷出しで作る

ここからはちょっと変わった楽しみ方。

水ではなく、氷を使って抽出するやり方です。

お使いのドリッパーにペーパーフィルターをセットし、中挽き〜中細挽き程度の粉を入れ、その上に氷を乗せて室温で置いておきます。

すると、溶けた氷が粉の層を通って下に落ち、水出しコーヒーが出来上がる、という仕組みです。

粉:氷の比率は1:7〜8程度、ドリッパーの上に氷が乗り切らないときには後から氷を足してもOK。

ハリオV60の03サイズなどあればより作りやすいかもしれませんね。

氷出しコーヒーの抽出は、滴下式の水出しに似ています。

ポタポタと水を少しずつ垂らすことで抽出する滴下式は専用の器具が必要になりますが、氷出しならば普段使っているドリッパーで作れるので気軽に試すことができます。

通常の水出しに比べて、さらに低い温度でゆっくりと抽出が進むので、口当たりがより滑らかに、リッチなタクタイルを楽しむことができます。

4. ミルクを使って作る

最後はさらに番外編。

冷たい牛乳を使って作る水出し(ミルク出し?)コーヒーです。

こちらも作り方はいたって簡単。上記のレシピで、水の代わりにミルクを使って抽出するだけ。

容器に水出しパックを入れ、上から規定量のミルクを注ぎ、冷蔵庫で8〜10時間程度漬け込みすれば完成です。

(もちろん、常温での浸け置きはNGですよ!)

ミルクでちゃんと味が出るの?と思われるかもしれませんが、意外や意外、しっかりとコーヒーの風味が溶け込んだ美味しいミルクコーヒーが作れるんです。

アイスコーヒーとミルクを混ぜて作るカフェオレに比べて、濃厚なミルク感とふわっと香るコーヒーのフレーバーが広がり、とても贅沢な味わいになります。

牛乳の代わりに豆乳やオーツミルクなどでもOKなので、その違いを味わうのも楽しそう。

深煎りはもちろん、浅煎りのコーヒーでもフレーバー豊かに美味しく作れますので、みなさんもぜひ試してみてください!

今回ご紹介した以外にも、フレンチプレスを使った作り方や水に直接粉を漬け込んでフィルターで濾す方法など、いろいろな抽出で楽しめる水出しアイスコーヒー。

今年の夏もまた一段と暑くなりそうですので、美味しい水出しコーヒーで爽やかに乗り切りましょう!

それでは良いコーヒーライフを!

次回発送予定

BEANS DELIVERY SERVICE 次回発送→ 6月23日(水)予定

毎月1〜2回お届け!とっても便利で美味しいスペシャルティコーヒーをお届けするコーヒー豆の定期便。

THE COFFEESHOPが直接ホンジュラスで買い付けた、日本初上陸のコーヒー豆など、よりマニアックな内容を楽しむことができますよ♪

WRITER

THE COFFEESHOP

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